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『どきどきポヤッチオ』本日9月10日で20周年─“パンの配達”と“ひと夏の恋”に少年は大忙し! notスローライフは眩しく刺激的

自然豊かな村などを舞台に、作物や動物を育てたり、住民とのコミュニケーションを楽しむ。『牧場物語』や『どうぶつの森』のような、その土地での暮らしを楽しむゲームは、昔も今も根強い人気を集めています。

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自然豊かな村などを舞台に、作物や動物を育てたり、住民とのコミュニケーションを楽しむ。『牧場物語』や『どうぶつの森』のような、その土地での暮らしを楽しむゲームは、昔も今も根強い人気を集めています。

正確なジャンルはゲームごとに様々ですが、「スローライフ」と称されることも少なくありません。上記の2作は、現在も続くシリーズ展開を果たしていますし、意欲的な新作も登場するなど、のどかな日々の生活をイキイキと描く「スローライフ」は、魅力的なカテゴリーとしてすっかり定着しています。

そして、「村での生活」「住民との交流」などのポイントを押さえ、“夏休みに一ヶ月だけ村にやってきた少年”という立場でこのシチュエーションを味わえる『どきどきポヤッチオ』が、本日(2018年9月10日)からちょうど20年前となる1998年9月10日に、プレイステーションソフトとして登場しました。

当時はまだ「スローライフ」という言葉が定着していませんでしたが、切り口を見てみると、かなり近しいように感じる方も少なくないのでは。もちろん、「村でのひととき」を魅力的に描いた作品であることは間違い在りません。が、実は「スローライフ」とはむしろ真逆な面もある、意外な作品でもあるのです。

そこで今回は、『どきどきポヤッチオ』20周年を祝い、本作の特徴や見逃せないポイントなどを振り返ってみたいと思います。

◆ジャンルは「RPG」! しかし、敵はおらずレベルアップもなし!



「スローライフ」系ゲームは、農作物の管理や動物の育成を行うものもあり、そういったタイトルはジャンルをSLGと表記することも多々あります。また、住民とのやり取りが主題の場合は、コミュニケーションを掲げることも。

そして、本作『どきどきポヤッチオ』のジャンルは、“アクティブコミュニケーションゲーム”として登場。また、現在公開されているプレイステーションのソフトウェアラインナップ上では、「RPG」と記されています。

本作の主人公である少年は、舞台となる村で様々なひとときを過ごすことができます。時には、ダンジョンのような場所におもむき、冒険するといったシチュエーションを味わうことも。とはいえ、そこに“敵”は存在せず、バトルが発生することもありません。あくまで、(少年にとっての)未知の世界に踏み込むという“冒険”が味わえるのみです。

バトルもしない、レベルアップもしないのなら、なぜ「RPG」なのかと疑問に思う方もいることでしょう。これは、いわゆるコンピュータゲームで主軸となっている「経験値を稼いで強くなる」という意味のRPGではなく、「役割を演じる=ロールプレイングゲーム(RPG)」という元来の意味を汲んだものと思われます。

夏休みという期間限定で、25人の村人がリアルタイムに生活をしている村に訪れた少年。そこには、同年代の子供達との新たな出会いや、共に過ごす輝かしい日々が待ち受けています。このひとときを、“少年”という役割を担ったプレイヤーが毎日を過ごす──それこそが、『どきどきポヤッチオ』が提供する“遊び”と“楽しさ”なのです。

◆「スローライフ」とはほど遠い! 少年の毎日は刺激的でスケジュールいっぱい



本作が、いわゆる「スローライフ」とは異なる点はいくつかあり、まずは村人たちの行動がリアルタイムに変化していく点にあります。村人はそれぞれスケジュールがあり、時間の経過と共に居場所や反応が異なります。

少年との関係性によりイベントなどが発生する場合もありますが、上記の通り彼らはそれぞれの予定で動いているため、好感度を稼ぐために狙ってる相手を探して村中を捜し回ることもしばしば。ゲーム開始直後から、「気になる相手に振り回される」という状況になることもあります。

とはいえ、捜索を繰り返すことで、村人の行動やスケジュールを少しずつ把握できるようになります。そうなると、個々人の個性なども見えてきて、愛着などもより感じるため、なかなか絶妙な作りと言えます。また、イベント自体の発生はさほど難しくなく、何気なく日々を過ごしているだけで様々なイベントが発生します。プレイするたびに新たな発見があるので、繰り返しのプレイも刺激的でした。

