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【そそれぽ】第65回:タイミング判定という常識を壊す挑戦的音ゲー『マンションパーカッション』をプレイしたよ!

任天堂 3DS

上下左右から騒音が・・・ストレスを「壁ドン」でつぶせばやがてリズムに!
  • 上下左右から騒音が・・・ストレスを「壁ドン」でつぶせばやがてリズムに!
  • 大声をあげてストレス発散。上手く使えばよりスッキリできます
  • いろんな部屋が用意されています。ちょっぴりセクシーなシチューエションも?
  • これもマンションのひと部屋。音楽の雰囲気もテクノ!
  • 音楽のための部屋もあったりします
  • 『ひゅ~ストン』の部屋ではちゃんと落下していきます
  • 『タケヤリマン』の部屋では「壁ドン」というか「壁グサッ」
  • 収録されている部屋は最初から全部セレクト可能という自由っぷり
インサイドをご覧の皆さま、こんにちは。そそそこと津久井箇人です。皆さんのゲームライフを充実させるゲームプレイレポート、第65回を迎えました【そそれぽ】のお時間です。

季節の変わり目。日中の気温の変化を上手く予測できず外に出たら暑かったり寒かったりする日々が続いています。早く上着なしで身軽に出歩ける季節になってほしい今日この頃。それでもバッグに入れて持ち歩きたい携帯ゲーム機だったりします。矛盾。

というわけで、今回プレイするのはポイソフトのニンテンドー3DSダウンロードソフト『マンションパーカッション』です。

【そそれぽ】の歴史はポイソフトとともにあり。過去3DSでは『ひゅ~ストン』『タケヤリマン』『夜の魔人といくさの国』、Wiiでは『王だぁ!』を取り上げてきました。そして、本作はまさかの音楽ゲームです。ポイソフトが音楽ゲーム!?という驚愕の気持ちを抑えながら、早速プレイしていきましょう。


■いきなり選べる7ステージ
とにかくシンプルで明快な本作。いきなり収録されている全てのステージ(部屋)を選べるのもまたポイソフトらしいです。部屋によって曲調や長さは異なるものの、難易度に大きな差はなく、好きな雰囲気の部屋を選べばOK。迷ったら順番にというのが筆者のポリシーなので、筆者は部屋の順番通りにプレイしていきました。


■シンプル操作
部屋の壁の方向(上下左右)に対応したABXYボタンの「壁ドン」と、LorRボタンの「大声」のみ。ボタン操作以外に下画面タッチにも対応しているので、かなり直感的です。壁に現れた「ストレス玉」を「壁ドン」でどんどん潰していき、部屋に何もないタイミングで「大声」が基本パターンになると思います。

上下左右に同じ数「ストレス玉」があるときに大声をあげることで発生する「フラットボイス」は高等テクニック。そういうテクニックが使えなくても特に問題ないのが本作のすごいところだったりもします(笑)。


■ポイソフトファン感涙の「ひゅ~ストン」「タケヤリマン」部屋
初期3DSダウンロードソフトを支えた名作「ひゅ~ストン」と「タケヤリマン」をモチーフにした部屋が収録されています。音楽ももちろんそれらのタイトルからのアレンジミュージック。「ひゅ~ストン」の部屋なんか、完全に井戸の中を落ちていくテイです(笑)。マンションの設定とか部屋の設定とか、細けぇこたぁどうでもいいんです。ポイソフトファンの方はこの2ステージを全力で楽しみましょう。


■音楽とボイスのハマり方
t.Komine氏が作り出すノリの良い音楽や転少女(ころすけ)さんのボイスがゲーム全体の雰囲気をすごく良い感じにまとめあげています。音楽全体にポップな雰囲気が漂い、そこに乗る転少女さんのボイスが心地良く、壁ドンや大声のタイミングがハマればハマるほどボイスが合いの手のようになり、ゲーム自体を上手くプレイできている感覚になれます。


■自由へのこだわり
既存のリズムアクションゲームの常識は、いかにボタンをタイミング良く正確に押したかによってスコアが判定されていき、例えばコンボのようなものがあって、高いスコアでステージクリアを目指すものなのですが、本作ではそもそもクリアするという概念さえも曖昧で、極端に言えばボタンを一度も押さなくてもステージを最後まで楽しむことができてしまうわけです。

