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【特集】『FFXIV』で行われた親孝行「光のお父さん計画」達成記念!親子2人を突撃インタビュー

オンラインゲームの歴史も、その進化と共に着実に積み重ねられており、『ウルティマオンライン』や『ファンタシースターオンライン』、『ドラゴンクエストX』に『ファイナルファンタジーXIV』と、今も昔も多彩なタイトルが多くのユーザーを虜としています。

ソニー PS4
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オンラインゲームの歴史も、その進化と共に着実に積み重ねられており、『ウルティマオンライン』や『ファンタシースターオンライン』、『ドラゴンクエストX』に『ファイナルファンタジーXIV』と、今も昔も多彩なタイトルが多くのユーザーを虜としています。

オンラインゲームをプレイするのが面白いのはもちろんのこと、プレイ中に出会ったプレイヤーとの交流また出来事などを、自身が管理しているサイトやブログなどに書き綴るのも多彩な楽しみ方のひとつ。「一撃確殺SS日記」というブログを運営しているマイディーさんも、そんなオンラインゲーマーの一人です。


マイディーさんはオンラインゲームを楽しんでおり、その日々を綴るのはもちろん、初心者に向けた支援などもブログで公開しており、発想力に富んだ活動を意欲的に行っています。そんなマイディーさんが昨年立ち上げた「光のお父さん計画」が、先日無事に目標を達成しました。

この「光のお父さん計画」とは、ゲーム好きな自分の父親に『FFXIV』のプレイを勧め、ゲーム内で自分の正体を隠して父親のフレンドとなり、そして共に「大迷宮邂逅編5層のツインタニア討伐」を目指すというもの。「苦戦しても乗り越える楽しさ」や「オンラインゲームならではの達成感」などを知って欲しいと考えたこの親孝行計画、もちろん接待プレイなどはせず、強すぎるキャラや強力な装備での支援なども行いません。

そのため、この計画の進行は常にハプニングの連続でした。『FFXIV』を始めて光の戦士となった父親、通称「光のお父さん」は、オンラインゲームという未知の世界に戸惑うことも多々ありました。そのモチベーションを保つためにマイディーさんが右往左往する様子などは、失礼ながら笑ってしまう場面も。

そんな波瀾万丈をいくつも乗り越え、「一緒に遊べればひとつの親孝行になるかな」との想いから始まったこの計画は、先日実プレイ上にて見事目的を達成。そして光のお父さんに、自分の正体を明かしたとのことです。この最終局面の模様は、「一撃確殺SS日記」にて今後詳しく綴られるので、どうぞそちらをお楽しみに。

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「FC:じょびネッツア」に招かれる編集部スタッフ

今回は計画達成を記念し、マイディーさんに「光のお父さん計画」のあれこれを直接尋ねるインタビューをゲーム内で敢行させていただきました。



しかも、光のお父さんにもご協力いただき、お互いの印象なども赤裸々に教えていただきました。「光のお父さん計画」を愛読している方だけなく、今回初めて知ったという人も、この機会にユニークな計画の経緯と顛末を覗いてみてください。

◆「光のお父さん計画」インタビュー:マイディーさんに向けて


──「光のお父さん計画」の達成、おめでとうございます。まずはこの計画を立ち上げた理由や経緯などを、改めて教えてください。


マイディーさん:ありがとうございます。一番最初は、去年行われた「友達招待キャンペーン」がきっかけでした。こういった特典アイテム付き招待キャンペーンってオンラインゲームでよくあるのですが、自分で複数のアカウントを作って特典アイテムをもらうという方法がどうも悔しくて・・・。そこで、ちょうどPS4を手に入れた父を『FFXIV』に招待するのもおもしろいかも、と思ったのがきっかけです。

──発端は、ちょっと物欲も絡んでいたんですね(笑)。そして立ち上げた計画をブログで綴られていたわけですが、大きな反響を呼んでいたため、INSIDEでも記事として取り上げてしまいました。記事がきっかけで光のお父さんに気づかれてしまったらと考えると、本当に申し訳ないばかりです。

マイディーさん:いえいえ! とても嬉しかったです。なんども読み返しましたw 父はネットでニュースを見たりブログを見たりはあまりしない事は知っていたので、これでバレてしまうかなという考えはありませんでした。むしろ一般のいちユーザーをニュース記事にするというINSIDEさんのおもいきりにびっくりしましたw


──そう言っていただけると助かります(笑)。光のお父さんに一番最初に話を持ちかけたとき、「わし恥ずかしいわ……」と仰っていました。これは、オンラインゲームに躊躇してしまう多くのユーザーにとっても共感できる反応だったと思いますが、具体的にどのようにしてその壁を乗り越えたのでしょうか?

