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【オトナの乙女ゲーム道】第15回:少年・少女の一夏を描いた恋と青春の物語『プリンス・オブ・ストライド』プレイレポ

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【オトナの乙女ゲーム道】第15回:少年・少女の一夏を描いた恋と青春の物語『プリンス・オブ・ストライド』プレイレポ
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インサイドをご覧の皆様、こんにちは。独断と偏見で乙女ゲームについて語り尽くす「オトナの乙女ゲーム道」第15回では、PS Vita用ソフト『プリンス・オブ・ストライド』のプレイレポートをお届けします。よろしくお付き合いください。



9月6日に発表された、テレビアニメ化が記憶に新しい本作。ゲームそのものは7月30日に発売となりましたが、それ以前からオーディオドラマやビジュアルノベルも発売しています。企画・原作やデザインワークス・キャラクターデザインに至るまで、曽我部修司さん率いるクリエイター集団「FiFS」が手掛けているのも特徴ですね。

今回は乙女ゲームとしての見どころだけでなく、どのような作品なのか全体像についてもお話ししていきたいと思います。ちょっと長いですが、よろしくお付き合いください。



◆街中を駆け巡る架空のエクストリームスポーツ「ストライド」


では、まずタイトルにも入っている「ストライド」について。これは6人1組で挑む架空のスポーツで、5人のランナーと1人の「リレーショナー」というポジションで構成されています。


5人のランナーがリレー形式で走る、という点では一般的な陸上競技のように思えますが、単純に相手を追い抜く速さだけではなく、坂道を駆け上がるスタミナや設置された障害物(ギミック)を乗り越えるテクニック、相手ランナーとの駆け引きなど、求められる能力はスピードだけではありません。そのフィールドも、新宿や渋谷、みなとみらいなどの街中や遊園地まで実にさまざま。都市や施設をまるごと巻き込んだ一大イベントとなっています。




ランナーはコースから少し外れた場所で待機し、一定距離を走りながら前のランナーとハイタッチを交わして交代します。ここでタブレットやインカムでランナーの様子を見極め、ベストな「GO」の合図を出すのがリレーショナーの役割。時には励まし、時には勝利へ向けた指示を送ることも。ランナーとリレーショナー、それぞれの想いが繋がった時、勝利を掴み取ることができるのです。


彼らの目的は、高校ストライドの東日本大会「エンド・オブ・サマー(EOS)」で優勝すること。夏休みの間の約1カ月半に全てを出し切るため、日々厳しい練習に明け暮れます。

◆廃部寸前の方南学園ストライド部から始まる、青春ストーリー


続いて、ゲーム内でのストーリーをご紹介。主人公の桜井奈々ちゃん(CV:花澤香菜/ゲーム内では一部音声のみ/名前呼び有り)は動画で見たストライドのリレーションに心を奪われ、方南学園のストライド部(方南スト部)へ入部するためはるばる北海道からやってきました。


かつてはEOSで華々しい成績を収めた方南学園ですが、ある暴力事件をきっかけに大半の部員が去り、今は将棋部との兼部でやっと存続しているという状態。当然、試合に出場できるほどの人数も揃っていません。それでも奈々ちゃんは、ほかでもない「方南学園のストライド部」を復活させるため奮起します。

天才ランナーを兄に持つものの、自身はストライドから離れていた八神陸(CV:木村良平)、幼い頃の約束のため、ストイックにストライドを続けてきた藤原尊(CV:岡本信彦)、複雑な家庭環境に置かれながらも、家族と仲間を想って明るく頑張る小日向穂積(CV:小野賢章)、かつて天才と呼ばれた2人と共にストライドで活躍した部長・支倉ヒース(CV:小野大輔)、唯一の将棋部員であり、運動面では劣るもののストライドの知識は豊富な門脇歩(CV:下野紘)。どうにか5人のランナーが揃い、奈々ちゃんはマネージャー兼リレーショナーとして方南スト部を支えていきます。その陰には、奈々ちゃんが動画で見た方南スト部の元エース・久我恭介(CV:諏訪部順一)の存在も。




廃部寸前から復活し、エキシビジョンマッチや諏訪怜治(CV:宮野真守)が率いるライバル・西星学園との出会い、EOS予選を経て確実に成長していく方南スト部。しかし、苛烈なチームと激突して今後の出場が危ぶまれたり、絶対的な王者を前に完膚なきまで打ちのめされたり、ランナー自身が抱える悩みや思いがすれ違い、リレーションに影響したりする厳しい状況も少なくありません。それでも方南スト部はEOS優勝のため、激しい戦いに挑み続けます。




