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ゲーム市場が伸び悩む今こそ、次に備えた準備をするタイミングーディライトワークス肉会Vol.11レポート

4月19日、スマートフォンFateRPG『Fate/Grand Order』(以下、FGO)の企画・開発・運営を行うディライトワークスのオフィスにて「肉会(MEAT MEETUP)Vol.11 マーケッターキャリア相談会 ~一歩先のマーケティングを目指して~」が開催されました。

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4月19日、スマートフォンFateRPG『Fate/Grand Order』(以下、FGO)の企画・開発・運営を行うディライトワークスのオフィスにて「肉会(MEAT MEETUP)Vol.11 マーケッターキャリア相談会 ~一歩先のマーケティングを目指して~」が開催されました。

「肉会(MEAT MEETUP)」は、同社の仕事に興味のある方に向けて定期的に行われており、情報交換や交流、キャリアの相談などを目的として実施されているイベント。

第11回目となる今回は、ディライトワークスの新規ゲームプロジェクトや、『ミコノート』、『タイニーメタル 虚構の帝国』の宣伝担当をしている横内皇太氏と、「AnimeJapan 2019」の出展や、『Dominate Grail War -Fate/stay night on Board Game-』の宣伝に携わる五味晋太郎の2名が登壇。

ゲーム業界市場の簡単な振り返りや、プロモーション活動実績を交えながら、ゲーム制作のやりがいや今後の展望についての説明が行われました。



【登壇者紹介】
●横内皇太氏
2006年にガンホー・オンライン・エンターテインメント株式会社にて、PCオンラインゲームの運営部門に入社。その後、モバイルゲームの宣伝を担当しスマートフォンゲームのプロモーション全般に携わる。現在はディライトワークスにてコンシューマ、モバイルと、プラットフォーム問わず新規ゲームプロジェクトの宣伝業務を担当。



●五味晋太郎氏
セガゲームスでRPG、シミュレーションゲーム、美少女カードゲームなど様々なジャンルのプロモーションに携わる。現在はディライトワークスにてイベントの出展やボードゲームなど、幅広いジャンルの宣伝業務を担当。


今後のゲーム市場を見据えたマーケティングを行うため、求められていることとは?


まずは横内氏が、昨今のゲーム市場についての振り返りを行います。


ゲーム市場規模は2018年の予測値が約1兆6千万円と、緩やかな成長曲線を描いている様子。ゲーム市場の中でもスマホゲームの市場が約3分の2を占めており、モバイルのシェアが圧倒的に高いことが分かります。

コンシューマーに関しては、横ばいの様相が続いている状態。横内氏は「2017年に「Nintendo Switch」が出てハードの売り上げが上がったが、2018年になると再び数値が下がっている」と説明しました。

続いて、横内氏が2018年の日本のモバイルゲーム市場の状況を紹介。


図は左から、ゲームの売り上げ・ダウンロード数・月間アクティブユーザー数(MAU)のデータを示します。2018年のゲームの売り上げの10位までのランキングを見ると、サービス開始時期が比較的新しい作品は『荒野行動』(2017年)や『Pokemon GO』のみ(2016年)。

その他は『モンスターストライク』(2012)、『Fate/Grand Order』(2015)、『パズル&ドラゴンズ』(2012)といった作品が名を連ねています。

ランキングについて横内氏は「人気タイトルがポジションを固めていて新規のタイトルが入りづらい状況で、売り上げやアクティブユーザーに関しては数年間変化が無い」と話しました。

近年のプロモーションの流れについて、横内氏は「プロモーション施策のテンプレ化が加速している」と警鐘を鳴らします。


例えばモバイルゲームの事前登録では、Twitterでゲーム内アイテムがプレゼントされるキャンペーンが一般的なプロモーションの仕方。

横内氏は「マーケティングは効率化が大きな活動指針となっているため、そういう傾向に偏るのはある意味正しい現象」としたうえで、過度なテンプレ化は「本来の魅力を伝え損ねる可能性があると強調。

五味氏も「テンプレ化した施策の中でも、タイトルやユーザーに合わせて内容のアレンジなど工夫が必要」だと話します。横内氏はこのような流れのなか、「マーケッターはゲームというエンターテインメントの場で、それが正しいのか疑問を抱いているのではないか」と問いかけました。


しかしその状況に対し、横内氏は「停滞とも思える時期にこそ、次の大きな波が来た時に備える大切なタイミング」と強調します。

例えば10年前のフィーチャーフォン・ガラケーが主流だった時代は、モバイルゲームのプロモーションでは今以上のテンプレ化に陥っており、手法も限定されていました。

それからスマートフォンの登場により、モバイルゲーム市場は再び活性化。プロモーション領域では、スマートフォンに適した新しい手法の登場に加え、既存の手法や異なる分野での手法が見直されることに。

