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『アークR』重い過去と向き合うエルクに見る「第2覚醒」の本質「かつておまえたちが持っていた力」

スマートフォン向け、光と音のRPG『アークザラッド R』において、12月26日からエルク、リーザ、サニアの「第2覚醒」が解放されました。

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スマートフォン向け、光と音のRPG『アークザラッド R』において、12月26日からエルク、リーザ、サニアの「第2覚醒」が解放されました。


劇中では、覚醒石を集めてキャラクターの能力を解放することによってステータスが上昇していきます。これまではその集大成として「覚醒」がありましたが、さらに一つ上の「第2覚醒」によってキャラクターが大幅に強化されます。


そもそも「覚醒」は単にキャラクター育成だけでなく、メインクエストにも登場する重要なワードです。改めて「覚醒」の本質が何なのかを考えた時、覚醒に必要な「英雄の証」が入手できる極限闘技「親愛なる人へ」にヒントがありました。

(※以下、極限闘技「親愛なる人へ」のネタバレを含みますのでご注意ください。)

■未だにエルクを苦しめる「白い家」で起きた過去


極限闘技「親愛なる人へ」は、エルクたちが世界統一のために手段を選ばないアルディア帝国の実験施設の居場所を知ることから幕が上がります。この実験施設は、滅んだロマリア王国の技術を再利用したもので、人間とモンスターを合成させたキメラ兵を生み出していました。


「一部の施設では、定期的に幼い子どもたちを集めて研究を行っている」と聞いたエルクは、「あの実験をまだ繰り返しているというのか?」と驚愕し、「すぐに子どもを助けに行くべきだ」と主張。「慎重に調査を進めるべきだ」というサニアの制止を振り切り、リーザと一緒に救出に向かいました。


反アルディア同盟の要であるエルクが自らの立場を顧みずに、子どもたちの救出を優先したのは、かつて自身も同じ境遇に置かれていたからです。

■重い過去を背負うエルク、リーザ、サニア


極限闘技「親愛なる人へ」では、エルクだけでなく、同じく『II』から登場するリーザ、サニアにもスポットを当てていました。この3人に共通するのは辛い過去です。

炎使いの一族・ピュルカの民であるエルクは幼い頃、ロマリア王国によって村で祀っていた炎の精霊を奪われ、キメラ研究所(通称・白い家)で出会った少女ミリルや少年ジーンといった同じ境遇の仲間すらも非道な実験によって失ったのです。


鳥や動物と心を通わせる能力を持つ女性が生まれるホルンの村において、モンスターとすら心を通わせる強い力を持つリーザ。魔女として人々に迫害されただけでなく、ロマリア王国に目を付けられて誘拐されました。


ミルマーナの王女だったサニア。ロマリア四将軍の一人・ヤグンによって両親を失い、国を滅ぼされてしまいました。


しかし、モンスターを操る力を持つと知っても自分を守ってくれたエルクによって救われたリーザ、占い師に身をやつしながらも見事復讐を遂げて国を再興したサニアとは違い、大事な存在を失っただけで終わったエルクは、周りを犠牲にして自分だけが助かってしまったことを未だに引きずっていたのです。

■英雄エルクが向き合ったのは、仲間を犠牲にして自分だけが助かった罪悪感



かつて、エルクはミリルによって白い家を脱出した際、「逃げて、そして必ず助けにきて」「私、待ってるから」と言われ、「必ず助けに行くから」と約束しました。しかし、西アルディアの砂漠で倒れているところをハンター・シュウに助けられた際には、ショックからか白い家の記憶を無くしていたのです。

5年後、リーザとの出会いがきっかけで白い家の記憶を取り戻し、ミリルやジーンを助けに行くことを決意しますが、すでにモンスター化したジーンを自ら倒すことになり、白い家で再会したミリルも洗脳されていて、助けることができませんでした。

■エルクが心の傷に苦しむ時、リーザは助けるために「ラヴィッシュ」の力を解き放つ


極限闘技「親愛なる人へ」では、研究施設で待ち受けていたアルディア帝国のログリードが使った薬によって、心の傷を呼び起こされて錯乱状態に陥ります。


目の前に現れた過去の自分に「大切な仲間を犠牲にして、愛する子を犠牲にして……お前だけが生き残る」と責められて苦しむエルクでしたが、リーザはモンスターを操る「ラヴィッシュ」の本来の力を解き放ち、エルクの負の感情を鎮めることで正気を取り戻させます。そして、結局は放って置けなかったサニアも駆け付け、窮地を脱し、子どもたちを助けることに成功するのでした。