マイディーさん:いやたしかに僕も一番最初のモンハンをオフラインでプレイしてたのは同じように思ったからだなと妙に感心したのを覚えています。ですのでその気持ちはよくわかるのですが、それ以上に楽しい冒険が待っている事を伝えたと思います。

現実の自分とゲーム内の自分は望まない限りイコールで結ばれることは無いので、恥ずかしいという感情は始めてしまうと意外と抱かないものなんですよねー。

──ピンチに陥った光のお父さんを思わず手助けしてしまった時のことですが、マイディーさんの周りをくるくる回るゼスチャーをしましたが、あれは光のお父さんなりの「ありがとう」という意味だったのですか?


マイディーさん:「羅刹衝」のシーンですよねw 結局あのくるくるは僕が勝手に「助けられた」というシチュエーションを父が理解して言葉にできないから動きで表現したと解釈していましたが、父はまったく気づいてなかったという事でした。

──助けられたこと自体、気づいてなかったんですか(笑)

マイディーさん:何かに襲われピンチになった時、誰かが急に技を出して救ってくれるというのはたしかに漫画などでよくあるシーンですが、そこで助けられた側が「助けられた」とすぐ認識できるのは、漫画だからなんだ!という発見がありました。

襲われている人は助けが来るなんて思わず必死で逃げてますし、気がついたらモンスターが倒れてて知らない人が立ってるという状態ですからねw「あれ? 何が起こったんだろう……まあいいか助かった……」と立ち去るのは、至極当然のような気がしましたね。

──なるほど、まさに生の出来事なんだなと痛感させられます。そんな出来事がひとつひとつ積み重なって計画が達成に至りましたが、その瞬間のお気持ちはどんな感じでしたか。また、最終目標はスムーズに達成できたのでしょうか?

マイディーさん:複雑でしたね。本当にそれはそれでゲーム内では良い関係になっていたので……。目標の達成はね・・・スムーズではなかったですw やはり予想の右斜め上なリアクションでしたw 詳しくは最終回でっ!

──はい、楽しみにしておきます(笑)。ちなみに、自分の正体や計画を打ち明けた時、「怒られるかも」といった予想はしていましたか?

マイディーさん:「怒られる」という心配はしていませんでした。ただ「傷つける」かもという気持ちは無かったといえば嘘になります。でも自分の気持ちを素直にブログに書いてきたので、最終的には「わかってもらえる」という自信はありました。


──その想いがどのように結実するのかも、最終回の楽しみのひとつですね。ちなみに計画を遂行する中でヒヤヒヤする場面も多かったと思いますが、その中でも特に印象深かったエピソードをお聞かせください。

マイディーさん:計画開始当初、一番ヒヤヒヤしていたのはバレる事より「ログインしなくなること」でしたね。2~3日ログインしない日は心配になって母に電話でそれとなく父は出張かな?とか聞いてましたw

──親子ならではの探り方ですね(笑)

マイディーさん:後半とにかく心配だったのは、父のキャラクターの「特定」ですね。悪意ある人がTELL等で「マイディーさんって息子さんですよ」って囁かれたら終わっちゃうので……。

──確かに、怖いポイントです。実際、そういうことはありましたか?

マイディーさん:計画が終了して父に確認したところ、それは1回も無かったとの事なんですよね。グングニルサーバーいい人ばっかりだなって感動しましたw

──それは、読んでいる側にとっても嬉しいお話ですね。他に印象深い出来事はありましたか?

マイディーさん:大迷宮に入ってからは、ゲーム内的ハプニングが目白押しでしたねw その辺もきっちり書いていきますね。

──最終回まで、見所が目白押しですね。では、現時点で公開されている範囲で、マイディーさんにとって最も衝撃的だった光のお父さんの行動、もしくは台詞を教えてください。


マイディーさん:やっぱり「半袖引退事件」ですねw ずっと初心者さんの支援をしてきたので、初心者さんがどんな考えで行動しているかは理解していたつもりなんですが、完全にそれが覆されました。オンラインゲーム初心者の引退理由は「ゲームが難しい」「友達ができない」とかばかりではないんだと気づかされました。そういう角度の視線も必要と知ってほしくての渾身の吉田コールでしたw

──あの場面は、実に熱が入ってました(笑)。では、次はお二人に関してお聞かせください。マイディーさんと光のお父さん、それぞれの生活サイクルを考えるとプレイする時間帯にズレがありそうですが、そういった面での苦労はありませんでしたか?