しかもイベントの中には、村に住む女の子たちと仲良くなれるものも数多くあり、“甘酸っぱい、ひと夏の恋”を味わうこともできます。パッケージも飾った魔法使いの卵「ルフィー」や、ボーイッシュな「マリン」、機械いじりに没頭している「チェイン」など、いずれも愛らしく魅力的な女の子たちが登場し、プレイヤーの行動次第で仲良くなることができます。


新しい場所で、新たに出会う、可愛い女の子と過ごすひと夏。まさに“ボーイミーツガール”なシチュエーションは、誰もが心をときめかすことでしょう。しっかりと個別エンディングが用意されているのも、見逃せない嬉しいポイントです。

ちなみに村人の捜索は、気になる相手だけでなく、ほとんどの村人に対して行うことになります。それが、「スローライフ」と異なるもうひとつの理由──“パンの配達”です。

主人公の少年は、人手が足りなくて困ってるマリアさんのパン屋を手伝うために、この村に訪れます。そして、“お手伝い”として少年が行うのは、パンの配達。毎日、様々な村人たちに、パンを配って回らないといけません。ちなみに、配達をしないことも可能ですが、マリアさんにがっつり怒られます。

前述の通り、村人たちは自身のスケジュールで行動・移動しているため、彼らの動きを把握するまでは村中を右往左往することに。パン屋のお手伝いは配達だけなので、終わってしまえば後は自由時間。夏休みを堪能するため、手早く配達を終わらせたいところですが、この日々のノルマはなかなか手強め。一回ごとの配達量が多すぎるわけではありませんが、毎日のことなので、なかなか目まぐるしい日々を送ることに。

これまでにない刺激に満ちた村での生活。住人とのコミュニケーションとパン屋の配達で、遊びと仕事に忙しい少年の日々は、「スローライフ」とはまるで異なる充実感に満ちています。

◆発売日も心憎い『どきどきポヤッチオ』



配達とリアルタイムに行動する村人コミュニケーションの2本柱で、忙しくも充実したひとときを堪能できる『どきどきポヤッチオ』。本作の魅力は、中心となるその軸だけでなく、このほかにも多種多彩にあります。主題歌だけなく、ユニークな作中歌があるのも特徴のひとつ。中には「はたらけはたらけ~馬車馬のように ピシッピシッピシッ!」など、衝撃的な歌詞もあるので、是非実際にプレイして聞いて欲しいところです。

そんな本作が発売されたのは、20年前の9月10日。夏休み終了直後でした。じっくり遊べる長期休暇の間に出て欲しかった方も当時いたことと思いますが、筆者個人はなかなか絶妙な時期だったのではと感じました。

眩しい夏のひとときを堪能できる『どきどきポヤッチオ』。しかし、少年少女の夏が忙しいのは、本作がゲーム内でも示している通り。実際、子供たちの夏は何かと忙しいものです。8月に発売されても、夏の日々とプレイの両立は難しかったかもしれません。


そして、夏が終わった後には、夏への心残りも積もるもの。そんな未練を感じると共に、時間的に余裕が出来た9月。そこに、夏をもう一度味わえる『どきどきポヤッチオ』は、実にクリティカルなタイミングだったとも言えます。

名残惜しい夏の日々を、ゲームでもう一度味わう。しかも、胸をときめかす少女たちとの出会いも待っているなんて、贅沢過ぎます。過ぎ去りし夏を振り返るには、まさに絶好の作品でした。

ちなみに『どきどきポヤッチオ』は、移植やリメイクなどはなく、オリジナル版以外でのプレイ環境はゼロという状況が続いていました。しかし、2016年4月に、ゲームアーカイブス版が登場。今は、PS3やPSP、PS Vitaで気軽に遊ぶことができます。お手伝いや遊びに大忙しだからこそ、濃密な日々が楽しい『どきどきポヤッチオ』。体験済みの方も、未プレイの人も、どこか懐かしく刺激的な“夏”を、この9月に振り返ってみてはいかがでしょうか。

(C)1998 KING RECORD Co.,Ltd./c2016 Studio Saizensen Co.,Ltd.


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