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画像で見る『VALORANT』新マップ「フラクチャー」。DUALITY(二重性)を感じさせる廃墟で何が起こったのか【先行レポ】

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画像で見る『VALORANT』新マップ「フラクチャー」。DUALITY(二重性)を感じさせる廃墟で何が起こったのか【先行レポ】
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『VALORANT』はライアットゲームズが手掛ける5 v 5のタクティカルFPSです。9月10日に迫った世界大会「VALORANT Champions Tour Masters ベルリン」の開催や、数え切れないほどのコミュニティ大会によって大きな盛り上がりを見せています。

そんなホットな本作に、新マップ「フラクチャー」がパッチ3.05にて追加されることが発表されました。このマップは『VALORANT』の世界観が持つDUALITY(二重性)を感じさせるエッセンスが随所に散りばめられているだけでなく、これまで実装されてきたマップとも一味違う独特の構造を持っていることが特徴です。この度、ライアットゲームズより先行試遊の機会を頂いたので、DUALITY(二重性)を感じる新マップ「フラクチャー」をたくさんのスクリーンショットと共に探検します。


断裂(フラクチャー)したマップ

一見するとアイスボックスのような、サイトへつながるそれぞれのルートと中央を持つ、わかりやすい印象を持つかもしれません。しかしよく目を凝らすと、マップ中心の区画がディフェンス型スポーンであり、マップ下部がアタック側スポーンとなっています(便宜上、マップ内の位置はアタック側エージェントがマップを固定した際に表示される方向で表記する)。



アタック側スポーンからマップ外へ振り向くと、断裂(フラクチャー)を感じる象徴的な風景が広がっています。荒廃した砂漠と化したAサイト側と、木々生い茂るBサイト側が対をなすデザインは、試合中にも風景の違いによるメリハリを産み出しています。


マップを横断するジップライン

「フラクチャー」最大の特徴は、アタック側がジップラインを渡って「アタック側ブリッジ」に向かうことができる点です。これによってアタック側は各サイトを180度挟み込む形で攻め入ることが可能となります。


ジップラインで渡る空間は粒子加速器による神々しい光を放ち、謎の実験の爪痕が見られます。なお、ジップラインは右側通行です。


Aサイト

靴に砂が入り込んできそうな荒廃した砂漠では、謎の実験が行われていたことが伺えます。


表向きはテレポートによる輸送サービスの出発ターミナルのようです。よく見るとニューヨークや香港といった地名も確認できます。


そしてこちらがAサイト。2層構造になっていて、上下どちらでもスパイク設置が可能です。サイトを囲む通路からの射線が多く通っているので、設置箇所や解除阻止を意識した設置ポジションが求められるでしょう。サイト内を守るのであれば、1階中央の弾の抜けない柱裏が安全でしょうか。


一方の「アタック側ブリッジ」からは、放置された巨大なパラボラアンテナが鎮座する「Aディッシュ」を通ってAサイトへ行くことができます。


前述の通り、それぞれのサイトを挟み込むような攻撃が可能となっている「フラクチャー」において、防衛側の立ち位置は少し頭をひねる必要がありそうです。ディフェンス側スポーンから近い場所を重点的に守り、どちらのサイトが本命かを探りつつ、リテイクを中心とした戦法が効果的に思えます。また、各サイトへのエントリーポイントが多いため、サイファーやキルジョイといったセンチネルが真価を発揮するかもしれません。そして、定石通りに各サイト2人で守り、1人がフレキシブルに対応するという考え方を捨てるべきでしょう。デベロッパーコメントにも記されていた「固定観念を捨ててもらうこと」がデザインにあらわれています。


Bサイト

顕微鏡や書物などの名残がみられる、朽ちた研究施設には、怪しい雰囲気が漂いますが、ベルトコンベアでは戦術ベアがシュールに掴まれています。デベロッパーコメントによるとフラクチャーにはこの戦術ベアが10匹隠されているようです。



Bサイトは各アタック側スポーン/ブリッジからスムースにアクセスすることができます。ただ、アクセスルートやサイト内はBサイトの上部にある「Bタワー」から丸見えです。このタワーを如何に抑え込むかが鍵となるでしょう。


Bサイトで特徴的なのが、BツリーとBアーケードをつなぐトンネルが設置されていること。これによって一度Bサイトへのフェイクをかけてから、アタック側スポーン/ブリッジへ人数を調整してどちらへアプローチするかの駆け引きが可能です。


ディフェンス側スポーン

制御室のような装いのディフェンス側スポーンは、各サイトへの複数のルートが存在します。ここには初の試みであるインタラクト可能なストーリーオブジェクトも配置されています。(ここ以外にも配置されています。ぜひ探してみてください。)なお、ストーリーオブジェクトは購入フェーズでしかインタラクトできない点も注意が必要です。


戦略性と環境ストーリーテリングの両立

「ここで定点するとこっちが危なくなるよね」といった、ひとつのポジションに対するリスクとリターンのバランスは、過去マップ同様によく考えられており、競技性を守る心意気が伝わってきます。また、各サイトに対するアクセスルートの多さは新鮮で、アビリティの組み合わせやピークタイミングによる息のあった攻撃/防衛が求められる点は過去マップよりも強く感じられます。定石通りの立ち回りは一度忘れて、柔軟な思考とチームメイトとのコミュニケーションを意識する必要があるでしょう。

なお、緩やかなスロープや高低差のあるサイトと、上下の撃ち合いが多く発生することが予想されるので、苦手な方は練習しておくと良いでしょう(筆者含む)。また、一つひとつのエリアが小さいため、スペクターやジャッジといった近距離が得意な武器が輝きそうです。

そしてなにより、「フラクチャー」からは『VALORANT』という世界の広がりを感じることができます。シネマティックトレーラーで2つの地球が存在することが明かされましたが、それをマップデザインに落とし込むことでプレイヤーの想像力を刺激します。カスタムマッチのゴーストモードでしか見られない場所に潜む戦略ベア含め、探索甲斐のあるマップです。


新マップ「フラクチャー」はエピソード3 Act IIにて実装予定です。


《Okano》

「最高の妥協点で会おう」 Okano

東京在住ゲームメディアライター。プレイレポート・レビュー・コラム・イベント取材・インタビューなどを中心に、コンソールゲーム・PCゲーム・eスポーツについて書きます。好きなモノは『MGS2』と『BF3』と「Official髭男dism」。嫌いなものは湿気とマッチングアプリ。

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