人生にゲームをプラスするメディア

有料アイテムの購入に保護者の同意を、BOT使用者の処分を合法に

韓国公正取引委員会は、10月を目処に新たな紛争解決基準を用意すると発表しました。

ゲームビジネス その他
韓国公正取引委員会は、10月を目処に新たな紛争解決基準を用意すると発表しました。

この紛争解決基準では、「未成年者が有料アイテムを買うには保護者の許可を得た上でなければ無効である」とする新たなライン引きが行われます。

これは未成年プレイヤーが保護者に黙って有料アイテムを購入、トラブルとなる例が多いためで、保護者の同意無き購入は無効となります。オンラインゲーム各社は有料アイテムの購入時にメールなどで保護者に確認を取っているのですが、それでもトラブルが多いのが実情となっており、この紛争解決基準が有効に機能することが期待されます。

オンラインゲーム界の悩みとなっているのが、ゲームのプレイを自動化する不正なプログラム及びハードウェア。無人でモンスターを狩り続ける「BOT」や自動でマウスを動かすことにより戦闘を効率化する「オートマウス」はゲームのバランスに影響を与え、ひいてはRMT(リアルマネートレード。ゲーム内のアイテムやお金を、現実のお金すなわち円で買う行為)にも繋がる行為として各ゲームが規約で禁止しています。

メーカーもゲームの利用権を剥奪するなどの対策を取っているのですが、純粋な誤認に加え、不正プログラムを使った当人が「処分が厳しすぎる」と訴えを起こすケースもあり、取り締まりは順調に進んでいないのが実態。

新たな紛争解決基準では、メーカー側には処分基準の明確化を求めるかわりに不正プログラムの利用者には処分を下すことが可能となります。

特に未成年プレイヤーの有料アイテム購入は、日本でも問題になりつつあるケースだけに、紛争解決基準がどのような形で適用されるかは注目したいところです。
《水口真》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

ゲームビジネス アクセスランキング

  1. 【プレイレポ】テスター希望者10万人超えのVRMMO『ソードアート・オンライン ザ・ビギニング』のヤバさにワクワクが止まらない

    【プレイレポ】テスター希望者10万人超えのVRMMO『ソードアート・オンライン ザ・ビギニング』のヤバさにワクワクが止まらない

  2. プレイステーション3版『頭文字D EXTREME STAGE』・・・開発者に聞く

    プレイステーション3版『頭文字D EXTREME STAGE』・・・開発者に聞く

  3. 「キミの心の応援団長」バーチャルYouTuber富士葵が込める想いとはーーキーマンインタビュー

    「キミの心の応援団長」バーチャルYouTuber富士葵が込める想いとはーーキーマンインタビュー

  4. 8kgの機器を背負って25分のVR体験…!USJ『モンハン』アトラクションの“マジ狩り”っぷりにハンター騒然

  5. 「日本と海外におけるゲーマーにとってのリージョン制限」・・・イバイ・アメストイ「ゲームウォーズ 海外VS日本」第22回

  6. スマホ版「ログレス」はこうして作られた。PCゲームしか開発経験のないチームが取り組んだゲームデザインの挑戦

  7. 今、e-Sportsは富山がアツいーキーマンとなる堺谷陽平氏とCygames森慶太氏に聞く、地域振興としてのe-Sportsとは

  8. 今年の特別前売券特典、オーロラチケットで「デオキシス」をゲット!

  9. マリオの1コインは370万円の価値あり!? ドルより強いゲーム通貨

  10. グラビアアイドル×VR=けしからん!パノラマ動画「VRガール」公開

アクセスランキングをもっと見る