Q: 最近オンラインゲームで気になっているのが、アイテム課金で高額な利用をするユーザーさんについてです。問題になりそうなお金の使い方をされる方がけっこういると聞いていまして、昔は極端な例かと思っていたのですが、よくある事例のようです。こうした現象について、ガイドラインの中で上限を決めましょうといったことはお考えになられるんでしょうか?
植田氏:具体的な話はこれからなのですが、そういった認識というのは各社お持ちになっていて、どこかで線引きをした方がいいのではという話は出ています。あくまで各社での対応という形にはなるかと思いますが、そういった制限を付けるのかどうか、各社で自主規制的なものを検討できるようなガイドラインは作成しなければならないのかなと考えています
Q: 一部ユーザさんの高額課金というのは、ユーザさん当人にとって問題なだけでなく、事業者の皆さんにとっても、ビジネスを不安定にする要素だという考え方もあります。
植田氏:ユーザーさんが疲弊してしまうと思いますね。まさに焼き畑というか。協会の会長としてではなく個人的な考えを申し上げると、消費が速いと感じています。継続していただくことがこの(オンラインゲームという)ビジネスの魅力だと考えるのですが、速いサイクルで回すと、どんどん商品寿命が短くなってしまう。
■市場統計について
Q: 市場統計について発表されましたが、今年(2006年)は1000億円の大台を超えました。124%という成長率は、昨年(2005年)の142%ほどではないにしても非常に大きな成長でしたね。
植田氏:国内の映画市場が約2000億円、有料音楽配信市場が530億円ぐらいということですので、こうした他の市場と比べて、これだけ成長しているというのはマーケット自体が拡大していることのあらわれでしょう。
Q: 累計登録人数が非常に拡大していますが、これはタイトルが増えたことが影響している?
植田氏:そうですね、これはタイトルが増えたことによるものでしょう。
関連リンク
編集部おすすめの記事
ゲームビジネス アクセスランキング
-
スクウェア・エニックス、本社を新宿イーストサイドスクエアに移転
-
ゲーム1本の開発期間は平均16ヶ月、開発者の38%が据置機に携わりたいと思っている…CEDECのゲーム開発者調査が公開
-
任天堂ミュージアムに行ってきました!
-
「サムスの性別は決まっていなかった」「2Dメトロイドは機会があれば」任天堂坂本氏が『メトロイド』を語る
-
『FINAL FANTASY XIV: 新生エオルゼア』を支える中国のデベロッパー・・・バーチャスインタビュー(後編)
-
全世界で愛されているAndroidエミュレーター「NoxPlayer 」をTGSで体験!至れり尽くせりな機能が嬉しい
-
令和に新作ファミコンカセットを自作!その知られざるテクニック&80年代カルチャーを「桃井はるこ」「なぞなぞ鈴木」らが語る【インタビュー】
-
発覚!元任天堂広報H氏2度目の転職
-
【LEVEL5 VISION 2008】大規模クロスメディア展開は『イナズマイレブン』(3)
-
バンダイナムコ、リストラに応募が集まらず・・・期間を延長して実施