「CRI ADX2」は、ゲームならではのサウンド演出を手軽に実現する、便利な機能を数多く搭載したサウンド開発ツール。「ADX2 LE」はその無償版となります。
「ADX2 LE」にも、最先端のゲームサウンド制作現場でのニーズやノウハウが反映されており、高度なサウンド演出から細かい音の調整までが可能。さらにゲームエンジン「Unity Pro」にも対応しており、制作したサウンドを、iOS、Android、PC向けのゲーム・アプリに組込むことが可能です。WAVフォーマットでの保存にも対応しているため、ゲーム以外の用途でも利用できるとのことです。
「ADX2 LE」は、高圧縮・高音質・低負荷な独自のサウンドコーデックを搭載。48kHzのステレオ音楽を最大1/16まで圧縮し、また、同等の圧縮率を持つコーデック(MP3、AACなど)と比べて、複数音同時再生でも低いCPU負荷となっています。また、リバーブやエコー、バランス調整に便利なサイドチェイン付きコンプレッサ、特殊な声を作れるピッチシフタ、遮へい物の演出ができるフィルタなど、多彩なエフェクトやフィルタも搭載しています。
ゲーム開発に特化した機能では、プログラム側でシンプルに名前やIDをコントロールするだけで、音を変化させることができるため、足音のランダム再生や乗り物のエンジン音のように変化のある音、また、ゲームの状況に応じて変化するインタラクティブミュージックの構築などが、手軽に実現できます。これらツールは、グラフィカルなインターフェイスで操作可能です。
「ADX2 LE」は、日本国内での個人/インディーズによるゲーム・アプリの開発、配信、各種音素材の制作、企業・団体での「ADX2」の評価・プロトタイプ作成に限り利用可能です。なおCRIでは定期的に「ADX2 LE」の無料ワークショップも開催する予定とのことです。
関連リンク
編集部おすすめの記事
特集
ゲームビジネス アクセスランキング
-
9割がお蔵入りする個人制作ゲーム、完成させる秘訣は - IGDA日本SIG-Indie研究会レポート
-
【Autodesk×Unity】マトリックスが自社ブランドに挑戦~Androidの『Ragdoll』
-
「日本と海外におけるゲーマーにとってのリージョン制限」・・・イバイ・アメストイ「ゲームウォーズ 海外VS日本」第22回
-
【GDC 2013】ディズニー&ピクサーのヒットタイトルに見られるストーリーの黄金律とは? 現役クリエイターがあかす方程式
-
【レポート】紳士ゲー『ぎゃる☆がんVR』ついにお披露目!窓に挟まった美少女を後ろから覗いてみた
-
USJのVRジェットコースター「XRライド」がヤバ過ぎる…レールのない空間を走り、前振りなく急落下する