中でも目を引いたのはサウンドオーサリングツール「ADX 2」とムービー再生システム「Sofdec 2」のWii U対応バージョンです。どちらもPS3/Xbox360など既存のプラットフォーム向けに提供されているものと同等の機能が提供され、例えば「ADX 2」ではテレビのスピーカーからの出力だけでなく、Wii Uゲームパッドからの出力に対応するなどの個別対応も図られているそうです。
ブースでは「Sofdec 2」を用いたサンプル映像の上映が行われ、注目を集めていました。残念ながら表からWii Uの実機は見えないようになっていましたが、紛れもなくリアルタイムで実機で再生されているものだとのこと。
Wii U向けの製品は既に国内外のWii Uのデベロッパーに提供済みだとのこと。
また、力を入れているモバイル向けの製品では「Sofdec 2」のデモが展示されていました。これはiPad向けゲームのタイトル画面などを想定して、バックグラウンドの背景に「Sofdec 2」で再生したムービーを利用するというもの。純粋に演出としての使い方ですが、静止画と動画では印象が大きく変わります。コンテンツは次第にリッチ化していきますので、こういう工夫も今後は求められるかもしれません。
CRI・ミドルウェアではこれらサウンド、ムービー、そしてファイル管理のミドルウェアをゲームエンジン「Unity」に対応したバージョンも提供中。「Unity」の利用者の増加は目覚しいものがありますが、それに伴い、これらの製品に関する問い合わせも増加しているようです。
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