COM2USは、1998年に設立された韓国大手モバイルゲームデベロッパーで、フューチャーフォンゲーム開発から始まり、現在ではAndroid及びiOSのゲーム開発を行っています。また、先月の2013年10月4日に、GAMEVIL(スマートフォン向けのゲーム開発企業)に買収をされました。
COM2USは、韓国モバイルゲーム市場においてはかなりのシェアを誇っておりますが、今回のG-STAR2013に出展(BtoBブース)する狙い・意図について話を伺いました。
■「G-STAR2013」出展の狙いとは?
出展の一番の狙いとしては、韓国本国では多くのユーザーにCOM2USのゲームをプレイしてもらっているものの、他国ではまだまだ認知が広がりきれておらず、海外進出を更にドライブさせていくため、とキム氏は語っています。特に「ヨーロッパ」「ロシア」「中国」に関して力を入れていく方向で、今回のG-STAR 2013の初日のBtoB商談ブースには南米や中国など海外から足を運んでくる企業が多いとのこと。
■現状の日本展開の動きについて
COM2USの日本法人であるCOM2US JAPANは、現在、10数名程度の従業員が日本での活動を行っているとのことです。ただ、日本国内には開発担当はおらず、マーケティングやPR・広報活動を少人数で回しているようです。
また、COM2USは「Com2uS HuB」という会員コンテンツ(プラットフォーム)があるものの、日本国内においてはまだまだ認知が進んでいない状況。今までは韓国本国での会員数の拡大に力を入れていましたが、今後は日本については更に注力をしていくとのことです。
※「Com2uS HuB」は会員登録制になっており、ユーザー同士のコミュニケーションはもちろんのこと、ユーザーが発見したゲーム内でのバグや誤動作等も書き込めることができ、ユーザーの声を受けてゲームのクオリティアップをしています。
日本において支持があるタイトルは『ゴルフスター』というゴルフゲームでiOS・Androidともに展開をしており、じわじわと認知も広がってきているようです。特にAndroidに関しては、Google Play内にて何度かフィーチャーされ、これから更にユーザー数の増加を狙っていくとのこと。
■今後の展開について
前述した通り、海外での活動(特にヨーロッパ、ロシア、中国)を引き続き、力を入れて行っていくとのことです。また、GAMEVILとの連携についてはまだまだ具体的な内容が固まっていないとのことでしたが、両社の良い部分を重ね合わせてシナジーを生み出していく流れになるようです。両社ともにプラットフォームを持っている為、将来的にこの部分をどのようにしていくかがキーポイントになると思われますが、どちらか一方に集約するか、全く新しいプラットフォーム両社で開発していくのかはまだ未確定。ただ、何かしら動く可能性はありそうです。日本では前述のゴルフゲームに加え、フィッシングゲーム等のスポーツ系のゲームを展開していく予定ですので、ぜひご期待くださいとのことです。
韓国では圧倒的な支持を得ているCOM2US。今後日本でどのような動きをしていくのか、インサイドでは引続き、追っていく予定です。
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