マイディーさん:互いに働いているのでログイン時間は重なっておりましたので、特に問題はありませんでした。父は20時近くにログインし0時にはログアウトする規則正しい生活でした。またそうなるように大迷宮でのチャレンジも必ず終了時間を決めてきっちり守ってプレイしてましたね。僕は夜中まで続けてましたけどw

──サイクルがしっかりされていたんですね。ところで計画を遂行した後、つまり今現在のお二人のゲーム内関係はどうなっていますか。今もパーティを組んで冒険してますか、それとも別行動が多いのでしょうか。

マイディーさん:今はちょっと照れくさいので別行動が多いです。イシュガルドでたまにばったり会うんですが、なでたり手を振ったりして去っていきますw でもイシュガルドの最終ダンジョンとラストのボスは一緒に倒そうと約束してますので楽しみです。

──つかず離れず、といった雰囲気ですね。ちなみにリアルとネット上では性格が違うことも多々ありますが、マイディーさんから見て光のお父さんは、性格の違いを感じますか? それとも、リアルの性格が色濃く出ていますか?


マイディーさん:リアルとネットの性格の違いもあるとは思いますが、基本的にお父さんって子供は「おうちでのお父さん」しか知らずに育つのだなと思いました。

父が玄関を出て外の社会ではどういう性格なのか、どういう人物なのかってあまり知る機会は無いと思います。エオルゼアでの父はすごく丁寧で、学ぼうとする意志の強い人なんだという発見がありました。きっと父はそういう顔で働いて自分を育ててくれたのだなと感じる事ができましたね。かっこよかったです。

──そういう視点は、自分にとってもちょっと盲点でした。新鮮な体験でしたね。それでは少し踏み込んだ質問になりますが、今回の計画でマイディーさんは、光のお父さんに何を贈ることができたとお考えでしょうか。

マイディーさん:きっと生涯知ることは無かったであろう新しい「たのしみ」ですね。ずっとすれ違ってきていた父と子の関係ですが、『FFXIV』を通し互いにそれを見直して受け入れ、新しい父と子の関係が作れたと思います。

この計画が無ければ、僕たちはすれ違ったまま一生を終えていたとさえ思います。互いに最高の物を贈り合えたと思いますよ。

──なるほど。贈ると同時に、マイディーさんも贈られる側だったんですね。では、この計画を通じて、この他にマイディーさんが得たことや、また学んだことなどがあれば教えてください。

マイディーさん:この計画を通して本当に本当に色々な事を学びましたし、考えるきっかけを与えてくれました。得た物は父との新しい関係だけでなく、エオルゼアで知り合った人達との関係、たくさんの温かいお言葉ですね。

学んだのは、やっぱりオンラインゲームにおいて重要なのは、「コンテンツ」ではなく「そこにいる人」なのだという事を深く学びなおせました。またこの計画を完遂するにあたって僕がマスターを勤めている「FC:じょびネッツア」のメンバーも本当によく協力してくれました。計画だけでなく僕を支えてくれているのは、やっぱりこの人達だなと改めて実感できたのもとても嬉しいです。


──言葉や行動で表現するオンラインゲームだけに、その重みは嬉しさにもなりますね。「光のお父さん計画」は完遂を迎えたわけですが、新たな計画を思案、もしくは実行していたりはしますか?

マイディーさん:今はとにかく『蒼天のイシュガルド』ですねw 本当にボリュームがあって素晴らしいバージョンアップです。毎日楽しくて仕方ありませんので、当分はみんなで遊び倒そうと思っていますw その中で「お!?」と思う事があれば「FC:じょびネッツア」のみんなとブログを通して発表していきたいと思います。いくつか案があるのでお楽しみに!!

