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【特集】みんなそれぞれのポケモンの思い出(2)「20周年を迎えた『ポケモン』と、これからの20年に向かう『ポケモン』へ」

私が妙なCMを見たのは高校に上がる頃。公園でゲームボーイと通信ケーブルを持った女性が出てくるCMでした。セガサターンやプレイステーションが話題だった当時、発売から7年も過ぎ、時代遅れの感じすらしていたゲームボーイの新作の告知は・・・。

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【特集】みんなそれぞれのポケモンの思い出(2)「20周年を迎えた『ポケモン』と、これからの20年に向かう『ポケモン』へ」
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私が妙なCMを見たのは高校に上がる頃。公園でゲームボーイと通信ケーブルを持った女性が出てくるCMでした。セガサターンやプレイステーションが話題だった当時、発売から7年も過ぎ、時代遅れの感じすらしていたゲームボーイの新作の告知は、3Dグラフィックのゲームに興味を奪われていた私の心に止まることはありませんでした。そのゲームが『ポケットモンスター』というタイトルであったことをちゃんと認識したのも、小学生の時好きだった漫画家の穴久保幸作氏が描いた『ポケモン』のコミックを本屋でたまたま見かけたから。恥ずかしながら、私が初めてプレイした『ポケットモンスター』は社会現象になってから。『ポケットモンスター ピカチュウ』でした。

それからしばらくして、海外でも子供達が『ポケモン』のゲームやカードで遊んでいる姿は普通に見かけるようになりました。取材で行ったアメリカでの新作の発売イベントや世界大会でも、若い世代や子供たちが熱狂する姿を見てきています。『ポケモン』が世に出て20年経った今、20代や10代、もっと下の若い世代は物心ついたときから『ポケモン』が側にいたのではないでしょうか。世界から愛されるゲームであり、キャラクターであり、物語である『ポケモン』が、人生の中に大きく関わってきであろうそんな世代を、私はうらやましく思います。今、私がどんなに『ポケモン』に熱中しても、子供時代から側にいた大切な存在にはなりえないからです。


ポケモン世界大会の様子


20周年を迎えた『ポケモン』は、きっとこれからの20年も新しい世代へと繋がれていくでしょう。そんな時代の流れを、私はいちファンとして見守り続けていきます。
《Daisuke Sato》
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