「Steam」で提供されているタイトルは主に海外のタイトル(もちろんPCゲーム)となっているのですが、日本のパブリッシャーが権利を獲得してしまうと海外版の購入は出来なくなってしまうという問題です。当然、日本で権利を持つメーカーが許可を出せば購入できるのですが、あまりPCゲーム市場が大きくない日本では期待薄です。そもそも日本ではPC版がリリースされないことも日常茶飯事です。
スクウェア・エニックスが買収したアイドスの作品もそんなタイトルの一つ。しかし、あるユーザーがTwitterを通じてスクウェア・エニックスの和田洋一社長に海外版も購入できるようにして欲しいと要望したところ、聞き入れられ、昨晩から日本でもアイドスの海外タイトルが購入できるようになっています。
昨日深夜、Valve、海外版購入の解除完了しました。先方担当と当方担当、当方担当者間、各々のコミュニケーションギャップが複雑骨折になっていました。ご迷惑をおかけし申し訳ございませんでした。なお、当然ですが、我々にパブリッシュ権限を持っているものが対象です。
サイトで検索したところ、『Batman: Arkham Asylum』『Just Cause 2』『Supreme Commander 2』『Deus Ex』『Hitman 2』などが購入可能になっていました。
Twitterでは、ユーザーからの声に「やります」と即決するソフトバンクの孫正義社長が有名ですが、ゲーム業界でも、大企業にあってこの動きの速さと柔軟性はユーザーにとっては嬉しいものがありますね。