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【E3 2016】サイバーパンクARPG『デウスエクス マンカインド・ディバイデッド』プレイヤーの行動で紡がれる物語とは

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【E3 2016】サイバーパンクARPG『デウスエクス マンカインド・ディバイデッド』プレイヤーの行動で紡がれる物語とは
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米ロサンゼルスにて開催されたE3会場にて、国内発売も予定されているスクウェア・エニックス新作『デウスエクス マンカインド・ディバイデッド(Deus Ex: Mankind Divided)』のストーリーを担当したMary DeMarle氏への合同インタビューが行われました。

DeMarle氏によると、今作も前作『デウスエクス(Deus Ex:Human Revolution)』と同じく「コンバット」「ステルス」「ハッキング」「ソーシャル」という4つを柱としており、プレイヤー次第で内容が変化していくゲームであると説明。物語は前作から2年後の2029が舞台となり、体を機械化「オーグメンテッド」された人々らによる蜂起から、世界では機械化された人間とそれを嫌悪する勢力との対立が加速。人種差別やアパルトヘイト(隔離政策)が激化していく中、テロとの戦いで半ば強制的に「オーグメンテーション」を施された主人公アダム・ジェンセンは、苦悩と戦いながら自らの答えを探すことになります。

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――ゲームプレイによって物語が変化するとのことですが、分岐はかなり多いのですか。

DeMarle: 物語の本筋の中にさまざまな選択肢が用意されています。特定のキャラクターとの会話の中でどういった態度をとるかでも変わりますし、ミッションAとミッションBのどちらかを選んだことにより、物語もそれに応じてまた別の方向へと進む、ということもあります。サイドミッションもいくつか用意されていますが、素早くクリアすることもできますし、掘り下げるとミッションの中でもさらに別のミッションが発生して、1時間くらい要するようなこともあります。

とある登場人物と会った場合、選択次第では彼の出番はそこで終わってしまい、二度とゲーム内に登場することがないこともあります。他の選択によっては、またある程度時間がたった後で物語に介入してくるかもしれません。また、選択肢によっては、通常は敵の拠点であったところが安全地帯に変化していることも。ゲームプレイしていく中で、明らかにこれは重大な選択肢だとわかるものもありますが、中にはそこまではっきりとしていないものあります。どのルートを選んでいたかはもう一度プレイしたときにしかわからないでしょう。ただ、どの選択を選んだとしてもゲームプレイの体験を損なうようなものではなく、あくまでそれ自体で成り立つものになっています。

――つまり、分岐によって変わるマルチエンディングに?

DeMarle: 本筋は一本ですが、その中の選択次第で細かくは変わっていきます。ですので、いわゆるADVのマルチエンディングのようなトゥルーエンドやバッドエンドのようなものはありません。


――エンディングも決まった本筋から大きく異なる展開はないということですか。

DeMarle: 前作はクライマックスで1つの大きな出来事が起こって、プレイヤーの選択次第でエンディングの映像が変わるというものでした。今作はそれをさらに拡張して、最後のミッションあたりでのプレイヤーの行動によって異なったミッションへと進んでいきます。ただ、選択で分岐して行くシステムですが、従来のマルチエンディングとは全く違う方向性であることは強調したい部分です。

――前作から直接的な続編とのことですが、過去作をプレイする必要は?

DeMarle: これまでシリーズをプレイされたことがない方でも十分楽しめる内容になっています。前提として知っておいたほうが良い情報はゲームの中に用意されていますので、今作に至る物語は理解できます。ただ、探索する中で細かいバックストーリーを見つけていくことができますので、前作をプレイしているとそれがどのように関わっているかは理解しやすいですね。12分にも及ぶ紹介映像がゲーム内にも入っていますので、いつでも確認できるようにしています。

――選択についてですが、E3でのデモバージョンでは護衛が必要な特定のキャラクターをNPCが殺害してしまい分岐が発生していました。プレイヤーが意図しないところで分岐が発生してしまうことは多くあるということでしょうか。

DeMarle: 会話で表示される明らかな選択肢とは違い、ゲームをどうプレイしたかによって変わってくるものも多くあります。ミッション中にやるべきことをせずに進むと、因果応報という形でストーリーに影響してくる部分もあります。


――一度クリアした後にもう一度違う分岐でストーリーを楽しみたいと思ったときに、ミッションの途中からプレイできたり、「強くてニューゲーム」のような要素は用意されていますか。

DeMarle: 「強くてニューゲーム」はあります。クリア後は、1度手に入れた装備そのままで新しいゲームを開始できます。ただ、ミッションの途中からはプレイできないので、それまでの選択肢は1から体験してもらう必要があります。

――今回発表された「ブリーチモード」は本編に影響するものなのでしょうか。

DeMarle: 「ブリーチモード」は、どちらかというと『デウスエクス』のゲームプレイの部分を切り取ってアーケードスタイルにアレンジした内容です。このモードは、とあるデータアーカイブを保管している会社をハッキングしていくという内容なのですが、本編ではジェンセンがその施設を訪れるので、そういう形での連動はあります。「ブリーチモード」が本編に与える影響というのは無いと思います。やり方によっては本編で語られていない部分を明らかにできるかもしれませんが、直接的な影響はありません。


――今回の見どころの1つが「ステルス」とのことですが、見つかったら即ゲームオーバーになったりするのですか。

DeMarle:『デウスエクス』はプレイヤーが好きなスタイルでプレイできるというのが根幹にありますので、シビアなステルスゲームというわけではありません。敵に見つかってもコンバットに移行しますので、臨機応変にプレイスタイルを変えていくことができます。もちろん、ステルス縛りでプレイしていただくこともできますし、それに対し実績やトロフィーも用意されています。

――今作はバタフライエフェクト的なシステムになっていますが、これは描きたい物語が先にあってシステムが作られていったのでしょうか。それともシステムが先にあって物語を組み込んでいったのでしょうか。

DeMarle: 前提としては物語が最初にありました。プロットを最初に書く中で、これがこういう展開になっていたらどうなるのだろう、というものを選択肢として組み込んでいく形です。毎回のことですが、シナリオライターが単独でやるのではなく、レベルデザイナーやゲームデザイナーと一緒になって話し合いながら作り上げています。物語が進むほど選択肢は増えていくのですが、例えばジェンセンと上司の会話で、それまでの行動によっては上司の態度が変わってくるというように様々な要素が絡み合ってきます。ライターとしてはそれを全部思い出して、分岐したそれぞれのシチュエーションに合わせたセリフする必要があったのでこんがらがってしまい大変でした(笑)。ですので、エクセルでフローチャートを作って、皆で共有しながら作っていました。


――今作の物語としての見どころは。

DeMarle: 本筋のストーリーはもちろんですが、『デウスエクス』の世界観を通した物語を知ってもらいたいです。ジェンセンが訪れる居住区など、そこで見つけたものを通していろいろな細かい物語が見えてきますので、それを楽しんでいただきたいです。シリアスな展開だけでなくコミカルなキャラクターも登場しますし、ジェンセンとの変わった掛け合いもあります。ゲームプレイでも面白い敵の倒し方ができるようになっていますよ。

――本日はありがとうございました。

『デウスエクス マンカインド・ディバイデッド』はPS4/Xbox One/ PCでリリース予定、国内発売日は未定です。
《Daisuke Sato》

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