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『エースコンバット7』ロングインタビュー…最新作のテーマや『エレクトロスフィア』への繋がりを語る【TGS2018】

『エースコンバット7 スカイズ・アンノウン』ブランドディレクター河野一聡氏を筆頭とした開発スタッフにロングインタビュー!

ソニー PS4
『エースコンバット7』ロングインタビュー…最新作のテーマや『エレクトロスフィア』への繋がりを語る【TGS2018】
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千葉幕張メッセで9月20日から9月23日まで開催された東京ゲームショウ2018にて、バンダイナムコエンターテインメントのフライトシューティング最新作『エースコンバット7 スカイズ・アンノウン(ACE COMBAT 7: SKIES UNKNOWN)』のブランドディレクターである河野一聡氏を筆頭とした開発スタッフにインタビューを行いました。

このインタビューには河野氏だけでなく、先日の「VRモード」インタビューに引き続き、『エースコンバット7』プロデューサーの下元学氏、そして「VRモード」プロデューサーである玉置絢氏も参加。肩の力を抜いたような和気あいあいとした雰囲気のなか、シリーズの正史に『エースコンバット3』が繋がった経緯や、次の元号におけるシリーズの未来を語ってもらいました。

■『スカイズ・アンノウン』から『エレクトロスフィア』への繋がり


左から玉置氏、河野氏、そして下元氏

――改めまして先月発表された『ACE7』発売日の決定と、河野氏と下元氏のお誕生日おめでとうございます(河野氏と下元氏の誕生日は9月20日同日の空の日)。まずは、発売日程が決まった中で、TGSへ出展したお気持ちを教えてください

河野氏: すごく人が並んでいるなあ…と(笑)

下元氏: ビジネスデイなのに2時間待ちで並んでいただいていますね。9月19日からプレオーダーを始めさせていただいて、早期購入特典の『ACE COMBAT 5: THE UNSUNG WAR』移植版や『ACE COMBAT 6:解放への戦火』下位互換版の件で、お客様に喜んでいただけているようで嬉しいです。我々が思っていた以上に『ACE COMBAT7』を楽しみにしてくださっているお客様が多いように感じます。その一方で、怖さもありますね。

河野氏: (下元氏の「怖い」に合わせるように)怖い…。

下元氏: ご期待が大きい分、その想いに応えなければというプレッシャーも大きいです。開発スタッフとともに、もっとクオリティを高めようと今も尽力しています。

河野氏: ところで今日(9月21日、ビジネスデイ2日目)のVRは出展してみてどう?


玉置氏: VRはですね。やっぱり今日はビジネスデイなのでメディアの方が中心なのですけれど、その中でも『エースコンバット』ファンで「いつかVRでやりたい」と思っていらっしゃった方に数多くご体験いただいているようです。「これが本当にやりたかったんだよな!」というのをSNSなど色々なところでお聞きしており、凄く嬉しいですね。

ブースの周りでもギャラリーとして見ている方が多く、注目度の高さを肌で感じることが出来ました。このままお客様のご体験についても順調にいけばいいなと思っています。

河野氏: そうだよね、明日からだもんね(取材日の翌日は9月22日のTGS一般日)。


玉置氏: あと、さっきお二人が言っていた「怖い」の話しについて。河野さん自身はお忘れだと思うのですが、実は発売前に「怖い」と言っておられたことが大昔にあるのですよ。それはいつかというと、『エースコンバット04』の時です。インタビューで言っておられました。つまり、「エースコンバット」的には、いい結果の予兆というわけです。

河野氏: 本当に俺のファンだね。そんなの覚えていない(笑)

玉置氏: 文献は大体持っています(笑)

河野氏: よっぽど俺が好きなんですね(笑)

玉置氏: 『エースコンバット』がですね(笑)

――続いての質問ですが、『エースコンバット3 エレクトロスフィア』が『ACE』正史に組み込まれたことで、自動的にナムコ作品の共通世界観UGSF(United Galaxy Space Force、銀河連邦宇宙軍)へ正式に接続されました。ストレンジ・リアルの世界は後々の『ミスタードリラー』や『スターブレード』の宇宙時代へ繋がることになるのでしょうか?

