人生にゲームをプラスするメディア

『斬撃のレギンレイヴ』本日2月11日で10周年─“斬る”楽しさは永久不変で唯一無二! 未だに代わりが見つからない面白さが「ここ」にある

Wiiソフトの中でも指折りの名作として知られている『斬撃のREGINLEIV』。10年経っても、その面白さは色褪せない・・・どころか、バリバリ現役レベルです。そんな本作の魅力を、改めて振り返ってみます。

任天堂 Wii
『斬撃のレギンレイヴ』本日2月11日で10周年─“斬る”楽しさは永久不変で唯一無二! 未だに代わりが見つからない面白さが「ここ」にある
  • 『斬撃のレギンレイヴ』本日2月11日で10周年─“斬る”楽しさは永久不変で唯一無二! 未だに代わりが見つからない面白さが「ここ」にある
  • 『斬撃のレギンレイヴ』本日2月11日で10周年─“斬る”楽しさは永久不変で唯一無二! 未だに代わりが見つからない面白さが「ここ」にある
  • 『斬撃のレギンレイヴ』本日2月11日で10周年─“斬る”楽しさは永久不変で唯一無二! 未だに代わりが見つからない面白さが「ここ」にある
  • 『斬撃のレギンレイヴ』本日2月11日で10周年─“斬る”楽しさは永久不変で唯一無二! 未だに代わりが見つからない面白さが「ここ」にある
  • 『斬撃のレギンレイヴ』本日2月11日で10周年─“斬る”楽しさは永久不変で唯一無二! 未だに代わりが見つからない面白さが「ここ」にある
  • 『斬撃のレギンレイヴ』本日2月11日で10周年─“斬る”楽しさは永久不変で唯一無二! 未だに代わりが見つからない面白さが「ここ」にある
  • 『斬撃のレギンレイヴ』本日2月11日で10周年─“斬る”楽しさは永久不変で唯一無二! 未だに代わりが見つからない面白さが「ここ」にある
  • 『斬撃のレギンレイヴ』本日2月11日で10周年─“斬る”楽しさは永久不変で唯一無二! 未だに代わりが見つからない面白さが「ここ」にある

面白いゲームと一口に言っても、そのポイントは様々。心を震わせる物語や、魅力的すぎて目が離せないキャラクターたちが登場する作品もありますし、アクションが気持ちいい、育成が楽しいといったゲーム部分に因るものも無数に存在します。

そして、面白さと万人受けは、必ずしもイコールでは結ばれません。もちろん多くのユーザーが愛する名作も数多くありますが、突き抜けた面白さを追求していくと先鋭的になることもあり、結果的に人を選ぶ作品になってしまうケースも少なくありません。

いわゆる「人を選ぶゲーム」の理由は個々によって異なりますが、例えば難易度であったり、反射神経を必要とするものが多め。ゲームシステムを深く理解したり、テクニックを身に付けた先には、非常に楽しい世界が広がっています。が、そこにたどり着けず断念する方もいます。


2010年2月11日に発売されたWiiソフト『斬撃のレギンレイヴ』も、そんな側面を持ったゲームのひとつだったように思います。ですが、本作の「人を選ぶ理由」はかなり特殊な部類でした。一定のテクニックは必要ですが難易度選択があるので、ストーリーのクリアまでならそう難しくありませんし、軸となるゲームシステムそのものも比較的シンプル。本作が人を選ぶ理由は、「コントローラのセッティング」にありました。

非常にデリケートなレベルまで細かく調整できるセッティングは、本作で味わえる「斬撃」を心地よく楽しむための欠かせない要素。しかし、ゲームプレイの楽しさを実感する前に行う作業なので、ここで躓く人が出てしまうのも分かります。

ですが本作が持つ面白さに比べれば、この壁は相対的に小さなもので、また乗り越える価値のあるものでした。だからこそ、『斬撃のレギンレイヴ』が発売されて10年が経った今も、本作の良さを強く語り継いでいきたいと、個人的に強く感じています。

本日は、『斬撃のレギンレイヴ』が10周年を迎えた記念すべき日。そこで今回は、本作の特徴を振り返り、その魅力を改めて紹介したいと思います。

『斬撃のレギンレイヴ』は、北欧神話をベースとした物語が展開し、ラグナロクによる絶望感や、人の強さを体現するようなキャラクターたちの活躍なども忘れられません。ですが、本作が持つ魅力の全てに言及すると、かなりの分量になってしまうため、今回は唯一無二とも言える素晴らしいゲーム性に注目してお届けします。

