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（画像引用元：文化庁）

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バツイチの建築士・明日香（天海祐希）は、年下の恋人・蓮太郎（要潤）との関係も順調で、仕事も充実した日々を送っていました。

そんなある日、健康診断に行った明日香は、医師の澤口（升毅）から、すい臓に悪性の腫瘍があり、3カ月の命と告げられます。

突然の宣告にぼう然とする明日香。悩んだすえ、明日香は、元夫・聡（佐々木蔵之介）と暮らす娘の歩（福田麻由子）に会いにいくことを決意します。

仕事が忙しい明日香は聡に歩のことをまかせきりにし、もう2年も会っていませんでした。

明日香は聡と連絡を取りますが、聡はそんな明日香の身勝手さをなじり、電話を切ります。

余命3カ月と告げられた明日香は病気のことを誰にも打ち明けられずにいました。

明日香を訪ねた元夫・聡は、気まぐれで娘・歩を傷つけてほしくないと警告。

さらに、再婚相手・有里（永作博美）がいると告げます。

そんな中、明日香は、上司の古茂口（松重豊）からサバイバルゲームに誘われます。

参加を渋る明日香ですが、大人になってからのいい思い出がないと年下の恋人・蓮太郎に言われたことを思い返し、参加することに。

一方、有里は歩と仲よくなろうとミュージカルに誘います。

聡が2泊3日の出張で家を空け、有里が歩のめんどうを見ることに。

有里は花の配達の仕事に歩を同行させて親睦をはかりますが、再び明日香に嫌われたと思い込む歩は心を開こうとしませんでした。

一方、検診で病院を訪れた明日香は、がんで余命半年の妻子もちの男性・伊藤（小倉久寛）と知り合います。

がんを告知されてから家族が優しくなったと残された時間を大事そうに話す伊藤。

ですが、そう話していたのもつかの間、明日香は伊藤の飛び降り自殺の現場に遭遇します。

有里は、聡が出張中で、歩がひとりで家にいることを明日香に告げます。

明日香に対する歩の誤解を解こうとする有里なりの親切心でしたが、明日香は歩のためにはもう会わないほうがいいと考えていました。

そんなとき、明日香の弟・昇（林泰文）の嫁の綾音（田畑智子）が実家を飛び出し明日香の仕事場にやってきます。

妊娠9カ月の綾音をほうっておけず、明日香は綾音を家に泊めることに。綾音を迎えに来るよう連絡しますが、昇は仕事で来られないといいます。

明日香はそんな2人のやりとりを見ているうちに、結婚時、聡や歩に対して素直になれなかった自分に気づきます。

一方、帰宅した有里は、歩が手をつけていない夕食がそのまま冷蔵庫に残っているのを見つけます。

明日香は歩と実家の町で開かれる夏祭りへ行く約束をします。複雑な気持ちの聡ですが、歩の気持ちを考慮して、夏祭り行きを承諾。

明日香にも「歩に優しくしてやってくれ」と頼みます。それ以来、自分の殻に閉じこもっていた歩は、見違えるように元気になります。

明日香も夏祭りまでに市民会館のエントランス設計をやり直す条件で有休休暇の許可をもらいます。

ですが、夏祭り3日前、貯水タンク工事の不備で、会社に漏電と漏水の被害が。明日香は復旧作業に追われることに。

清孝が歩に会おうと聡の家を訪ねます。有里は清孝を歩の部屋に案内しますが、歩は不在。

机の上には、その日「プール」と歩が書いた夏休みの予定表が残され、2人は小学校へ向かいます。

一方、聡から歩がプールに行ったと聞いた明日香も小学校へ。歩は明日香が約束を破ったことを怒りにきたと思い、萎縮していました。

ですが、聡の気持ちを考えての行動だと明日香にほめられ、涙があふれそうになります。

教室の外で2人のやりとりを聞いていた有里は、複雑な思いでその場を去ります。

歩は、自分がいると聡が有里と結婚できないと思い悩みます。

明日香と住めば邪魔にならないと思った歩は、明日香の家の留守番電話にメッセージを。ですが、明日香は家に帰れないほど多忙でした。

そんな中、明日香は市民会館の仕事のプレゼンに出席。鋭い痛みに襲われながら説明を続けますが、終了と同時に倒れてしまいます。

来実は、クライアントから設計の担当を明日香に戻してほしいと頼まれます。来実はショックで仕事を放棄。

そんな中、明日香に父・清孝から電話がかかってきます。清孝は「部屋を片づけたから実家に帰ってこないか？」と明日香を誘います。

ですが、明日香は離婚以来、初めて聡の家を訪れており、それどころではありませんでした。

明日香は、主治医・澤口から入院を考えてほしいと告げられます。

一度入院すれば出られない可能性もあると感じた明日香は、2週間後の自分の誕生日までは入院したくないと拒みます。

その日は歩がいっしょに過ごそうと張り切っていたからでした。見かねた澤口は倒れなければ待つと約束します。

そんな中、仕事に行き詰まる来実は、明日香に担当を戻そうとします。

ですが、明日香は「私みたいにスマートにセンスよく仕事をするのは100年早い！」と来実を突き放します。

頭にきた来実は仕事場を飛び出してしまいます。

明日香は、歩を連れ、会社へ最後のあいさつに向かいます。

古茂口（松重豊）から「休職って形にしてあるから退院したら連絡しろ」と言われ驚きますが、笑顔でこたえます。

来実は、明日香に進行中の家の設計をほめてもらって涙ぐみます。

その夜、聡の家に、蓮太郎や有里が集まり、明日香の誕生パーティーが開かれます。