いやー、コレはハマりますよ。そして、絵本風の世界を冒険するドクロが可愛くて、カッコイイですよっ。魔王城のギミックも、やり応えのあるものばかり。PS Vita向けタイトルとして発売された『Dokuro』のスマートフォン版になるわけですが、しっかりスマートフォン向けに最適化されているので操作性もバッチリ。先にドンドン進みたくなるギミックアクションゲームになっています。
■主人公は下級ドクロ兵士
プレイヤーが操るのは、名も無き下級ドクロ兵士。そして、助け出さなければいけないのは、魔王がお嫁さんにするためにさらってきたお姫様です。ふとしたことから、ドクロはお姫様を助けることになるのですが……。な、なんとっ、お姫様には、ドクロの姿が見えません。そんなわけで、プレイヤーは影から、姫の脱出を手伝うことになります。
しかし、魔王城はギミックだらけのいじわるなお城。簡単には脱出できません。ドクロは、影から姫の行く手を阻む障害物を取り除いていくことになります。穴があって進めない場所では、姫が通れるように穴を塞いであげたり、敵が向かってくる場所では、敵を吹き飛ばしてあげたりと、姫のために働きます。
ドクロの操作は、ヴァーチャルキーとヴァーチャルボタンで行います。画面左の「←」と「→」で左右に移動、画面右の「剣ボタン」で攻撃、「↑」ボタンでジャンプをします。「剣ボタン」は、操作したり、移動させることができるものの前へ行くと「手の平ボタン」にかわり、タッチすることで、レバー操作やブロックの移動が可能になります。
ちなみに、姫は操作できません。自動的に進んでいくのですが、姫はとっても良い人です。敵に突っ込んでいったり、勝手に進んで穴に落ちたりはしないのでご安心を。
■ドクロがイケメンに大変身
ステージが進んでいくと、王子様風のイケメンに変身できるようになります。イケメンに変身すると、ドクロのときとは違い、姫から見えように! 姫を抱っこして移動したり、敵を消滅させることができるようになります。このイケメンとドクロの使い分けが面白いです。
姫はか弱すぎて、段差を登ることもできない身です。しかし、ドクロの姿だと、段差のような場所では何もできません。そんなときは、迷わずイケメンに変身して、姫を抱っこして段差を登ります。コレ、絶対にお姫様は、イケメンにメロメロですよっ。
しかし、イケメンではどうにもできないギミックも。ドクロは2段ジャンプで高いところへ行けますが、イケメンは1段ジャンプのみ。高いところへ行きたければ、ドクロの姿になる必要があります。さらに、背の低いドクロは、背の高いイケメンではいけない場所に行くこともできます。
と、こんな具合に、イケメンとドクロを使い分けて、ステージをクリアしていくことになります。
■チョークを駆使すべし
ステージによっては、「チョーク」が必要になることがあります。チョークは、画面を指でなぞって線を引くアイテムです。チョークで線を引いて、物と物を繋いだり、導火線にしたりと、使い方はさまざま。イケメンとドクロの使い分けに加えて、チョークの使いどころを考えるのも楽しいです。
しかし、チョークの線引き判定が厳しめになっています。きちんと線を引かないと、線が繋がりません。ココ、要注意ですよっ。
■攻略のポイント
序盤に困ることになるのは、ボスが登場するステージ1-10かもしれません。もし、ステージ1-10がクリアできなくても、諦めずに粘るべし! 粘っていると、攻略のヒントを教えてもらえます。
どのステージも、クリアの基本は何度もプレイすることです。リトライを続け、根気よくプレイすることで、答えが見つかるハズ。諦めない心がステージクリアに導いてくれるのです! と言っても、前半は難易度が低めなので、サクサクとクリアすることができます。
1つのエリアが短いので、やり直しも簡単。おかげで、ミスしても、もう一回チャレンジしようと思えますよっ。
■プレイした感想
チョークの線引きがややシビアですが、操作性が良く、飽きずに続けられるゲームです。イケメンとドクロの使い分けも、メリハリがあって面白い! 絵本風の世界観とストーリーがマッチしていて、ドクロとお姫様がどのような結末を迎えることになるのかも気になります。コレは、名作です。ギミックアクション好きな方は、ぜひプレイしてみてください。
『Dokuro』は、好評配信中で、価格は2013年12月5日~2014年1月8日まで105円(iOS版は100円)、それ以降は315円(iOS版は300円)です。
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「ロイドレポ」 byさかまきうさろーる
ファミコンのA/Bボタンが四角だった頃からのゲーム好き。最近はAndroidにご執心。のんびりライターとして活動しながら、ゲームをプレイ中。ときどきすれ違いを求めて、3DS片手に福岡を徘徊しています。
Twitter:@sakaroll
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