◆Wiiリモコンが剣や槍になる! 自由な斬撃が、手応えと快感を倍増させた『斬撃のレギンレイヴ』



『斬撃のレギンレイヴ』は、Wiiソフトとして登場。クラシックコントローラPROにも対応していますが、本作のタイトルにもある「斬撃」を全力で味わうには、Wiiコントローラ+ヌンチャクが最適。むしろ、本作以上にWiiコントローラの操作がピタリと当てはまるゲームは、それこそ数えるほどしかありません。それほど、Wiiコントローラとの相性が抜群なのです。

任天堂の公式サイトで公開されている「社長が訊く『斬撃のレギンレイヴ』」でも明言されている通り、本作の開発はサンドロットが担当し、また任天堂側もディレクターやプロデューサーといった形で携わりました。サンドロットと任天堂のタッグが生み出した作品、とも言えます。

ファンの方やゲーム事情に詳しい人ならば、サンドロットが『地球防衛軍』シリーズを手がけていることはご存じでしょう。画面を覆い尽くすほどの軍勢に攻め込まれ、その物量に絶望しながらも、強力な武器を駆使しながらの立ち回り、そして自身の判断力とテクニックで打破していく快感は、一度味わえば忘れられません。『地球防衛軍』シリーズで培ったこの快感が、『斬撃のレギンレイヴ』にも盛り込まれています。


しかし『地球防衛軍』と似ているのかと聞かれれば、「多数の敵を殲滅する」という共通点はあるものの、ゲームの面白さはそれぞれ別のベクトルがあり、お互いに代替できる存在ではありません。『地球防衛軍』の楽しさも独自のものですし、『斬撃のレギンレイヴ』は操作性との組み合わせも相まって、未だに「唯一無二の面白さ」があると個人的に捉えています。

『斬撃のレギンレイヴ』は、剣や大剣、ハンマーなど、多彩な武器を使って敵を撃破しますが、その攻撃の軌跡は、Wiiリモコンのポインターで決定。分かりやすく言うと、Wiiリモコンを振った動きが攻撃の軌跡そのものに。自分がゲーム画面を「斬る」と、そのまま敵への攻撃になるのです。(※クラシックコントローラPROでの操作はまた異なります)


繊細なレベルまで調整可能なセッティングは、全てはこの「斬撃」の手応えのため。Wiiリモコンが武器となり、自分のアクションがそのままゲームに反映される。この直感的でシンプルな操作は、だからこそ力強く根元的な「楽しい!」を引きずり出し、この手で直接戦っているような感覚を与えてくれました。

主人公や味方は人間サイズ(味方側に巨大な兵器などはありますが)。対する相手は、雑魚ですら数メートルあり、神話に出てくるようなスケールの巨人も続々と登場。そんな巨躯を誇る相手を、自由自在な斬撃でうち倒す! これが面白くないわけがありません。

しかも敵によっては、腕や足などの部位を個別に切断可能。部位を狙って破壊することで、腕を斬れば攻撃手段を奪えますし、足を断てば地面に伏して這いずるしかなくなります。戦略的にも意味があり、意図した攻撃が結果に反映されるのは問答無用で楽しいもの。ただ斬るだけ。されど斬るのが、とことんやみつきになる。『斬撃のレギンレイヴ』は、「遊ばないと、その面白さが伝わらない」と言われるゲームの、まさに代表的な作品でした。


ちなみに武器はこの他にもあり、攻撃すべき点にWiiリモコンを突き出す「槍」、引き絞るようにWiiリモコンを引き、ボタンを離すと矢が飛んでいく「弓」など、こちらもプレイヤーのアクションと攻撃が連動。動きが反映される同期性が「斬る」に限らないのも、『斬撃のレギンレイヴ』の優れている点です。

Wiiリモコン(もしくは、そういった形状の機器)を剣を見立てたゲームは他にもありましたし、Wii以外にも存在します。ですが、斬撃の自由な軌跡、多彩な武器と動きの同期性、圧迫感すら覚えるほど多数の軍勢を掃討する爽快感、見上げるほどの巨人を切り裂く手応え・・・武器を振るう楽しさにこれほど特化し、更に面白さへと昇華した作品は、筆者の個人的な実感となりますが、他には見あたりません。

未だに、代わりとなるゲームが見つからないほど、唯一無二の魅力と楽しさに満ちているのが、この『斬撃のレギンレイヴ』なのです。

◆新展開にも期待したい! 10年経っても欲してしまう『斬撃のレギンレイヴ』



『斬撃のレギンレイヴ』は、続編も移植もなく、強いて言うならばダウンロード版がWii U向けにリリースされたのみ。そのため、現世代機では本作を遊ぶことができません。しかし筆者は、これまで『斬撃のレギンレイヴ』のリメイクや新作を望む気持ちはさほど持っていませんでした。

もちろん、リメイクや新作が出るならば、嬉しいに決まっています。ですが、本作の楽しさがWiiリモコンによる操作と直結しているため、同等かそれ以上のデバイスがないと、あの面白さにはたどり着けないのでは・・・といった不安が、どうしても先に立ってしまうのです。

しかし今は、少し考えを改め、新たな可能性について勝手に思いを巡らせています。それは、『斬撃のレギンレイヴ』のリメイクか続編が、VR作品として表現されること。仮想空間の中であれば、「斬る」楽しさが更なる進化を遂げるのかも──と想像したら、それだけでかなりテンションが高まりました。もちろん、そんな予定はまだ微塵もないんですけども!


