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ゲーム19XX~20XX第7回:あれから15年、『Fate/stay night』『モンハン』が発売された2004年のゲームをプレイバック

『Fate』シリーズが今年で発売15周年を迎えました。そこで、今回はシリーズ第1作目の『Fate/stay night』が発売された2004年のゲームを紹介していきます

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ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君


発売日:2004年11月27日
機種:プレイステーション2
販売元:スクウェア・エニックス


ご存知、国民的人気RPGの第8作目です。開発を担当したのは、のちに数々のヒット作を生み出すことになるレベルファイブで、プレイステーション2ソフトの歴代1位となる累計出荷本数約370万本を記録するなど、この年最大のヒット作となりました。

最大の見どころは完全3D化されたグラフィックで、キャラクターたちが等身大で描かれ、視点も主人公の後方から見る、いわゆるTPSタイプに変化。それまで『ドラクエ』といえばキャラクターは2頭身のデフォルメキャラで、フィールドも見下ろし型だっただけに、初めてプレイしたときは世界が一気に広がったように感じたものです。

また、「ためる」コマンドで攻撃力をアップする「テンション」システム、複数のアイテムを合成することで新たなアイテムを作り出せる「錬金釜」などのさまざまな新要素も導入。ヤンガス、ゼシカ、ククールという個性豊かな仲間たちも人気となりました。

ちなみに、この年は『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』のリメイク版も発売。こちらも累計出荷本数約170万本を記録するビッグヒットとなっています。


オシャレ魔女 ラブandベリー


発売日:2004年10月
機種:アーケード
販売元:セガ(現:セガ・インタラクティブ)


小学校低学年の女の子を中心に大人気となったアーケード向けのカードゲームです。ラブとベリーという2人の女の子のいずれか(のちに黒魔女ミーシャも追加)を選択し、髪型、服、靴のカードをさまざまに組み合わせて自由に着せ替え。選んだファッションに身を包んでオシャレとダンスで勝負するというもので、いろいろなコーディネイトを楽しめることから女の子たちの間で大ヒットしました。

とにかくファッションの種類が豊富かつ多彩で、2008年6月までにカードの累計出荷枚数が2億7,300万枚を記録(※1)。リズムに合わせてダンスをするという音ゲーの要素もあるのですが、ゲーム性はさほど高くはなく、自分が選んだ服を着て踊るラブやベリーを見るのが一番の目的となっていました。低学年の幼児でも手軽に楽しめる内容であったことも本作がヒットした一因と言えるでしょう。

もちろん、服装やメイクなどのセンスもバツグン。ゲーム中に登場するファッションが実際に商品化されるなど、ゲームの枠を超えた一大ムーブメントとなりました。残念ながら2008年9月をもって稼働終了となりましたが、本作は低年齢の女子向けファッションゲームという新たな市場を開拓。のちに『プリティーリズム』や『プリパラ』(いずれもタカラトミー)などが生まれる契機となりました。

※1:数字はセガアーケードヒストリーより

画像は黒魔女ミーシャが新たなプレイヤーキャラとして追加されたバージョン。

この年はプレイステーション2が円熟期を迎えていて、『メタルギア』シリーズの第3弾となる『メタルギアソリッド3 スネークイーター』(コナミ)、戦国時代を舞台にした『無双』シリーズ第1作『戦国無双』(コーエー:現コーエーテクモゲームス)、人気サッカーゲームのシリーズ最新作『ワールドサッカー ウイニングイレブン8』(コナミ)などがスマッシュヒット。北米を中心に全世界で大ヒットを記録した『グランド・セフト・オート・バイスシティ』(カプコン)の日本版もこの年に発売されています。

塊を転がして、いろいろなものを巻き込んでいく奇抜なアクションゲーム『塊魂』(ナムコ:現バンダイナムコエンターテインメント)、人気ドラマを題材とした『3年B組金八先生 伝説の教壇に立て!』(チュンソフト:現スパイク・チュンソフト)なども話題に。また、当時はパチスロシミュレーターが人気を博していて、『実戦パチプロ必勝法!北斗の拳』(サミー)が出荷本数100万本を達成しています。

『グランド・セフト・オート・バイスシティ』(画像はPlayStation Storeより)
『3年B組金八先生 伝説の教壇に立て!』(画像はプレイステーションソフトウェアカタログより)

ファミリーコンピュータの人気作をゲームボーイアドバンスに移植した、任天堂の『ファミコンミニ』シリーズも人気を博しました。ファミコンの発売20周年を記念したもので『ドンキーコング』、『リンクの冒険』、『パックマン』、『ゼビウス』など全30タイトルが発売。ことに『スーパーマリオブラザーズ』の人気は絶大で、なんと60万本近い販売本数を記録しました。

そして、この年の年末商戦で最大の話題となったのが、ニンテンドーDSとプレイステーション・ポータブル(PSP)の発売です。折りたたみ式の上下2画面やタッチパネルという新機軸を採用したDS、高いグラフィック性能を持ち、ゲームだけでなく映像や音楽も楽しめるPSPという、任天堂とソニー・コンピュータエンタテインメント(現ソニー・インタラクティブエンタテインメント)双方の“らしさ”が集約されたハードだったと言えるでしょう。

ご存知のとおり、ニンテンドーDSはビックヒットとなり、あっという間に売上100万台を突破。翌2005年には『脳トレ』ブームを巻き起こすなど、その勢いはさらに加速していきました。一方、PSPは初回出荷台数が20万台とやや少なめだったこともあり、当初はなかなか販売台数が伸びませんでした。しかし、『モンスターハンターポータブル』シリーズ(カプコン)の登場を機に、こちらも人気ハードへと成長していくことになります。

左が初代ニンテンドーDS、右がPSP(初代ではなく2008年発売のPSP-3000シリーズです)

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《仁志睦》
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