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Wii U、2日間での販売台数は30.8万台 ― Wiiには及ばなかったものの、消化率は9割弱に

メディアクリエイトは、14日に12月3日から12月9日のゲームハード販売台数を発表しました。Wii Uの2日間での販売台数や消化率のデータも公表されています。

ゲームビジネス 開発
Wii U、2日間での販売台数は30.8万台 ― Wiiには及ばなかったものの、消化率は9割弱に
  • Wii U、2日間での販売台数は30.8万台 ― Wiiには及ばなかったものの、消化率は9割弱に
  • Wii U、2日間での販売台数は30.8万台 ― Wiiには及ばなかったものの、消化率は9割弱に
メディアクリエイトは、14日に12月3日から12月9日のゲームハード販売台数を発表しました。Wii Uの2日間での販売台数や消化率のデータも公表されています。

今回の発表によると、Wii Uの発売2日間での売り上げは30.8万台と好調なセールスを記録しています。2006年に発売されたWiiの発売2日間での売り上げは35万台でしたので、それと比較すると若干売り上げは下がっているものの、消化率はWiiの時と同じく90%弱という高い数字を記録しています。

ハード別販売台数グラフ


なお、ソフトについては昨日お伝えした通り『New スーパーマリオブラザーズU』、販売本数は16万3000本で順位は2位。『Nintendo Land』(Wii U)が6位で7万2000本となっています。ソフトの装着率(=本体購入時に一緒に購入するソフトの本数)は1.22に止まり、Wiiの1.80に比べ低い数値を記録しています。

これは様々な要因が考えられますが、その一つとしては任天堂のタイトルが2作品しか販売されなかったということです。Wii発売時には『Wii Sports』『おどるメイドインワリオ』『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス』『はじめてのWii』の4タイトルが発売になったほか、『はじめてのWii』にはWiiリモコンが同梱されるなど、同時購入しやすい環境が整っていたこともあげられます。

また、任天堂作品の2つと『ゾンビU』を除いては、完全新作タイトルはなかったというのも同時購入が減った一因となっているかもしれません。

なお、日本と同じような推移をみせたのが北米地域です。初週販売台数は42.5万本とWiiの47.6万本には及びませんでしたが、好調なセールスを記録しています。ただ、ソフトの装着率が異常に低く、1.2という数字になっています。ちなみにWiiのソフトの装着率は2.0でした。

今週はWii Uはもちろんニンテンドー3DSも販売台数を増やし、PS3も『龍が如く5 夢、叶えし者』の発売などで、先週に比べて25%近く売り上げが上昇しています。

■ハード販売台数(12月3日~12月9日)
・Wii U:308,142
・ニンテンドー3DS LL:136,373
・ニンテンドー3DS:75,126
・PS3:36,994
・PSP:19,637
・PSV:11,039
・Wii:6,714
・Xbox360:1,216

12月3日~9日のハード販売シェア
《宮崎 紘輔》

タンクトップおじさん 宮崎 紘輔

Game*Spark、インサイドを運営するイードのゲームメディア及びアニメメディアの事業責任者でもあるただのニンゲン。 日本の新卒一括採用システムに反旗を翻すべく、一日18時間くらいゲームをしてアニメを見るというささやかな抵抗を6年続けていたが、親には勘当されそうになるし、バイト先の社長は逮捕されるしでインサイド編集部に無気力バイトとして転がり込む。 偶然も重なって2017年にゲームメディアの統括となり、ポジションが空位になっていたGame*Sparkの編集長的ポジションに就くも、ちょっとしたハプニングもあって2022年7月をもって編集長の席を譲る。 夢はイードのゲームメディア群を日本のゲーム業界で一目置かれる存在にすること、ゲームやアニメを自分達で出すこと(ウィザードリィでちょっと実現)、日本武道館でライブすること、グラストンベリーのヘッドライナーになること……など。

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