とにもかくにもストライドばかりといった印象ですが、合宿や遠征、プールや遊園地で高校生らしく大はしゃぎする場面も。ファッションブランドであるスポンサー命令でのモデル撮影など、色々なイベントも用意されていますのでお楽しみに。





◆練習&試合で絆を深めるゲームシステム


本作は4月の入学式から8月末のEOS決勝までの約4カ月間を描いたメインストーリーを進めつつ、毎日の練習で誰を選ぶかにより個別イベントが発生。基本的にはお目当てのキャラクターを選び続ければ問題ありませんが、一部キャラクターは個別ルートに入るためにはチーム全体のレベルアップが必須など、多少条件が異なります。




1度クリアすると途中からのスタートが可能。テキストのスキップやイベントスキップ、クイック&オートセーブを駆使して、色々と試してみてください。各種操作は画面のタッチにも対応してますよ。

練習やイベントを続け、日数が経過すると他校との試合を迎えます。プレイヤーはリレーショナーとして誰がどこを走るのか「オーダー」を決め、試合中は最適な選択肢を選んでランナーを助け、動くバーをタイミングよく押して最高のハイタッチを目指し、アンカーまでたどり着いたときは、各ランナーの走りから導き出される想いを汲みましょう。試合はリアルタイムに進んでいく、非常に臨場感のあるものになっています。





試合中や練習中の選択によっては、ゲームオーバーもありえるので慎重に。私も1度目はまさかの選択肢ミスからのゲームオーバーで呆然としてしまいました。


ゲームクリア後は、キャラクターのプロフィールや立ち絵、初期の設定画、他校や方南スト部の番外的イベント、登場したランナーたちのボイスが聞ける「REWARD」を回収していきましょう。閲覧には一部ポイントが必要となるほか、クリアしたキャラクターによって少しずつ要素が解放されていきます。個別イベントはもちろん、メインストーリーを振り返れる「SCENE REPLAY」があるのもいいですね。なお、各キャラクターには通常エンドとベストエンド(怜治はベストのみ)が用意されています。





◆方南学園をはじめ、EOS優勝を目指すストライド部のメンバーたち


『プリンス・オブ・ストライド』には方南学園はもちろん、たくさんの学校、ストライド部が登場。それぞれのランナーも非常に特徴的で、試合を通してランナーの個性がとてもよく伝わってきます。ここではライバルの西星学園、最大の脅威となる花京院高校に加え、EOS出場校についても簡単に解説していきます。

本当は1人ずつ詳しく言いたいところですが、スト部キャラだけでも約50人、サブキャラを加えたらさらに膨れ上がるのでしぶしぶ我慢しております。ちなみに「これ絶対攻略キャラだろ!?違うの?!」みたいなキャラ&声優さんが山ほどいるので、公式サイトの紹介をじっくりチェックしてみてください。個人的なサブ推しは、奈々ちゃんの叔父にあたる高原耕一さんと三橋の鴨田侑くんです!



■西星学園


芸能科をもつ高校で、ストライド部のレギュラーは同時にアイドル「ギャラクシー・スタンダード」としても活躍。ストライドの実力はもちろん、イケメンでダンス&ボーカルもトップクラスという、天が二物も三物も与えまくった人たちの集まりです。


部活と芸能活動どちらかではなく、どちらも頑張る彼らの努力は本物。方南学園とはメンバー個々で交流を深めたり、合宿でお互いを高め合ったりするよきライバルです。ゲーム中にもギャラクシー・スタンダードの曲が流れるんですが、ものすごくカッコイイのでそのシーンだけ延々繰り返したくなるほど。アイドルとしての彼らも本当に好きになってしまいました。



■三橋高校


新生方南スト部と最初に戦う、埼玉の強豪校。部長・鴨田慶が1人で部をまとめあげたものの、リレーショナーはお飾りという状態に。とはいえ個々の実力は非常に高く、方南学園にも引けを取りません。西星学園とは違う形で、方南スト部のライバル的な存在となります。



■長嶺高校


ここ3年で勢いを伸ばした高校で、地元・新潟からはたくさんの応援団が集まります。部長はあまり目立ちませんが、ROCKなリレーショナーや自由人など、周囲の個性は相当強烈。女子にモテたい男子も多く、比較的一般人なメンバーの苦労が伺えます。



■一条館高校


ストライド協会の会長がメンバーを集めたという、北海道の高校。美少女のような外見ながら喧嘩も強い親分肌の部長・姫宮悠李に助けられ、彼を慕うメンバーのほか、さまざまな分野で天才的な成績を収める獅子原馨、激しい本性を隠しもつリレーショナー・堂園志貴が方南学園の前に立ち塞がります。



