NINTENDO POWERはスーパーファミコン及びゲームボーイのカートリッジの書き換えサービスで、ローソン店頭に設置された端末「ロッピー」にて専用カセットにゲームを書き込むことができました。サービス開始は1997年で、GB向けは99年から行われています。需要の低下から2002年にはロッピーでの書き換えは終了し、任天堂のサービス窓口のみで書き換えができるようになっていました。
このサービスの為に制作されたソフトも『平成 新・鬼ヶ島』『ファイアーエムブレム トラキア776』『ファミコン文庫 はじまりの森』などがあり高い評価を受けています。これらの作品は是非ともバーチャルコンソールで提供して欲しいところです。
ソフトの書き換えはファミコンのディスクシステムと同じ試みですが、サービス開始が既に後継機NINTENDO 64が発売された後だったこともあり、先進的ながらも奮わなかったサービスと言えそうです。しかし中古問題が言われていた時期でもあり、新しい流通チャンネルの開拓、気軽にゲームを購入できる仕組みなど、後に繋がるものも多く残せたのではないかと思います。
あとわずかで書き換えは終了してしまうということですので、カセットをお持ちの方は良いソフトがあれば残しておくと良いでしょう。
関連リンク
編集部おすすめの記事
ゲームビジネス アクセスランキング
-
9割がお蔵入りする個人制作ゲーム、完成させる秘訣は - IGDA日本SIG-Indie研究会レポート
-
「日本と海外におけるゲーマーにとってのリージョン制限」・・・イバイ・アメストイ「ゲームウォーズ 海外VS日本」第22回
-
【GDC 2013】ディズニー&ピクサーのヒットタイトルに見られるストーリーの黄金律とは? 現役クリエイターがあかす方程式
-
【レポート】紳士ゲー『ぎゃる☆がんVR』ついにお披露目!窓に挟まった美少女を後ろから覗いてみた
-
USJのVRジェットコースター「XRライド」がヤバ過ぎる…レールのない空間を走り、前振りなく急落下する
-
なぜ「アイカツ」のライブ映像は、ユーザーを魅了するのか…製作の裏側をサムライピクチャーズ谷口氏が語る
-
【CEDEC 2011】ゲームクリエイターのキャリアを考える/セガ石倉氏と専修大・藤原氏