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コンテンツ制作の新たな可能性「クラウドファンディング」、国内4社が一堂に・・・黒川塾(八)レポート

サイバーエージェント・ベースキャンプにて「黒川塾(八)」が行われました。毎月、恒例となっている黒川塾。これまではゲーム業界のキーマンを招き、様々な議論が行われてきましたが、今回のテーマは「クラウドファンディング」です。

ゲームビジネス 開発
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以上、日本でクラウドファンディングを運営する4社の紹介がなされ、黒川氏はエンターテイメント産業に従事した自身の経験から、クリエイティブなプロジェクトの資金調達の難しさについて触れました。従来の資金調達では、利益率や事業計画などコスト面での制約が厳しく、クリエイターが十分な力を発揮できるプロジェクトは少なかったといいます。しかしながら、クラウドファンディングを通して個人のユーザーに直接、企画の魅力を伝えて、少額の出資を広く求めることで、クリエイターの自由度が高くなると、黒川氏はクラウドファンディングを肯定的に捉えています。

とはいえ、Kickstarterを中心とした海外のクラウドファンディングでは、ゲームのプロジェクトを中心に100万ドルを超える資金調達が成功しており、日本ではその規模はまだまだ小さいと言えます。そのため、黒川氏はゲストに日本と海外のクラウドファンディングを取り巻く状況の違いについて質問を投げかけました。

CAMPFIREを運営する石田氏は、OUYAやOculus Riftといったゲームに関連するプロジェクトに関しては、一般の支援者だけではなく、エンジェル投資家が多額のお金を投資している点を指摘しました。そのため、海外のクラウドファンディングでは資金調達よりも、マーケティング的な側面の方が大きいのではないかと、石田氏は見ています。

実際に有力な投資家や影響力のある人物が出資を行なうと、一気にクラウドファンディングで資金が集まることが多いと、Anipipoの平氏は述べています。そのため、資金調達に成功するためにはキーマンとなる人物からの支援が非常に重要だそうです。

また、READYFOR?の米良氏は、単に起案者のSNSのフォロワーが多い、人気が高いといったことだけではなく、プロジェクトを実行するために本当に適切な人なのか、そのプロジェクトを実現する情熱を持っているのかといった点が重要であると指摘しました。大高氏はこれに同意しつつも、情熱と同時に周囲の人間を巻き込んでいく力が重要であり、Kickstarterなどではプロジェクトの起案者同士が支援しているのが非常に興味深いと語っています。

■起案者と支援者のコミュニケーションの重要性
《今井晋》
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