■過去を乗り越えるということ


苦い過去というものは生きている限り、追いかけて来ます。しかし、逃げずに向き合うことで人が成長するのも、また真理でしょう。

大切な存在を失った心の痛みを乗り越えたことで、炎使いの少年は英雄と呼ばれるほど強くなりましたし、リーザは人々の迫害に敵意で返すことなく自身の能力を正しく使う道を選んだからこそ、エルクを救うためにさらなる能力の開花を得ました。

国を再興して指導者となったサニアもまた、両親の復讐や国に固執せず、そこに住む人々に目を向けたからこそ、王朝を再興するのではなく、国民をまとめる復興に向けたリーダーというスタンスを取っているのでしょう。

前作もそうでしたが、『R』でも人の欲望による世界の歪みの中で、正しく生きることの大切さを教えられている気がします。苦しみ、悲しみ、憎しみといった過去を乗り越えて成長するキャラクターたちの姿こそを「覚醒」と言うのでしょう。

■劇中における「覚醒」とは何なのか?


シリーズを遡れば、「覚醒」の概念が突然、降って湧いたものではないことが分かります。『I』の冒頭では勇者アークがアークデーモンに一瞬で倒されて死にかけるものの、精霊に力を与えられて戦う力を得て復活しました。聖女ククルはアークの力となるべく、一族に伝わる戦う力を手に入れました。

さらに後に、それぞれが聖櫃によって「勇者」と「聖母」の力を授けられたので、2度覚醒したとも考えられます。しかし、注視すべきは、冒険を得て力を求めてやって来たアークとククルに対して天の声が「滅亡を防ぐための最後の力などない。ここにあるのは、かつておまえたちが持っていた力。見聞き、そして悲しみ、苦しみ、成長してきたアーク、お前自身だ」と伝えたことにあります。覚醒とは本来の自身が持つ力を指しているのかもしれません。


そう考えるならば、エルクたちに限らず、新世代のハルトやミズハたちが成長し、「本来持つ力=覚醒」を手にするための試練が控えているはずです。これから先、キャラクターが覚醒に到るまでのどんな成長ドラマが見られるのか楽しみです。

■ランキングイベント『歌え、今をこの時を』開催




12月28日より2019年1月6日 23:59まで、プレイランキングごとに、「英雄の証」など豪華報酬が獲得できる【初級】~【高難易度】で構成された期間限定イベントが開催中。英雄トッシュと新世代スイレン、ホムラ、ライカにスポットを当てたストーリーとなっています。


クリアした難易度に応じて「イベントポイント」が獲得でき、「英雄の証」や「育成素材」、「覚醒石」、「★4キャラ以上ガチャ券」、さらには特殊依頼「“連鎖する”三霊影襲来」において強力な効果を発揮する装備の製作書をポイント報酬の累計に応じて獲得できます。


クエスト内のモンスターを討伐すると、通常は「古代王の地下遺跡」でしか獲得できないレア装備作成素材「清らかな布」が一定確率でドロップします。

さらに、【超級】と【高難易度】のクエストでは、バトルのプレイ内容に応じてスコアが計算され、いずれかで獲得した最高スコアでランキング化されます。何度でも挑戦することができ、開催期間終了時点の順位に応じて、覚醒石や虹の極大結晶などのランキング報酬を受け取ることができます。ぜひともランキング上位を目指して挑戦してみてください。


『アークザラッド R』は好評配信中。基本プレイ無料のアイテム課金制です。


(C)1996 Sony Computer Entertainment Inc.(C)Sony Interactive Entertainment Inc. (C)ForwardWorks Corporation.
Developed by AltPlus Inc.
《乃木章》

現場に足を運びたい 乃木章

フリーランスのライター・カメラマン。アニメ・ゲームを中心に、親和性のあるコスプレやロリータ・ファッションまで取材。主に中国市場を中心に取り上げています。

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