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日本オンラインゲーム協会 植田会長インタビュー

去る6月28日、オンラインゲーム事業者の団体として、日本オンラインゲーム協会が設立されました。この協会について、会長の植田修平氏(ゲームポット代表取締役社長)にそのミッションや現在のオンラインゲームの動向についてお話しを聞きました。

ゲームビジネス その他
去る6月28日、オンラインゲーム事業者の団体として、日本オンラインゲーム協会が設立されました。この協会について、会長の植田修平氏(ゲームポット代表取締役社長)にそのミッションや現在のオンラインゲームの動向についてお話しを聞きました。



Q: まずは、あらためて設立の経緯と協会のミッションについてお聞かせください

植田氏:この日本オンラインゲーム協会は、経済産業省 関東経済産業局の首都圏ベンチャーフォーラムでおこなってきたオンラインゲームフォーラムでの活動がもとになっています。

年々オンラインゲームのマーケットが拡大していて、2006年は1000億円を越す市場になりましたが、たくさんのユーザがオンラインゲームに慣れ親しむようになってくると、さまざまな課題とか問題点も出てきています。業界の発展とともに出てくるそれらの問題に立ち向かっていくためにも、ゲームの運営会社が主体となった組織が必要だと考えました。

これまでオンラインゲームフォーラムの中でパブリッシャーが勉強会的に培ってきたものをベースとして、我々運営事業者が主体となって協会を立ち上げて、みずからきちっと取り組んでいこうということで、今回日本オンラインゲーム協会の中心となっている理事の5社、ゲームオンさん、NHNJapanさん、ガマニアデジタルエンターテインメントさん、ジークレストさん、そして弊社(ゲームポット)の間で、昨年の年末ぐらいからそういう動きが出てきました。

幸い、立ち上がりの段階で25社の加盟をいただいています。多くのパブリッシャーさんや関連事業者さんの賛同をいただいて、今後は精力的な活動ができると期待しています。

活動内容としていくつかのミッションを考えております。まず、オンラインゲームに関する調査研究や、セミナー、シンポジウムの開催ですね。そしてビジネスマッチング。オンラインゲームというと、日本だけでなくアジア諸国で非常に盛んになっているビジネスですから、そういったところとの、海外のオンラインゲームの協会との連携も今後は視野に入れていく必要があります。現在は韓国からもってきているオンラインゲームが主流になっていますが、オンラインゲームの業界は海外との接点が多いのが特徴でして、タイトルを海外に提供する、海外のタイトルを受ける、いろいろな接点があります。そういうビジネスのマッチングを国内外の関係省庁含めて増やしていって、ビジネスチャンスを広げていこうと考えています。


《伊藤雅俊》
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