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中古市場から見えてくる「2017年の注目ソフト」─発売から1年経過するも高い人気を誇る2作品とは【特集】

2018年に入り、早くも2ヶ月が過ぎました。今年はまだ10ヶ月ほど残っているものの、1月に発売された『モンスターハンター:ワールド』は、売り上げ・人気ともに2018年を代表する1本として数えられてもおかしくない活躍ぶりを見せています。

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◆プレミアソフトは減りつつある?



希少価値が高く、新品ではもう手に入らないプレミアソフトは、中古市場で手に入れるしかありません。ですが一時期と比べると、プレミアがつくタイトルは近年少なくなっています。といってもこれは、「ゲームの面白さが全体的に下がった」という話では決してありません。

プレミアソフトを購入する理由は様々ですが、大きな動機としては「所持していたい」という所有欲と「遊んでみたい」というプレイへの欲求が二大巨頭でしょう。ファミコンやスーファミ、プレステ時代などは、全体的なソフトの本数が数多かったこともあり、中には面白いのに評価されず埋もれてしまうことや、突き抜けすぎた内容で広まらなかったものなどが多々ありました。

後に再評価されたり、一部のユーザーから強く求められるタイトルなどがプレミアソフトとなり、定価を上回る価格で販売。後からその存在に気付いたユーザーが、高値と知りつつ購入したり、もっと安く売っている場所がないかとリサイクルショップを巡ったりしました。

しかし、近年販売されるタイトルでプレミア化するものは、現状ほとんどありません。その理由はシンプルで、まず大きなポイントはダウンロード版の普及です。PS2辺りまではパッケージのみというケースが多く、原則的にゲームを遊ぶには現物を手に入れる必要がありました。しかし今は、多くのタイトルにダウンロード版があり、「遊びたい」という目的だけならば、家から出る必要すらなくプレイ可能。またダウンロード版ならば、売り切れもないので在庫の有無とは無関係です。

さらに今は、ゲームアーカイブスやバーチャルコンソールにより、PS2以前のタイトルも手軽に遊べます。過去にリリースされた全てのソフトがダウンロードで遊べるわけではありませんが、ファミコンやスーファミ、プレステにニンテンドー64など、レトロゲームと呼ばれる時代のタイトルもかなり手軽に楽しめる状況となりました。

そのため、『ファイアーエムブレム トラキア776』、『高機動幻想ガンパレード・マーチ』といったプレミアソフトは、ゲームアーカイブスやバーチャルコンソールのリリースをきっかけに価格が変動。その推移はそれぞれで異なりますが、一時期よりも手に入りやすい価格になったのは確かです。


もちろん、未だに現物を入手するしか遊ぶ機会のないものもあり、『夕闇通り探検隊』や『serial experiments lain』、『MOON』は今も高値で安定しています。また、バーチャルコンソール化を機に価格が変動した後、改めて高値に推移した『メタルスレイダーグローリー』といったタイトルもあり、一概に同じ動きとならないのもプレミアソフトのユニークな点かもしれません。

レトロ時代のゲームにもアクセスしやすくなり、最新ソフトはダウンロード版という選択肢が定着。こういった時代の変化により、最近は新たなプレミアソフトが誕生しにくい状況となっています。ソフト単体ではなく、いわゆる「限定版」にプレミアが付く場合もありますが、これも以前ほどの割合ではなく、定価を超えることはあまりありません。少し変わったところでは、ゲームソフトよりも設定資料集の方が中古価格が高い、というケースも。

とはいえ、定価こそ上回らないものの中古価格が高値で安定しているソフトは、今も数多く存在します。しかも希少性ではなく、相当数の販売実績を記録してもなお値崩れしていないタイトルが。それでは、“中古市場”という視点から見た人気作について、いよいよ触れたいと思います。

現在の中古市場から伺う2017年の注目作とは?
《臥待 弦》
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