現在開催中の東京ゲームショウ 2013にて出展されている、Xbox One専用ソフト『Crimson Dragon』のプレイアブルデモ試遊レポートをお届けします。
本作は、元々はXbox 360向けのXbox Live アーケードタイトルとしてリリースが予定されていたものの、発売直前に延期が発表され、Xbox Oneへと開発がシフトしたという経緯を持つ作品。Xbox 360時代に比べてグラフィックが格段に向上し、コントローラーでの操作も可能となりました。
国内におけるXbox Oneタイトルのプレイアブル出展は今回のTGS 2013が初という事もあり注目度は高め。今回の試遊では、物語の一部を体験出来るストーリーモードと、巨大ボスとの戦闘にフィーチャーしたボスモードのどちらかを選択してプレイするという形。
新型Kinectとコントローラを組み合わせた操作も特徴の一つですが、今回はコントローラ操作のみが対象。Xbox Oneのコントローラは、Xbox 360と比べてやや薄いという印象でしたが、握り心地はほぼそのまま。その他の感覚としては左右のスティックの動きが非常に滑らかとなっていた印象です。
ストーリーモードは、奥へ奥へとステージを自動で進みながら敵を殲滅していくという、本作のベースにもなった『パンツァードラグーン』シリーズを踏襲したレールガンシューティング。「ダメージを受けずに突破」、「微生物を全て撃退」といった具合にステージの各場面毎でチャレンジ項目が登場し、その達成状況に合わせて最終的なリザルトが変化していくという仕組み。
グラフィックに関しては、背景の書き込みが凄まじく、一画面で描写されるオブジェクトの数や爆発の演出は現行機から一線を画する迫力。特にストーリーモード中盤で訪れる広場や、巨大ボスとの戦闘は次世代機の実力を直に感じられる場面でした。
後半になるにつれて敵の攻撃が激しくなり、加えてゲームスピードと難易度も大幅にアップ。今回設けられた制限時間はワンプレイ15分程度でしたが、筆者が順番待ちで待機している間にゲームをクリアしたプレイヤーは一人もおらず、殆どが後半部分で脱落していました。
ボスモードは、自動スクロールで進行していくストーリーモードと異なり、マップを360度自由に動きまわりながら戦闘を行います。右スティックでターゲットのエイム、左スティックで進行方向と高度の調整を行うのですが、自由に移動出来るとはいっても、常に前方に自動で移動している状態の為、コントロールはかなりクセのあるものに。
ボスには背中や尾ひれ、腹など様々な部位に弱点が存在し、ドラゴンを上手く操りながら弱点の見える位置まで移動する必要があります。弱点の位置は赤く表示されているので一目瞭然ですが、前述した様にコントロールが独特なので、細かな調整を行いながらいかに素早く動けるかがボス戦のポイント。筆者は残念がらボスの第三形態でゲームオーバー。
発売時期や価格等は今のところ発表されていませんが、『パンツァードラグーン』のファン、XBLA時代から楽しみにしていたユーザー共々に今後の続報に注目しておきましょう。
TGS 13: 高難易度に脱落者も続出した『Crimson Dragon』プレイアブルレポ
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