カプコンのニンテンドースイッチ向けソフト『モンスターハンターライズ』の体験版が配信されました。本作は、据え置き&PC向け『モンスターハンターワールド』に続くシリーズ最新作としてリリースされたもので、シームレスなフィールドやファストトラベル、無限使用できる砥石をはじめとした同作から受け継がれている要素が多数あります。さらに「翔蟲」を駆使したアクションが追加されたことで、よりダイナミックな戦闘が可能に。ハンターを背に乗せてフィールドをスピーディーに駆け抜けるオトモガルクも登場しました。このように目新しい新要素が追加されているのですが、今回注目したいのは主人公の声です。これまでの『モンスターハンター』シリーズの主人公は、プレイヤーの分身としてセリフを話すことはありませんでした。しかし、本作では、主人公が積極的にセリフを話すようになっています。ただ、この変更。当初は『バイオハザード』や『デビルメイクライ』シリーズのように、主人公がストーリーシーンで主体的に動くだけなのかと思ったのですが、どうやら戦闘でも多彩なセリフを言って、ゲーム体験に多大な影響を及ぼしているようです。これがゲームシステム的にも理にかなっていると思いました。なぜなら戦闘中、プレイヤーに対してリアルタイムで攻略のアドバイスをしてくれるからです。特に、上級者向けの任務「タマミツネ討伐」では、主人公のセリフによって戦闘における立ち回り方が自然とわかるようになりました。上級者向けと述べたとおり、タマミツネは体験版の討伐対象としてはシリーズに慣れ親しんだ人でも歯ごたえがあり、オンラインマルチプレイモードで挑戦しても何度か返り討ちにされることがありました。それをひとりで倒すとなると、これまでのシリーズのようにモンスターの行動パターンを覚えなければならないのですが、本作では、主人公がモンスターの攻撃に対して「何かしてくる!」とベストなタイミングで警戒を促すセリフを言ってくれるので、防御・回避行動が取りやすかったです。これは、シリーズ初心者やアクションゲームが苦手な人にとっては非常に助かる要素ではないでしょうか。シリーズに慣れ親しんできたプレイヤーが新たなモンスターに遭遇した際も、主人公のセリフに耳を傾けながら立ち回れば、プレイヤースキルの成長速度が加速するのかもしれません。筆者も主人公が話すことに最初は違和感を覚えましたが、戦闘をしている最中は不自然さはなく、むしろ臨場感を高めてくれる要素として歓迎するようになりました。オプションから主人公のセリフの発生頻度も調整できるので、これまで通りに自分の目でモンスターを観察して攻略方法を探っていきたいプレイヤーは、これを活用するといいでしょう。このように主人公の声が追加されたことで、プレイヤースキルの成長速度が上がったように感じました。それにオトモガルクにしてもゲーム進行スピードに影響を与えるものです。もしかしたら『モンスターハンターライズ』は、これまでのシリーズよりもスピーディーなゲーム体験が楽しめるのかもしれません。今回の体験版は4つの任務しか受けられなかったので、製品版では主人公の声がもたらす変化がどのようなものなのか、楽しみです。『モンスターハンターライズ』は2021年3月26日発売予定です。
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