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【GFF 2007】 「福岡クリエイターズサミット」豪華な面々が集結(1)

ゲームビジネス その他

福岡のゲームメーカーが集まって開催れさた「Game for Furture 2007」イベントの最終日の目玉として、著名なゲームクリエイター5人を招いての「福岡クリエイターズサミット」が4日午後、福岡の繁華街・天神の中心部にあるソラリア西鉄ホテルにて開催されました。ここではその模様の詳細を3回に渡って紹介していきます。

尚、参加する予定だった有限会社ソラの桜井政博氏は急病の為、急遽欠席となりました。そのことが開会前にアナウンスで流れると会場からは「えー」という声が聞こえました。残念でした。

最初にGFF(Game Factory's Friendship/Game for Future)を構成する福岡・九州のゲームメーカー9社の代表が紹介されました。下の写真、右から株式会社レベルファイブ代表取締役社長・日野晃博、株式会社サイバーコネクトツー代表取締役社長・松山洋、株式会社ガンバリオン代表取締役・山倉千賀子、株式会社アルファ・システム代表取締役社長・佐々木哲哉、有限会社エレメンツ取締役社長・石川淳一、株式会社算法研究所代表取締役・池田健一、SAMURAIホールディングス株式会社代表取締役・宗高元彦、システムソフト・アルファー株式会社常務取締役・宮迫靖、株式会社ペガサスジャパン取締役・大隈幹夫。



まずはGFF会長も務めるレベルファイブの日野氏が開幕に当たっての挨拶。

日野 みなさん本日はGFF 2007にお集まりいただき本当にありがとうございます。今日は僕も非常に緊張しているんですけど日本を代表するトップクリエイターの皆さんがこの福岡の地に集まりトークセッションをすることになりました。

GFFというイベントは2003年以来2回目になりますが、今回は既に昨日までに12700名という来場者数を頂いたようで、僕らも喜んでいます。ゲームファンのみなさんやメディアの方に集まって頂いて、今日は本当に面白い催しにしたいと思いますので宜しくお願いします。

今、僕らは福岡をゲームのハリウッドにしたいという大きい目標でやっていて、こういったイベントをすることで賛同して一緒にやってくれる人や、対抗して頑張っていこうという人が生まれてくると幸せです。今日は皆さん最後までどうぞお楽しみ下さい。



そしてクリエイターの面々が入場。一番左にナビゲーターのファミ通の浜村氏が座り、堀井雄二氏、コナミ・小島秀夫氏、セガ・名越稔洋氏、SCE・上田文人氏という順番に座って、一人ずつゲーム業界に入った経緯などについて聞いていきました。

堀井雄二氏がゲームを語る

浜村 ゲーム業界に入った経緯は。確か漫研でしたよね?

堀井 ちょうど大学時代はインベーダーゲームが流行った時代ですね。あれはハマリましたね。その前はブロック崩しからハマッてたんですが。まだファミコンはだいぶあとなんですが、。当時ちょうど少年ジャンプがPCのゲームを紹介してて、そんなの紹介しても子供達はできないって(笑)。でもゲームってのは面白いんだってね。ジャンプってアンケート至上主義なんだけど結構アンケートでも人気で。その頃はファミコンvsMSXみたいな時期だったんだけど、懸賞付けたら圧倒的にファミコンの方が人気だった(笑)

浜村 懐かしいですね、MSXの話はあとで小島監督にも(会場笑)。この世界に入るきっかけなんかはあったんでしょうか?

堀井 元々小さい頃からゲームが好きで、小学校の頃に夏休みの工作でパチコンの台、打って入るとちゃんと玉が5つ出るような仕掛けを作ったり色々してました。学生時代もバイトですごろくを作ったりしてた。

27歳くらいの時にマンガの原作をやってたんだけど、新聞の記事でコンピューターでプロットを作ってる話を見て買ってきたんだけど、結局できなくて、BASIC覚えてプログラム作ってました。その頃たまたま自分で遊ぶゲームを作ってたんだけど、ちょうどエニックスさんがゲームプログラムコンテストってのをやって、僕、当時ジャンプでゲーム記事やってたから、コンテストやるので取材に来てくれとエニックスから来たんですね。