決められた楽譜通りに、機械的にボタンを押すことが本当の「リズム」なのか?それは音楽として、ゲームとして「面白い」のか?という、ある種の「挑戦」みたいなものを感じると書いたらやや大袈裟なのですが(笑)。本作のゲームシステムには、そういったこれまでの「音ゲー」の常識を覆す可能性も秘めていると感じました。とりあえず壁を叩くだけでも、それは立派に「音楽」になり得る。音楽は、ゲームは、もっと自由で良いんだ!ということを再確認させてくれた気がします。はい、やっぱり少し大袈裟です(笑)。


■手応え・爽快感がもの足りない
上記の通り、「ストレス玉」を潰すための「壁ドン」のタイミングはプレイヤー次第のフリーなのが本作の醍醐味なので、その分の「判定」は非常にぼんやりしています。そこまでは良いのですが、隣室の騒音への抗議の「壁ドン」にしては、「ストレス玉」をプチプチと潰していく地味で作業的な印象で、「うるせーぞ(ドンドン!)」が許されるゲームならではの派手さ、開放感がもうひとつ感じられませんでした。

例えば「ストレス玉」を連続で潰したときに派手なエフェクトが出たり、画面全体が揺れたりといった、「手応え」や「爽快感」を得られる大きめな演出があったら、より思いっきりストレスを発散できたかもしれないかと思いました。


■称号が同じものになりやすい
ステージクリア時に表示される称号ですが、けっこう判定がザックリしているのか、筆者がプレイした場合はどのステージでも大体同じ称号になってしまいました。プレイスタイルを反映して表示しているのだと思われるのですが、いろいろ称号を出すためには「わざと本来の自分とは違ったプレイ」が必要そうなので、もう少し細かなところで判定して、勝手にいろいろな称号が出てほしいかなと感じました。また、せっかくの「称号」なので、それを集めるような楽しみ(やり込み要素)があっても良いのかなとも思いました。


■総評:これは自由を求めて美しく「壁ドン」するゲーム
まず「音ゲー」だと思ってプレイすると拍子抜けするのでご注意。本作はあくまで「音のゲーム」なだけで、タイトなタイミングを極限まで覚えて極めていく類の「音ゲー」ではありません。ゲームオーバーがないので、難易度の感じ方は人それぞれ。プレイするだけなら本当に誰でもできる内容になっています。

その中で、高いスコアを出すためのコツを探ったり、リズムに乗ったカッコイイプレイを決めたり、自分なりの楽しみ方を探すのが本作の醍醐味。逆に言うと、自分なりの楽しみ方を見つけないと、とにかく自由でシンプルで、何をすればいいかわからないし、何をしてもクリアできるゲームになってしまいます。まずは自分なりに、リズムに乗った「壁ドン」で「ストレス玉」を漏れなく潰すことを目標にしてみてはいかがでしょうか。

【こんな人にオススメ】
・音ゲーが苦手な人
・可愛くてポップな雰囲気のゲームが好きな人
・譜面通りにプレイする音ゲーの常識から逸脱した音ゲーをプレイしてみたい人

音楽やボイスが作り出す全体の雰囲気がとにかくポップで素晴らしいです。その分、せっかくストレスフリーなんだから、もっとド派手に「壁ドン」したかったなぁと思いました。開発者インタビューにてポイソフトの石川氏いわく、続編の構想もあるとかないとか。続編が出たら、ぜひもっとド派手に「壁ドン」をさせてください!!


【そそれぽ】第65回、いかがでしたでしょうか?年度末ということで、プレイしたいゲームが溜まってきております。なんとか積みゲーを生み出さずに乗り越えたいと思います!次回もどうぞお楽しみに!


『マンションパーカッション』は、好評配信中で価格は500円(税込)です。

(C)2013 POISOFT


■筆者プロフィール
津久井箇人 (つくいかずひと) a.k.a. そそそ
愛内里菜らに楽曲提供をし、VOCALOID音楽のクリエイターとしても有名な作・編曲家。ゲームを紹介するブログ記事が評価され、2011年からINSIDEでライター活動を開始。レトロゲームから最新ゲーム、戦略SLGから格ゲーまで、幅広いジャンルのゲームをプレイする。
Twitter:@sososo291
ブログ:sososo activity
《津久井箇人 a.k.a. そそそ》

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