下元氏:まずは『ZERO』『04』『5』『6』そして『7』をひとつの世界観として公式に繋げたかったんです。


各製品ごとにお話は完結していますが、ストレンジリアルと呼ばれる共通の世界観の中でそれぞれの物語は展開しています。従来のシリーズを楽しんでいただいたお客様には、12年ぶりに、このストレンジリアルの世界の歴史を思い出したり、感じてもらいたかったんです。そして、その先に『7』という新しい体験を楽しんでもらいたくて。もちろん、『7』から始めても楽しめますのでご安心を!

で、従来のシリーズが好きなお客様のことを考えたうえで、どうしても外せないのが『3』でした。『7』開発の初期段階から『3』と繋がる構想はあって、発表させていただきました。なので、『7』を楽しんでいただくうえで『3』は繋がり、そこから先に関してはまだ「何も言っていない」です。それが公式見解です。

河野氏: 実際ゲーム中でね「えっ、●●●●なの!?」ってね

下元氏: 言っちゃいます!?そういった喜んでいただけるものを入れています。『3』が大好きな方が『7』をプレイしたときに「あれ!?この人って!?」っていうのが出てきますので、楽しみにしていただければと思います。


玉置氏: 『7』の時代設定って何年でしたっけ?

下元氏: 2019年!

河野氏: また19…。(筆者補足: 河野氏は19という数字と縁が深く、受験番号や順位など、『04』の開戦日の設定はこれが理由の1つらしい。)

玉置氏: だいぶ近づいてきたということですよね。『エレクトロスフィア』という時代には。

下元氏: 2019年を描くにあたって、(『エースコンバット3』の)2040年は物語として意識しないと変ですよね。


河野氏と玉置氏: パラレルでやっていくという選択肢はなかったの?(資料として筆者が持参した『3』の取説とビジュアル資料を持ちつつ。10年以上長らく使っていたことからケースヒンジが破損している)

下元氏: パラレルじゃない方が楽しみが増えますよね(笑)。2040年にある程度の年齢のキャラクターは、2019年に登場してもいいはずだと。

玉置氏: 間には21年しか経っていないですからね。

下元氏: そういうところの繋がりは意識したかったですよね。

河野氏: 今回は『3』まで。

下元氏: 『エースコンバット』の歴史としては『3』まで。

玉置氏: UGSFの歴史に組み込まれたというよりは、『エースコンバット』のクロニクルを作ったということですよね。さらにその先へ繋げることは、現時点では公式の設定ではなく、ファンの方の「お楽しみ」の領分なのではないかと。いちファンとしての気持ちに立ってみると、公式が言及していない「ミッシングリンク」を皆でどう考えるかというのも、ひとつのエンターテインメントですよね。


私は現在VRモードの制作スタッフですが、ファンとしてはそういうところ(考察系)の出身なんです。ちょうど『3』と『4』 『5』が出ていた頃の『エースコンバット』のインターネットコミュニティーに出没していた学生でした。「こういう設定がここと繋がっているんじゃないか?」という……例えば「『5』のグランダーI.G.から、ゼネラルリソースやニューコムの間にはどういう企業の変遷があるのだろう?」とかみんなで話すのが好きな人間だったので、そういった趣味の一個人としては、今回公式に正史が立ったことを嬉しく思いつつ、ユーザーが自分で考えて楽しめる余白も残しておいてほしい、というのが正直な気持ちです。なので今のバランスぐらいがちょうど良いのではないかと思っていますね。


(筆者補足: ここでアートディレクターである菅野昌人氏がナムコに入った経緯が語られた。UGSFに惹かれた彼は、面接採用時に『ギャラクシアン3』の重戦闘艇ドラグーンのフルスクラッチ模型を持参したという。彼は『エースコンバット』シリーズの重要なキーマンでもあるため「もしいなかったらどうなっていたか」とこの話題が締められた)

次ページ: 開発スタッフとユーザーそれぞれが『エースコンバット』に触れた切っ掛けを語る
《G.Suzuki》

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