「東京ゲームショウ 2017」SIEブースにて、『グランツーリスモSPORT』を体験してきました。圧倒的な臨場感とリアリティ溢れるグラフィックで、レースゲームファンを魅了し続ける「グランツーリスモ」シリーズ最新作の感想をお届けします。
「グランツーリスモ」といえば、ハイクオリティなグラフィックが大きな特徴となっていますが、『グランツーリスモSPORT』はもう、現実世界と見分けるほうが難しいほどリアル!コースの質感や上空に広がる空模様など、ゲーム画面と知らなかったら写真と言われても分からないほどです。筆者は車を止めて、レースに熱狂する観客がどのように描かれているかもチェックしてみたのですが、ひとりひとりの顔までちゃんと描かれていることに驚いてしまいました。
「はー、これは凄い」と景色に見とれていたら、ドン!と後ろから衝撃が。どうやらコースのど真ん中で車を止めていたため、後続車に追突されてしまったようです。「そうだ、これはレースだった」と思い出し車を走らせたところ、愛車の衝突されていた部分がベッコリと凹んでいることに気付きました。その後、何度か車を壁などにぶつけてみましたが、その度にしっかりとダメージ演出が付いていて、「こんなに細かいところまで再現しているのか」と感動してしまいます。実験しすぎてコンパニオンのお姉さんに、「車、ボロボロですね」と笑われてしまいましたが……。
その後、PSVRブースにて『グランツーリスモSPORT』のVRモードも体験できました。ヘッドセットを装着してハンドルを握れば、そこはもうレースマシンのドライバー席。360°、車内の様子がしっかりと表現されています。上を見上げれば当然のように車体の天井があり、運転席特有の密閉感もちゃんと感じられます。
筆者はここでもレース中に車を止めて、コースの景色や観客の描かれ方を観察しました。先ほどのPS4モードと比較すると当然グラフィックの解像度は落ちますが、それは車を止めてジッと眺めてみた時の話。普通にゲームをプレイすると時速200キロ近いスピードで走るため、解像度の差などはまったく気になりません。というか、目の前にぐんぐん迫ってくるカーブをいかに上手く曲がるかだけで頭がいっぱいになります。これほど緻密に再現された世界をじっくり眺めることなく、ハイスピードで駆け抜けてしまう。そう考えると、『グランツーリスモSPORT』はある意味、非常に贅沢なゲームなのではないでしょうか。
それにしても、頭では仮想現実だと分かっているはずなのに、レース中はアクセルを踏む足に力が入ってしまいます。筆者は10年以上前に車の免許を取得した以来、一度も公道に出たことがない筋金入りのペーパードライバーですが、しっかりとレーシングゲームの魅力を堪能できました。普段車に乗らない筆者ですらそう思ってしまうのですから、車好きの方であれば、本作は堪らないものになりそうです。
PS4『グランツーリスモSPORT』は、10月19日発売予定です。
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