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CEDEC 2012基調講演テーマ発表 ― ソラの桜井氏「あなたはなぜゲームを作るのか」など

CEDEC運営委員会は、コンピュータエンターテインメント開発者向けカンファレンス「コンピュータ・エンターテインメント・デベロッパーズ・カンファレンス 2012」(略称:CEDEC 2012)の基調講演について、講演テーマを発表しました。

ゲームビジネス その他
桜井政博氏
  • 桜井政博氏
  • 上杉裕世氏
  • 安西祐一郎氏
CEDEC運営委員会は、コンピュータエンターテインメント開発者向けカンファレンス「コンピュータ・エンターテインメント・デベロッパーズ・カンファレンス 2012」(略称:CEDEC 2012)の基調講演について、講演テーマを発表しました。

CEDEC 2012のテーマは、コンピュータエンターテインメントが持つ多様性を、自らの発展の源泉として積極的に活かしていくことを標榜する強い意思を表明した「エンターテインメント・ダイバーシティ(Entertainment Diversity)」。今年の基調講演ですが、日本学術振興会・理事長の安西 祐一郎氏、INDUTRIAL LIGHT & MAGICマットアーティストの上杉 裕世氏、有限会社ソラ・代表の桜井 政博氏の3名が講演者として登壇します。

安西祐一郎氏の講演テーマは、「メンタルシミュレーション-認知科学から見たコンピュータエンターテインメントの世界」(8月21日09:45~11:05)。コンピュータを用いて創られたエンターテインメント映像やインタラクティブシステムに、人を惹きつけるものとそうでないものがあるのはなぜか、 実世界における人間の活動とインタラクティブ・エンタテインメントシステムを使った人間の活動とはどこが違うか、 メンタルシミュレーションとは何かなど、認知科学の観点に立ってコンピュータエンターテインメントの世界を概観します。

上杉裕世氏の講演テーマは、「デジタル製作環境におけるアナログマインド」(8月22日09:45~11:05)。1989年からILMのマットアーティストとしてキャリアをスタートした上杉氏は、特撮現場の各パートがコンピュータ上で行う作業に置き換えられていく、「アナログからデジタルへの、変革の時代」に立ち会います。アナログ特撮現場の最前線を体験した後に、自ら試行錯誤や葛藤を繰り返しながらデジタル化の最前線に身を置くことができた経験を踏まえ、過去の作品例を振り返りながら、ところどころににじみでてくるかもしれない「アナログマインド」についての話を行うとのことです。

そして、桜井政博氏の講演テーマは、「あなたはなぜゲームを作るのか」(8月20日09:45~11:05)。ゲームの歴史、桜井氏が業界入りして作ってきたもの、楽しさを生むメカニズムなどを解説しつつ、「仕事」について改めて振り返るとのことです。

「CEDEC 2012」は、8月20日~22日の3日間パシフィコ横浜で開催予定です。
《冨岡晶》
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