そういった経緯を踏まえ、横内氏は今後のゲーム市場を見据えた一歩先のマーケティングに向け、新しい手法・手段は常に新しい情報を追い続ける必要があると言及。

既存の手法を再研究することで、ゲーム市場やビジネスモデル、ゲームジャンルといった新しい価値の多様性に対応できるチーム体制やプロモーション手法の開発、個人のスキルの実現へと繋がるとコメントしました。


さらに、最近の事例としてGoogle新プラットフォームである「STADIA」やSIE(ソニー・インタラクティブエンタテインメント)の「プレイステーション」の次世代機を挙げ、「これからのゲーム業界の移り変わりを肌で感じており、現状を理解しながら進まなければいけない」とまとめました。

今後のディライトワークスの展開について


2018年からパブリッシャーとしての展開も続けているディライトワークス。スマートフォン向けの新たなプロジェクトをはじめとして、想定されるプラットフォームはコンシューマ、モバイル、ボードゲームなど多岐に渡ります。

実際に2018年11月24日・25日開催された日本最大級のアナログゲームの祭典「ゲームマーケット2018秋」では、ディライトワークスは初めてブースを出展。『The Last Brave』と『CHAIN somnia~アクマの城と子どもたち~』の2作品を販売し、大きな注目を集めていました。


【関連記事】
『The Last Brave』『CHAIN somnia』に続く新作が早くも!?ディライト主催ボドゲ交流会第6回レポート

また、『Fate/stay night』15周年を記念し、『Fate/stay night』のボードゲーム『Dominate Grail War -Fate/stay night on Board Game-』の制作も進められています。本ボードゲームは「AnimeJapan 2019」でお客様自身でノベルティをはがして持ち帰ることができ、はがすと情報が解禁されるピールオフを実施し、参加型の情報解禁を行いました。


『Dominate Grail War -Fate/stay night on Board Game-』公式サイト

横内氏は2019年3月23日・24日に行われた「AnimeJapan 2019」について言及したうえで、新ゲームプロジェクトやスマートフォン向けゲーム『ミコノート』について振り返ります。


●新ゲームプロジェクト
iOS/Androidにてサービス開始予定。開発環境としてUnreal Engine 4を採用し、最高の物語体験を提供することを目標にしている。タイトルは未発表。「AnimeJapan 2019」にて初公開し、巨大なビジュアル展示を行ったほかPVも初公開。タイトルの正式発表に向け、プロモーション施策を準備中とのこと。





●『ミコノート』
アジアを中心に海外ゲームデベロッパーとタッグを組む「MIRACLE POSITIVE STUDIOS」の第1弾タイトルiOS/Android向け『ミコノート』。コンセプトは、“巫女とひとつ屋根の下”3Dで描かれた巫女たちとの暮らしを楽しむ“神日常系”ゲーム。

声優に斉藤朱夏さん、篠原侑さん、Lynnさん、メインキャラクターアーティストにはしらび氏、主題歌はGARNiDELiAと豪華クリエイターを起用。2019年配信に向け、プロモーション施策を準備中。




その他にも、ディライトワークスはインディーズレーベル「ディライトワークスインディーズ」を発足。その第1弾タイトルとし、Nintendo Switchダウンロード専用ソフトである『タイニーメタル 虚構の帝国』を発表しています。

本レーベルはディライトワークスがインディーズタイトルに挑戦することを意思表明し、今後の事業展開およびプロモーションの軸とするために発足。このレーベル発足は、横内氏をはじめとしたマーケッターからの提案だったとのこと。


●『タイニーメタル 虚構の帝国』
ターン性ストラテジーをベースに、Unreal Engine 4によって最新のグラフィックで表現された兵器やマップにて様々な戦場を駆け巡る、本格ウォーシミュレーションゲーム。ストーリー要素はもちろん、オンラインによる対戦モードがあるなど、内容も充実。




制作部体制のもと、様々なプロジェクトが同時進行しているディライトワークス。それに伴い、新しいことに挑戦する、意欲溢れるプロモーションチームが必要だと話し、一緒に挑戦してもらえる強い人材を求めていると会場に呼びかけました。

セミナーの後にはイベントの目玉である、美味しい肉料理が登場。「オリジナル肉弁当」のテーマに用意されたアスパラのベーコン巻きやミートボールのデミグラス煮込み、ローストビーフのちらし寿司など、多彩なメニューの数々に、会場は大きな盛り上がりを見せていました。







会場には大きな桜の飾りが設置されていた

次回の肉会は5月17日開催予定で、ディライトワークスの第5制作部によるキャリア相談会が行わるとのこと。気になる方は、ぜひチェックしておきましょう!

《島中一郎》
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