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みことは、父親の再婚によりきょうだいとなった沙羅、義兄・廉、義弟・藍と暮らしていますが、ひそかに沙羅に思いを寄せていました。

ある日、みことは救急患者の処置中、“最期の瞬間”が見えてしまいます。

みことは救急出動した先で、息子を亡くした寂しさからむやみに救急車を呼ぶ老人・和江と出会います。

後日、藍と買い物に行ったみことは、和江と再会します。藍が和江を慕い、料理を教わりに行っていたことを知ります。

そんな中、藍は沙羅のことを過剰に心配するみことに違和感を覚えます。

みことは、幼なじみでフリーカメラマンの広洋と偶然再会します。広洋が沙羅を海外に一緒に行こうと誘うと、沙羅も乗り気になりみことは複雑な感情を抱きます。

そんな中、みことは突然倒れた新婦を搬送するため、結婚式場を訪れます。新婦の“最期”を見たみことは、彼女を救おうと奮闘します。

みことは救命のスキルを磨くため、気管挿管の研修で病院へ行きます。

するとそこで、ステージ3の食道がんを患う女性患者に出会います。

ある日、みこと、沙羅、藍は広洋の提案でシロを連れて神社の秋祭りに出掛けます。

そんな中、広洋が目を離した隙にシロを見失ってしまいます。

廉はみことから、沙羅の余命が1年だと打ち明けられますが、信用できずに戸惑うばかりです。

そんな中、みことが見た原田の妻・理沙の“最期”が現実になったことで、廉の思いに変化が生じていきます。

その後、みことは廉と藍を呼び、沙羅の“死”について話し合います。

上田が慌てた様子で消防出張所に出勤してきます。恋人との生活リズムの違いや、仕事で深刻な事案が集中するなどして疲れが取れないという上田を、みことは気遣います。

ある日、みことは、縁側で洗濯物を取り込む沙羅を手伝いながら、沙羅にある言葉を掛けます。

みことらは、携帯の着信を気にしたり、おしゃれをして出掛ける廉に疑問を抱きます。

廉は、かつて交際していた千冬と10年ぶりに再会し食事をしていました。

廉が千冬と会った事を知った沙羅は、どちらから電話番号を聞いたか、再会した感想など、その様子を廉に尋ねます。

仕事で海外を巡っていた花巻家の母・理津が帰国します。

みことと沙羅が交際していることを報告すると、理津は二人を祝いますが、沙羅が次の誕生日に死ぬという“運命”は伝えることができません。

そんな中、みことは出血した妊婦を救護しますが、彼女がこのまま死ぬという最期を見てしまいます。

沙羅の同級生・滝沢からの要望で、みことらは小学生の子供たちに救命救急の講習を行います。

一方、藍は、調理師専門学校の面接を受けます。

後日、みことは滝沢の通報を受け、階段で足を踏み外して転倒した小学生の処置を行います。

すると、滝沢が頭を抱えてその場にへたり込みます。

沙羅が28歳の誕生日に死ぬ運命にあるという、みことが見た“運命の日”が3カ月後に迫っていました。

救急救命士としても、男としても成長したみことは、目の前のやるべきことに全力を注ぎ、日々を過ごします。

そんな中、沙羅は、久しぶりに帰国した広洋に“あるもの”を託していました。