腕の動きを感知するセンサーがあれば、斬撃へのフィードバックは十分可能でしょう。視点の移動やダッシュなどでVR酔いが発生しやすそうなので、その辺りは技術の進化に期待したいところです。VR版の『斬撃のレギンレイヴ』は、コントローラではなく視点のセッティングを細かく調整するゲームになるかもしれませんね。(※全て妄想です)

そんな他愛のない夢を見るほど、10年経っても『斬撃のレギンレイヴ』の楽しさは忘れられません。まだ遊んだことがない方には、本作のプレイを力強くお勧めしたいところ。今回の記事で少しでも引っかかる部分を感じたならば、是非遊んでみてください! 個人的には、このゲームのためにWiiやWii Uを買う価値があるほどの作品だと思っています。

ちなみにプレイする時は、Wiiリモコン+ヌンチャクだけでなく、モーションプラスも付けてどうぞ。精度が高まるほど、面白いゲームになりますから!



【関連記事】
『GOD EATER』本日2月4日で10周年─ハイスピードとドラマティックな物語が織りなすアクションは、ソロプレイでも一人じゃない!
『エンド オブ エタニティ』本日1月28日で10周年─飛び交う銃弾、トドメの一撃・・・銃撃戦の醍醐味をRPGで実現! 「ヴァシュロンダンス」が忘れられない方も多数
PS3/Xbox 360『ベヨネッタ』本日10月29日で10周年─残酷なれど冷酷にあらず、妖艶な魔女は女性人気も高し! 読者コメントは長文&熱さ満点
『ドラクエVIII 空と海と大地と呪われし姫君』本日11月27日で15周年! 最新作にも繋がる変革に挑んだ名作に迫る─「父と一緒に」「人生で初のRPG」など読者の声は400超え
『サモンナイト』本日1月6日で20周年! シミュレーションRPGをカジュアル層に広めたシリーズの原点─本作を今遊ぶには? 飯塚武史氏の最新ワークは?
『ヴァルキリープロファイル』本日12月22日で20周年─悲しくも惹かれる物語、爽快かつ奥深いバトル、美麗な画面に荘厳な音楽・・・全てが素晴らしい!
『カスタムロボ』本日12月8日で20周年─プラモをカスタムして操作するなんて、面白くないわけがない! 「友達と」「兄弟で」など読者の記憶にも残る名作
《臥待 弦》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

特集

任天堂 アクセスランキング

  1. 【特集】『スーパーマリオ オデッセイ』小ネタ12選!知ればマリオの旅がもっと楽しくなる!?

    【特集】『スーパーマリオ オデッセイ』小ネタ12選!知ればマリオの旅がもっと楽しくなる!?

  2. 任天堂のかわいいゲームキャラ10選!“かわいい”にもいろいろあるかも?

    任天堂のかわいいゲームキャラ10選!“かわいい”にもいろいろあるかも?

  3. 『スプラトゥーン2』Ver.2.2.0の注目ブキ8選!あのブキはこれからいったいどうなる!?

    『スプラトゥーン2』Ver.2.2.0の注目ブキ8選!あのブキはこれからいったいどうなる!?

  4. 『星のカービィ スターアライズ』いくつ知ってる?小ネタ10選【ネタバレ注意】

  5. コザキユースケによる『FE if』イラスト制作動画公開、フェリシアはこうして描かれた

  6. 『あつまれ どうぶつの森』ホラーで有名な「アイカ村」が再び夢で登場……! 恐怖の島を体験せよ

  7. 『スマブラSP』勇者の「パルプンテ」は何が起こる!? 100回検証して効果をまとめてみた

  8. 【特集】『星のカービィ』シリーズ、絶対に忘れられないシーン10選

  9. 『モンハンライズ』で手強いモンスターは?読者が選んだ投票結果ー苦しめられたハンターの生の声をお届け

  10. 眠れない夜に『あつまれ どうぶつの森』を遊ぶと楽しい8つの理由─夜中にこそ見える世界もある

アクセスランキングをもっと見る