──今後も、ブログは要注目ですね。そのブログを通してマイディーさんは、言葉の大切さなども綴られてきましたが、今も覚えている「オンラインゲーム上でもらった嬉しい一言」などはありますか。

マイディーさん:「マイディーさんのブログを見て『FFXIV』をはじめました!」という言葉がやっぱり嬉しいですね。ブログを書いてきて良かったなって心から思えます。皆さんわざわざ伝えにきてくれたのかって思うと本当に嬉しいです。

あと、言葉ではないですが、僕の誕生日にFCのみんながお祝いメッセージを動画で綴ってくれた事があってそれをもらった時が一番嬉しかったです。あーもうお前たちがかわいくて仕方ないよっ!って思いましたw 泣きましたねw

──繋がるオンラインならではの手応えですね。では、オンライン未体験のユーザーに向けて、マイディーさんが考えるオンラインゲームの魅力や楽しさを教えてください。


マイディーさん:とにかく何かを誰かと努力してクリアする喜びを知って欲しいです! 初めてスタートした時に、「そこに人がいる」という感動は計り知れません。

たくさんの人との出会いや別れ、プログラムで作られた物語ではなく、自分だけの物語ができあがっていくという魅力。作り物の世界ではありますが、そこでできる仲間との気持ちのやり取りは作り物ではなく本物です、たくさん泣いたり笑ったりの日々が楽しいです。リアルと健康を大事に節度を持って新しい世界を冒険しましょう!

──オンラインゲームならではの醍醐味だからこそ、しっかり味わって欲しいところですよね。それではマイディーさんから、「光のお父さん計画」の連載を楽しみにしている方々に向けて、メッセージをお願いします。

マイディーさん:長らくお待たせして申し訳ありません。エオルゼアで紡がれた、いちプレイヤーの父と子の物語は無事計画を完遂しました。何をどう伝えるかのプロットは出来上がりましたので、7月中に連載を再開します。今後とも「一撃確殺SS日記」をよろしくお願いします。

◆「光のお父さん計画」インタビュー:光のお父さんに向けて


──光のお父さん、と呼ばせていただきます。まずは、この親孝行計画を明かされた瞬間、率直にどう感じましたか?


光のお父さん:正直な気持ちとして言えば、自分の人生にある5大ショックの一つといえる内容です。第一に話を聞いた時、息子が何を言っているのか理解できませんでした。理解した時、頭の中は真っ白になり、ぼーっとした状態で、恐怖感が沸いたのも事実です。

その時、息子が「傷ついた?」と聞かれたときに一瞬「いいや……」と答えた自分に気づいて、皆にもありがとう!と言っておいて、と言えた自分に安心しました。しかし、その後ネットで「光のお父さん」を観るまでは、少し不安は続きました。

「光のお父さん」を読むうちに涙あり、笑いありで最後には、これで良かったんだと思うようになり、子供孝行もできたかな……と言った心境です。


──困惑があり、不安もあり、最後には笑いと涙あり。刺激的な体験となりましたね。この計画が遂行されている時、マイディーさんやパーティの仲間のことをどのように思っていたのでしょうか。また計画を知った今、当時を改めて振り返ってみると、違和感を覚えた瞬間などはありましたか?

光のお父さん:この『FFXIV』にはまったのは、当然マイディーさんとじょびネッツアさんのおかげです。特に、ゲームを辞めようと思った時、マイディーさんのアイドバイスがなければ辞めていたでしょう、それにじょびネッツアのルコチさんや、きりんちゃん等の仲間が本当に優しく関わってくれたからこそ、今があると感謝してます。

たとえそれが仕組まれた世界であったとしても、「光のお父さん」が存在できたのだと思います。現在意識しないと言えば嘘になるでしょうが、基本的には私も皆さんも変わっていないと思います。今までどおりにはまっています。

当時を振り返っても、まったく想像もできていなかったので、何一つ違和感を覚えた瞬間は無かったです。ただひとつ、私だけには、優しい挨拶は多かった事は、感じます。

──ちなみに、ゲームと現実のマイディーさん。その印象などは、大きく違いますか? もしそうであれば、どんな風に違っているか教えてください。

光のお父さん:リアルと現実の違いは、さほどありません。よく似てますよ! お高く留まっているところが……。

──つい想像してしまいますね(笑)。ところでマイディーさんの正体を知った今、ゲームの中のマイディーさんとはどのような風に接していますか?