■市場高校


優勝経験もある千葉の高校で、選手層が厚いためランナーは3年、リレーショナーは2年が務めるのを習わしとしています。なかでも部長の伊泉忍は、恭介やヒースが認めるほどの実力の持ち主。2年の戸丸寛助は一部の先輩にも容赦ない冷めた言動ばかりですが、誰よりも今のスト部を愛しています。



■椿町高校


前年EOSの優勝校である、愛知の高校。U-15時代の尊の先輩であり、気分屋ながらMVPを獲得するほどの颯田佳月、チャラチャラしすぎの閑野誠といったクセ者が多く、同じ空間にいると疲れるタイプが多いです。そんな彼らを温和ながらキレると恐ろしい部長の湊柊護がまとめています。



■花京院高校


キングと呼ばれるストライドの先駆者・桜井譲が全国から有名なランナーを集め、新たにスタートした仙台の高校。陸の兄であり元方南スト部の八神巴をはじめ、恐ろしいほどの自信家ぶりと速さをもつ維田天、協調性の一切ないメンバーとも流れるようなリレーションをみせる夏凪瞳弥など、他者を寄せ付けない強さを誇ります。



◆胸を打つ熱い展開だけでなく、きちんと甘い要素も


乙女ゲームなのにここまで恋愛面についてほとんど触れませんでしたが、きちんと甘い要素もあるのでご安心を。なお、登場キャラが多いので改めて紹介しますが、攻略対象は奈々ちゃんと同じ方南学園の八神陸、藤原尊、小日向穂積、支倉ヒース、久我恭介と、西星学園の諏訪怜治を含めた6人です。私は発売ギリギリまで混乱しましたが、この6人です。


ストーリーを進めるごとに必死に頑張る方南スト部を応援する気持ちがどんどん強くなり、中盤~終盤は何度も号泣してしまった本作。まずはストライドという雰囲気で、正直なところなかなか恋愛には発展していきません。でもだからこそ、ストライドを通じて少しずつ寄り添い、奈々ちゃんや相手にとって大切な人となるまでの過程が丁寧に描かれています。


一度は逃げた巴やストライドと必死に向き合おうとする陸、ストライドにしか興味を示さない尊の本心、自分自身の願いや幸せを求めようとしない穂積、部をずっと守ってきたヒースの想い、本当は誰よりも優しく、それゆえに部を去った恭介、ストライドも含めすべてに本気で取り組む怜治の姿など、等身大の彼らの想いをじっくりと感じ取ることができました。ゆっくりじっくり、淡い恋心が芽生えるまでを「こっちが恥ずかしいわー!!」「早くくっつけやー!!」と叫びながら見守りたい方にオススメです。



◆アニメ放映の前に、ゲーム以外の関連作品もチェック!


さて、ここでゲーム以外の作品についてもおさらいしておきましょう。2012年から連載がスタートしていたビジュアルノベルシリーズは、ゲームの内容をより深く掘り下げることができます。ゲームでは立ち絵とセリフで表現されていたシーンを動きのあるイラストでも楽しめますし、本編以外のサブストーリーや新聞部の発行する「方南月報」も掲載。現在はゲームのストーリー中盤、一条館高校戦、市場高校戦を描いた4巻まで刊行されています。ゲームのメインストーリーだけでなく、キャラクター個別イベントもしっかり流れに組み込まれているのもポイントですよ。


オーディオドラマは、方南スト部がスタートを切った入部試験の様子を描いた「プリンス・オブ・ストライド オーディオドラマ LET THE WIND BLOW」が発売中。CDだけのオリジナルストーリーも収録されています。今後はゲームのアフターストーリーCDがアニメ放映直前の11月~1月にかけて6枚リリースされる予定です。両想いとなった2人の甘いシチュエーションを堪能できるとのことですので、今から発売が待ち遠しいですね。

そして、2016年1月からはテレビアニメ「プリンス・オブ・ストライド オルタナティブ」が放映開始に。ここでは主人公が八神陸くんとなり、ゲームやノベルとは異なる内容が待っているそうです。さらに、ライバルである西星学園を主役とした初のコミカライズ作品も決定し、西星学園ファンのアンドロメダたちは絶対見逃せません。ますます盛り上がっていく『プリンス・オブ・ストライド』にぜひ触れてみてください。早くギャラスタのフルバージョンCDやサウンドトラックも出ないかなー!
《近藤智子》

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