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【カジュアルコネクトアメリカ2013】韓国のスマホゲーム市場で成功したい?それならKakao Gameに参入しよう・・・9割のユーザーが"毎時間"使うアプリの影響力

約1年前、韓国のKAKAO Corporationは同社が提供するメッセージングアプリ「KakaoTalk(カカオトーク)」のゲームプラットフォーム「Kakao Game」をリリースしました。

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約1年前、韓国のKAKAO Corporationは同社が提供するメッセージングアプリ「KakaoTalk(カカオトーク)」のゲームプラットフォーム「Kakao Game」をリリースしました。そして現在、Kakao Game対応のゲームアプリはiOS/Android共に韓国内の人気ランキングの上位を独占し韓国内にて絶大な人気を誇っています。

KAKAO CorporationのグローバルゲームチームのリーダーであるEric Choi氏は「Key Success Factors in Korea's Mobile Game Market」と題した講演にて今日のKakao Gameの好調ぶりをアピールしました。

まずChoi氏は韓国のモバイル市場について説明。韓国は7歳以上の国民のうち約73%がスマートフォンを利用し、さらに67.8%が毎年機種変更するという超スマホ大国です。またiOS端末よりもAndroid端末の方が主流で、韓国のGoogle PlayはAppleのApp Storeの約10倍の規模に成長し世界でも第2位のマーケットになっています。こうした背景のもとKAKAO Corporationは2010年3月18日よりKakao Talkのサービスを開始しましたが、若者を中心に瞬く間に大ヒット。今では1億ユーザーを突破し、韓国のスマホユーザーの90%以上がKakao Talkを利用していると言われています。1日のうちにやり取りされるメッセージは約52億件で、Choi氏によればKakao Talkはもはや「毎日使うアプリ」ではなく「毎時間使うアプリ」なのだそうです。

このKakao Talkの人気を踏まえ、KAKAO Corporationは2012年7月に韓国内にてKakao Gameを先行提供したところ、初期提供10タイトルのほぼ全てがApp Store及びGoogle Playの人気ゲームランキングと売上ランキングの上位にランクインする独占状態になりました。Choi氏によれば、韓国のゲーム市場の収益はKakao Gameの成長のおかげでたった1年で3億ドルから11億ドルと3倍以上の成長を遂げたとのこと。Choi氏はこの1年を「まるでジェットコースターに乗っているかのような大波乱の1年だった」と振り返りました。

次にChoi氏は、韓国のスマートフォン向けゲーム市場で成功するための要因について解説しましたが、その答えはズバリ「Kakao Gameに参入すること」。もともと韓国のゲーム市場はハイエンドなMMOが主流で、スマートフォン向けゲームアプリは大手ゲーム企業でさえ100万ダウンロードに到達することすら難しい状況だったそうです。ところがkakao Game出現以降それが激変。現時点で8つのKakao Game対応タイトルが1000万ダウンロードを突破し、「Anipang for Kakao」と「Dragon Flight for Kakao」は2000万ダウンロードを突破する大ヒットとなりました。

Kakao Gameの仕組みは、提供タイトルは全て独立したネイティブアプリでゲームの情報が"本家”のKakao Talkと連動するようになっており、日本で例えるならLINEと似ています。ユーザーはKakao Talk上の友達とゲームのスコアを競ったり、アイテムを贈り合ったり、オススメのゲームに友達を招待することができます。新たなゲームがリリースされた直後は特に「招待」が効果を発揮するとのことですが、最近はあまりにも招待メッセージが増えてスパムメールのようになってしまったため、1日に送れる招待の件数を制限しているそうです。提供タイトルのジャンルは、初期はかわいい女性向けのカジュアルゲームが大半でしたが、現在ではユーザーの好みも多様化し3Dグラフィックを使用した本格的なFPSやRPGなどミッドコア/ハードコアなタイトルも増えているとのこと。またユーザーの男女比は半々で、プレイするジャンルも男女の差が徐々に無くなりつつあるそうです。

Choi氏はKakao Gameで成功する最も重要なポイントとして「ユーザーを競争させること」を挙げました。Choi氏曰く韓国人は闘争心が非常に強い民族で、スコアランキングやゲームのアクティビティ共有がアクティブ率向上に役立っているとのこと。つまりゲームが終わるごとに小まめにランキングを反映・表示して常に「友達との競争」を意識させることが重要というわけです。また競争を激化させるために友達を招待するユーザーも多く、それがリリース後すぐに多くのユーザーを集める要因にもなっているそうです。そのため「ディベロッパーはリリース後の一週間は特にプロモーションとマーケティングに注力すべき。ユーザーの行動を解析し、他タイトルとのクロスプロモーションやアイテムプレゼント、Kakao Talkで利用できるスタンプの無料配布などキャンペーンを行ってユーザーを惹き付けるのも効果的だ」と解説しました。

なお、Kakao Gameへの参入はとても簡単で、外国のディベロッパーや小規模スタジオも大歓迎とのこと。ただしゲームの審査基準は一応存在しており、現時点ではギャンブルを題材としたゲームやエロ・グロなどR18ゲームは提供できません。最後にChoi氏は「是非モバイルゲームの新たな黄金郷・韓国に来て下さい。いつでも誰でも歓迎します」と場内の開発者に呼びかけ講演を締めくくりました。
《籠谷千穂》

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