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【特集】『MGS V: TPP』発売への道のりを振りかえる ― FOXエンジン発表からコジプロ解散まで

『METAL GEAR SOLID V: THE PHANTOM PAIN』発売までの経緯をまとめて振り返ってみましょう。

ソニー PS4
 
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◆2013年は、顔中包帯が巻かれた謎のMoby Dick StudiosのCEOのJoakim Mogren氏のネタばらしと、『MGS V: TPP』が発表



『MGS』シリーズと関連が深いとされた『The Phantom Pain』の様々な考察を経て2013年には、包帯を顔中に巻いたMoby Dick StudiosのCEOである謎の人物Joakim Mogren氏が登場。同年3月に開催されたGDC 2013ではネタ晴らしとしてJoakim Mogren氏のマスクを被った小島監督が登壇し『MGS V: TPP』の発表や、FOX ENGINEの特徴とプレイフッテージが公開されました。

3月末には、『MGS V:GZ』と『MGS V: TPP』の英語版声優が過去シリーズのスネークを担当したデイヴィッド・ヘイター氏から、キーファー・サザーランド氏へ変更が示唆。同年6月のKONAMI Pre-E3 SHOW 2013映像から変更が正式発表されています。

小島監督へのインタビューはE3 2013や同年9月のQ&Aセッション、そして11月に北米におけるのPS4ローンチイベントで行われました。なお、11月上旬に『METAL GEAR SOLID V: GROUND ZEROES』が単体で発売されることが明らかになったのもこの年でした。また、米国に拠点を置く小島プロダクションLAスタジオは同年9月上旬に開設されています。

◆2014年は『MGS V: GZ』がリリースされWeb番組「コジステ」が開始、『MGS V: TPP』発売は2015年に


3月上旬には、『MGS V: GZ』のメディア向け体験会レポ小島監督へのインタビューが伝えられます。3月17日には、小島監督を始めとした制作メンバーや声優が登場する、『MGS』関連の最新情報を伝えるWeb番組「コジマ・ステーション」が開局。『MGS V: GZ』の発売日となる3月20日の放送ではスネーク役の大塚明夫氏が登場したことに加えて、メイキング映像などが披露されました。加えて、新生『METAL GEAR ONLINE』が海外スタジオ開発になった理由も小島監督より語られています。


コジステ第1回放送

同年6月のE3 2014では、Mike Oldfieldの“Nuclear”に合わせた『MGS V: TPP』のトレイラーが公開。8月のgamescom 2014では『MGS V: TPP』の新たなプレイフッテージに加えて、PC版『MGS V: GZ』と『MGS V: TPP』が発表。同日からSteamストアページも開設されていましたが、国内での発売は当初未発表でした。gamescom 2014では小島監督によるトークショー『P.T.』ネタばらしも実施されていました。

同年9月のTGS 2014では、『MGS V: TPP』の発売時期が2015年に決定したことに加えて、『メタルギア』空間を表現する濃密なコナミブースが設置されていました。10月にはコジマ・ステーション第25回で、PC版『MGS V: GZ』の日本を含む全世界での発売日が発表。12月のThe Game Awards 2014では、新生『METAL GEAR ONLINE』のトレイラーが初披露され、話題を呼びました。

次ページ: 『MGS V: TPP』の発売と小島プロダクションの解散
《Game*Spark》
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