光のお父さん:正体がわかったマイディーさんとの接し方は、やはり意識しますので、気楽に話しかけられません。でも教えて欲しい時は部屋にわざわざ行かなくてもTELL出来るので楽になりました。やはり、恥ずかしさはあります。

マイディーさん:部屋をノックして「これたら来て」と言っていたのが、最近TELLで「これたら来て」と入ってきますねw

──アクシデントや精神的に手助けが欲しい場合などはともかく、例えば攻略情報などは自力で調べていましたね。マイディーさんに訊ねれば早かったと思うのですが、なぜ自力で調べ続けたのでしょうか。

光のお父さん:自力で調べていた理由は、質問の内容表現が伝えられないからです。基本的にはまったく分かっていないからなんです。だから活字にしてチャットで表現できません。しかも専門用語や名前など記憶できません、長年やっている人でないと分からないことが沢山あります。特に年配の新規には難しい。

しかし皆さん親切丁寧に教えてくださったので、とくに困ることはありませんでした。新人教育のレベルは高かったですし、仕事の参考にもしましたね。

──ちなみに、光のお父さんがよくジャンプしている時がありますが、あれはどういった気持ちの表れですか?

光のお父さん:ジャンプは「やるぞ!」というジャンプと「やったぞ!」というジャンプですね。自分なりに使い分けていました。

──奥が深いですね! これまで長く『FFXIV』を楽しまれてきましたが、今後も続けていくのでしょうか。また、他のオンラインゲームへの興味も湧いたりしましたか?

光のお父さん:今後も当然『FFXIV』は続けていきます。今のところ時間の都合が取れないので、当分の間は『FFXIV』にはまり続けるでしょう。先の事はわかりませんが興味がわきましたので、恐らく他のオンラインゲームもやってみようかと思いますが、タイトルまでは調べてません。まだまだ『FFXIV』です。

──驚きの体験を贈ってくれたマイディーさんに向けて、直接言いにくいことなどがあれば、この機会に是非。

光のお父さん:直接的には夕食時に結構話しています。言いにくいのは……ちょっとマイディーさんに恋してたよ……という事でしょうか。

──おお! 今回の計画ならではの一言ですね。ではマイディーさんも含め、一緒に冒険をした方々に伝えたいメッセージがあれば、よろしくお願いします。


光のお父さん:マイディーさんとじょびネッツアの皆さんには、本当に感謝しております。60歳を超え多くの感動と何かに挑戦する際、チームワークや自分がやるべきこと、役割を明確にすることで目標達成させるという事を再度学びました。

仕事の社員指導にもこの仕組みを分かりやすくこれを取り入れ、指導に活かしております。それからユーザーとメーカーのコミュニケーションの重要性や、顧客が顧客を増やすという仕組み、自分の会社の顧客の重要性を認識させられました。

全てマイディーさんとじょびネッツア、FF14のおかげです。今日も元気にエオルゼアを制覇します! ありがとう!

──様々な質問にお答えいただき、ありがとうございました。ところで余談になりますが、PS4を買ってもらう代わりに引き受けた犬の散歩は、行ってますか?


光のお父さん:犬の散歩は……行ってません。

◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆

ユニークな計画と、個性溢れる親子の一面をたっぷり味わうことができたインタビューとなりました。ゲームは優れたコミュニケーションツールである、という言葉もあります。その魅力をこういった形で味わうこともできると、可能性の広さを教えてもらったのかもしれません。

オンラインゲームが盛り上がるには、もちろんゲーム自体が面白いことや、運営の手腕などが大きな要因となります。ですが、ユーザー同士がどのように繋がるかという点も、同じくらい重要なものに違いありません。

「FC:じょびネッツア」の皆様にご協力頂きました!

この「光のお父さん計画」に関して筆者は、一読者としての接点しかありませんが、それも大きな意味での「繋がり」だとも感じています。誰かの発信を、誰かが受信する。ブログが書かれ、それを読む。パーティの要請を受け、共に旅をする。「初めまして」には、「よろしく」。そんな積み重ねが、今日もどこかで行われています。オンラインゲームとユーザーの未来に、更なる幸があらんことを願うばかりです。

■「一撃確殺SS日記」
URL:http://sumimarudan.blog7.fc2.com/

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《臥待 弦》

楽する為に努力する雑食系ライター 臥待 弦

世間のブームとズレた時間差でファミコンにハマり、主だった家庭用ゲーム機を遊び続けてきたフリーライター。ゲームブックやTRPGなどの沼にもどっぷり浸かった。ゲームのシナリオや漫画原作などの文字書き仕事を経て、今はゲーム記事の執筆に邁進中。「隠れた名作を、隠れていない名作に」が、ゲームライターとしての目標。隙あらば、あまり知られていない作品にスポットを当てたがる。仕事は幅広く募集中。

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