「大作に大きな予算を投じるのはいいでしょう。しかし私たちにとって目下最大の疑問は、テレビがどこまで重要なのかということです。テレビに関係ないコアゲーマー向けの作品にどこまでテレビCMが有効なのかということです。テレビCMは非常に高価で、大きなスポーツイベントなどは本当に大きな費用がかかります。そうであれば屋外やウェブ、もしくはもっと直接的にユーザーに訴えかける別の何かが出来るはずです」
Danny Bilson氏はTHQでコアゲーマー向けのタイトルを担当する副社長という立場。小さい頃はテレビで育ち、映画作家やプロデューサーなどを経て現在ではTHQで仕事をしますが、映画「The Rocketeer」、ゲーム『007 Everything or Nothing』のシナリオを書くなど多彩な才能で知られます。テレビ番組制作にも携わった経験があり、思い入れは人一倍ある氏の発言という意味でも重い証言です。
同氏は費用対効果以外にも、ゲームを遊んでいる際はテレビを見ることはできない、という理由からもテレビCMに疑問を示しているようです。一方で、「テレビ番組が原作のものや、WWEやUFCのようにテレビで人気のIPのタイトルには引き続き有効ではないか」とも述べています。
もちろんインサイドの見解は、もっとウェブで面白いことをやろう!です。よろしくお願いします。
関連リンク
編集部おすすめの記事
ゲームビジネス アクセスランキング
-
ジョイポリスの“実際に歩ける”VRアトラクションは7月23日オープン!ゾンビから拠点を守るリアルFPS
-
イケメンはこうして作られる!「「その口…塞いでやろうか…?」250人のイケメンをLive2D化してわかった、成人男性キャラの魅力的な見せ方」セッションレポート【alive2019】
-
【CEDEC 2012】『シェルノサージュ』はどのようにクラウドサービスを導入したのか
-
任天堂ミュージアムに行ってきました!
-
令和に新作ファミコンカセットを自作!その知られざるテクニック&80年代カルチャーを「桃井はるこ」「なぞなぞ鈴木」らが語る【インタビュー】
-
ミドルウェア開発からゲーム制作まで~シリコンスタジオにPS3『3Dドットゲームヒーローズ』について聞く
-
目黒将司×LAM 無二の個性派クリエイター対談-「目黒サウンド」「LAM絵」と称される“キャッチーさ”はどう育まれた?
-
任天堂、パテントトロールに勝訴し全特許を差し押さえ 『Wii Fit』を巡り
-
【GDC 2015】2人で作って10億円を稼いだ『クロッシーロード』のサクセスストーリー
-
去年最も売れたソフトは?ファミ通2003年間ランキングトップ100