ちゃうど手元に応募用紙があったので自分でもコンテストに出してみたんです。それで当日取材に行くと10台くらい作品が並んでて、見てると自分の作品が(笑)。

浜村 これ探すの苦労したんですよ。(と堀井氏が応募したテニスゲームの写真を紹介、次にポートピアの写真も紹介)

堀井 テニスゲームは自分で遊ぶ用なんだけど、今度はエニックスから何かゲームを作って下さいと。それで"ああ、人に遊んで貰えるんだ"と。ちょうどログインって雑誌を読んでるとアメリカでアドベンチャーゲームが流行ってるっていう半ページくらいの記事があって、それを一日中読んで、なんとなく自分でもできそうだ、と。それで自分でプログラムを組んでテキストアドベンチャーを作ってみたんです。

浜村 その後がドラゴンクエストと。堀井さんはしっかりと物語を紡ぎたいというのがあるんですか?

堀井 ちょうど漫画の原作をやってて、コンピューターと知り合って、そのインタラクティブ性、こう入れたらこう返ってくる、ってのにピンときたんですね。元々イタズラ好きで、人が来る時には何かを仕掛ける、その延長ですね。

(この後の話はこちらの記事を参照)



次は小島監督に聞きます

浜村 ファミコンが出た当時は何されてました?

小島 大学生でちょうど20の時でした。

浜村 ずっと映画を見ていたイメージですが?

小島 そのころはそうでも。もうちょっと行くと小島ビデオという時代がありまして(笑)。ビデオばかり見ていて友人達に。

浜村 ゲームとの出会いは?

小島 インベーダーはあまりやってなくて、どちらかというとデパートの屋上にあったようなメカトロ、銃で撃つと倒れるとか、ベルトコンベアを使ったようなのを子供の頃からやってました。ビー玉とかメンコとかも。遊びは自分らで工夫して作って、学校に行ったら新しいゲームをプレゼンしたりしてました。コンピューターゲームは中々遊ぶ機会がなかったですね。で、大学行って暇になるとゲームセンターに行って、そこからです。

浜村 ゲームを仕事にしようと思ったきっかけって何でしょう?

小島 映画が撮りたかったんですがホントは、誰も撮らせてくれへんので、小説を書きたいけど、誰も読んでくれへんので(笑)、どうしようかな?と思ってた頃にゲームセンターに行ってて、その頃ファミコンが出て買ってハマリました。スーパーマリオと堀井さんのポートピア、あれをやって映画じゃないけど新しいメディアで自分で考えて作れるんじゃないかと。誰の助言もないですし、皆に反対されました。

浜村 確かに当時ゲーム業界って得たいの知れないものってイメージありましたよね。

小島 ええ。友達は銀行員とか株関係の人が多いんですが、小島は気でも触れたんじゃないかと(笑)。

浜村 それでコナミに。地元だったから?

小島 当時はポートアイランドに、それだけです。面接で言ったのは全部嘘です(笑)。御社がどうのこうのというのは

浜村 それで小島さんは何故か家庭用じゃなくMSXに

小島 ファミコンかアーケードを作りにコナミに入ったんですけども、MSXの所属長に気に入られてしまいまして、迷惑なんですけど(笑)。

浜村 不本意だったんですか?

小島 いや不本意ですよ。

浜村 言い切らなくても(笑)。

小島 MSXってマイナーシステムXって呼んでましたから(会場笑)。今考えると、堀井さんもそうでしょうけど、アクションじゃ勝てないんですよ。うちはアーケードでハードを作ってる部署がありましたから、色数を出したければハードを作れば良かったんですが、僕らは8色とかで作ってましたから。その中で、アクション・・・スプライトの描画では勝てないので、世界観とかお話とかの情報量で勝つしかない、それで作ったのがメタルギアでありスナッチャーなので、当時ファミコンに居たらアクションゲームを作ってるかもしれない。

浜村 意外なことに家庭用はPSからなんですよね

小島 MSXとPC88、PC98とかパソコンの部署だったんで、でもPCエンジンはやりました。これ知ってますかね、3DOというのが(※会場前列爆笑)。ファミコンはやりたかったんですが、そういう機会が無くて、ようやく96年にプレイステーションということです。いやパソコンあっての私だと思いますよ(会場笑)。21年この業界に居るんですが、ちょっと最近考えると良かったなと。

※会場前列には関係者やプレスが座ってました(笑)

《土本学》

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