『NBAストリートオンライン』をリリースするEA(エレクトロニック・アーツ)は、カジュアルなスポーツゲームを扱うブランド「freestyle」(フリースタイル)を設立すると発表しました。日本でも発売されるボクシングゲーム『フェイスブレイカー(仮)』を、最初のタイトルとすることが決定しています。
これに激怒したのが『Free Style』(フリースタイル)をリリースするJC Entertainment。それというのも、同社は「Free Style」をスポーツゲームとしてブランド化し、新作のバスケゲーム『Free Style 2nd Street』『Free Style3』とサッカーゲーム『Free Style Football』をあわせてポータルサイトを開設するという計画があるからです。
バスケゲーム『Free Style』が独占的な地位を占めている間に、新作とポータルサイトで「Free Style」というブランドイメージを固めようとしていたところに、巨大資本であるEAが同名のカジュアルスポーツゲームブランドを立ち上げるということで、危機感を募らせるのも仕方のないところ。同社はユ・インチョン文化体育観光部長官に協力を要請、状況次第ではEAを提訴することも辞さない構えを見せています。
斬新なアイデアと一本のヒット作で一気にのし上がれるのがゲーム界といわれていますが、そこに巨大資本がぶつかってきた場合にどうなるのか。他の業界と同様の力の論理がはたらき、資本の大きなところが勝つのか。それとも本当にアイデアの力だけで資本の力を覆すことができるのか。ゲームは「産業」となったのか否か、これは実に興味深いテーマといえるでしょう。
ただ、「freestyle」自体は一般的な単語であり、EAコリアも「freestyle」の名称はJC Entertainmentを意識したものではないと主張しているため、この争いが法廷に持ち込まれるかどうかは現時点では不明。できれば、ゲームのできばえだけで勝負が付くことを望みたいところではあります。
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