人生にゲームをプラスするメディア

ゲーム市場拡大のためにレーティング制度の変革が必要・・・EA社長が語る

ゲームビジネス 市場

ここ数年の間でゲームを遊ぶためのプラットフォームは大きく広がりました。その一方で、ゲーム内容をユーザーに適切に伝えるためのレーティング制度はプラットフォームに依存していて、更なる市場の広がりのためにはこの制度の変革が必要不可欠だと、米エレクトロニック・アーツのジョン・リキテロ(John Riccitiello)CEOはPolygonに対して述べました。

「私たちは物凄い時代を生きています。ここ数年でゲーム人口は2億人から10億人までに拡大し、事実上地球に住む全ての人がゲームを遊べるようになりました。最高裁判所は音楽家、映画製作者らと同じように私たちも合衆国憲法修正第一条(言論と出版の自由)で保護されると述べました。しかし頻繁に言われるように、自由は責任を伴います。私たちは提供するコンテンツの内容についてそれを手に取ろうとするユーザーに適切に提示するよう努力してきました。しかしプラットフォームの広がりに努力は追いついておらず、全てのプラットフォーム、全ての国をカバーする包括的なシステムが求められていると思います」

米国では主に家庭用ゲームとPCゲームはESRBという機関がゲーム内容を審査し、E(全年齢対象)~AO(成人限定)までのレーティングを与えています。米国以外でも、日本ではCERO、欧州ではPEGI、英国ではBBFC、ドイツではUSKなど同様の機能を持った審査機関が存在し、レーティングの取得と表示を事実上義務付けています(例えば日本ではCEROのレーティングを取得しないゲームは流通させることがほぼ不可能)。

ただ、あくまで上記の審査機関がカバーしているのは家庭用ゲームやPCゲームなど"伝統的な"ゲームだけ。iPhoneのApp StoreやAndroidのGoogle Playでは、それぞれアップル、グーグルが独自の審査を行い対象年齢を表示しています。MobageやGREE、フェイスブックなどのソーシャルゲームではそもそもレーティングは設けられていません。

リキテロ氏はこうした現状に対して、十分なカバーがされてない上に、プラットフォームによって基準が異なり消費者に混乱をきたすと警鐘を鳴らしています。

これに対してESRBのPatricia Vance氏は、こうした現状に対応するために各国の審査機関との連携を進めていると述べています。

みなさんはレーティング制度についてどう考えられますか?
《土本学》

編集部おすすめの記事

特集

ゲームビジネス アクセスランキング

  1. 【e-Sportsの裏側】「放送」×「ゲーム」はまだまだ伸びる―韓国ゲーム専門チャンネル放送会社のCEOが語る日本e-Sports市場のこれからとは

    【e-Sportsの裏側】「放送」×「ゲーム」はまだまだ伸びる―韓国ゲーム専門チャンネル放送会社のCEOが語る日本e-Sports市場のこれからとは

  2. 【DEVELOPER'S TALK】『ドラッグ オン ドラグーン』のスタッフが再集結!PS3とXbox360で異なる主人公を描いた『ニーア レプリカント/ニーア ゲシュタルト』に迫る

    【DEVELOPER'S TALK】『ドラッグ オン ドラグーン』のスタッフが再集結!PS3とXbox360で異なる主人公を描いた『ニーア レプリカント/ニーア ゲシュタルト』に迫る

  3. 【特集】「PlayStation VR」国内ローンチタイトル総まとめ!

    【特集】「PlayStation VR」国内ローンチタイトル総まとめ!

  4. 任天堂、ロシアに現地法人を設立・・・市場は成長中

  5. 【レポート】VRロボゲー『アーガイルシフト』のロマンと没入感が凄い!男の子の夢、これで叶います

  6. IBMによるアルファテスト版『ソードアート・オンライン』のゲーム画面とナーヴギアの写真をお届け

  7. ストーリー性も魅力なアイドルVR作品「トキメキメテオ」今春より展開、第一弾は倉持由香・星名美津紀が起用

  8. ヒューマンアカデミーにて「【CGWORLDゼミ】A-1 Pictures」が実施―「劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-」などを題材に裏話など盛り沢山

  9. 【DEVELOPER'S TALK】PSPで最高の表現を追及したProject Soulが送る最新作『ソウルキャリバー Broken Destiny』開発秘話

  10. 世界で戦うスマホゲーム『サムライディフェンダー』を収益で支えるタップジョイの広告ソリューション「nGEN」

アクセスランキングをもっと見る