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中古市場から見えてくる「2017年の注目ソフト」─発売から1年経過するも高い人気を誇る2作品とは【特集】

2018年に入り、早くも2ヶ月が過ぎました。今年はまだ10ヶ月ほど残っているものの、1月に発売された『モンスターハンター:ワールド』は、売り上げ・人気ともに2018年を代表する1本として数えられてもおかしくない活躍ぶりを見せています。

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◆“中古市場”から見る2017年の注目ソフト・前編



相対的な規模の差こそありますが、その年を代表するようなビッグタイトルは毎年登場しています。例えば2016年ならば、人気RPGシリーズの最新作として、『ファイナルファンタジーXV』や『ペルソナ5』などがリリースされました。ちなみにこの2作品は、中古市場の観点で見るとかなり両極端です。

「売り上げの多さ=人気の大きさ」と仮定して話をするならば、国内・海外ともに販売本数に開きがあるため、より大きな人気を持つのは『FFXV』に軍配が上がる形となります。(もちろん『ペルソナ5』も、大ヒットと呼べる販売本数を記録しています)。


ですが、現時点の中古市場においては、『FFXV』よりも『ペルソナ5』の方が遥かに高い価格を維持しています(いずれも通常版で比較)。この価格差については、双方に様々な事情があるので詳しくは触れませんが、2016年を代表する作品として知られるタイトル同士でも、中古市場の価格に大きな違いがあることが分かります。また、高値安定の『ペルソナ5』は、客観的に見て明らかに高い人気を保持していると言えるでしょう。

「人気」という言葉が指す対象は、その切り口次第で大きく形が変わるもの。安く出回っているタイトルも、高値安定のタイトルも、それぞれの意味で「人気のある作品」なのです。


人気があるからこそ安くなっているケースとしては、2017年作品では『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』が代表的と言えます。PS4版と3DS版の合算ですが、発売から数日で販売本数200万を達成。翌週には300万本を突破するハイレベルなスタートを見せました。

もちろん発売直後は中古も高値でしたが、今現在の一般的な中古相場は、定価の半額以下です。これだけの販売数を記録すると、中古市場に流れる本数も相当なものとなり、相場が下がるのは避けられない事態と言えるでしょう。皆様ご存じの通り『ドラクエXI』のプレイ満足度は高く、これも「面白さと価格が直接リンクしない」という一例です。


このほかにも、『Horizon Zero Dawn』や『仁王』も、2017年を語る上で外せない作品です。過酷な世界を美しく描くと共に、手応え溢れるハンティングアクションを実現した『Horizon Zero Dawn』。一時は発売が危ぶまれていましたが、シビアながらも駆け引きの緊張感が心地よい ”戦国死にゲー”『仁王』。いずれも多くのユーザーを引きつけ、中古価格も安定して高めをキープし続けていましたが、ある時期を境に一転します。

この2作品の中古価格が下がった理由は、急激に人気が落ちたわけではありません。2作品とも、これまでのダウンロードコンテンツなどを収録した「Horizon Zero Dawn Complete Edition」や「仁王 コンプリートエディション」などが、後日発売されたため。本編とDLCを個別で購入するよりも割安な価格設定なので、とことん遊び尽くす人にとっては、完全版とも言える後発タイトルを購入する方がお得。そのため、本編のみの通常版の価格が下がったというわけです。なお、各コンプリートエディションは、今も4,000円台で安定しています。


記録的な流通本数に見合った価格に落ち着いた『ドラクエXI』、DLC同梱版が安定している『Horizon Zero Dawn』と『仁王』、いずれも紛れもない人気作品ですが、中古市場を通してみると、特に抜きん出ている2017年の作品が2本あります。それは、世界的に支持されている人気シリーズの最新作であり、ニンテンドースイッチと同時発売を飾った『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』と、ヨコオタロウ氏がシナリオやディレクターを務めたアクションRPG『ニーア オートマタ』です。

中古市場で抜きん出た人気を持つ『ゼルダの伝説 BotW』と『ニーア オートマタ』
《臥待 弦》
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