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【インタビュー】5周年の先に待つのは「ルツ」に「アリサ」!? 『PSO2』EPISODE5の魅力や“これから”に迫る

2012年7月に正式サービスが幕開けを迎えた『ファンタシースターオンライン2』。爽快なアクションや育成の楽しさといったゲーム面の魅力のみならず、豊富なキャラクターカスタマイズやソロでも楽しめるバランス調整など、様々な特徴を備えたMOアクションRPGです。

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◆「EP5」の見どころに迫る──あのルツやアリサが登場!?


──5周年記念アップデートについて、現時点でまだ明かされていない部分についてお聞かせ願えますか?


酒井氏:この記事が掲載される頃には全部出ちゃってますね(笑)。まず、去年実装した「幻創戦艦・大和」が強化版として実装されるのが7月5日で、それの再戦クエストが19日に実装されます。

──なるほど。

酒井氏:もう1つは5周年記念アップデートで配信している、「特別突破訓練」のEPISODE1から4をまとめた集大成的なクエストが配信されています。また、1週間限定で、4週に渡り配信していたEPISODE1~4のそれぞれのクエストも一緒に再配信されます。「特別突破訓練:EP1~4」の受注にはこの4つのクエストのクリアが必要になるので、改めてクリアして挑んでいただければ。

濱﨑氏:このクエストは、「EPISODE5」が始まってもしばらく配信されているので、新クラスのヒーローでプレイしていただいたら、今までのクラスとのプレイ感の違いなどが味わえます。また、これまでクリア出来なかった人が、ヒーローで再チャレンジしてみるというのもアリですね。

──新たな要素でかつてのものにチャレンジ、と。

濱﨑氏:そうですね、そういう楽しみ方も出来るかな、と思います。

──では続いて、「EPISODE5」について伺います。まずは、中世ファンタジーという切り口を持ってきた経緯や理由を教えてください。


濱﨑氏:今回、中世ファンタジー選んだのは、EPISODE4で、これまでの「どこかの宇宙」から、地球という現実に近い世界観を持ってきて(笑)、その後に来るものってなんだろうなーって考えた時に、多分これまでのような「どこかの惑星」と言うものを出してもその世界観や文明に関わらず、地球という惑星のインパクトには勝てないと、まず考えました。なので「惑星」ではなく、ブラックホールの先にある「異世界」という新しい世界の広がり方を選びました。

みんなが好きで、かつ『PSO2』でまだやっていない、そして行きたいなと思える場所……というと「中世ファンタジーの世界」になるんじゃないかな、と。古くから異世界という設定とも親和性が高いですしね。もちろん、単純に中世ファンタジーをやるだけだと「他のゲームでいいかな」になってしまうので、『PSO2』にはアークスやSFの世界観があるので、そことファンタジーの世界観をうまく──混ざってないんですけど(笑)──中世そのまんまの世界を提供して、アークスというSFの勢力がドンとそこに乗り込んでくというシチュエーションは他のタイトルにはない強みだなと感じたので、この世界観を選びました。

──ファンタジーとSFの融合というよりは、ファンタジーにSFであるアークス達が入ったらどうなるかという「IF」みたいな(笑)。

濱﨑氏:そうですね(笑)。異種格闘技戦じゃないですけど、乗り込んでいくイメージで考えて作りました。

──ファンタジーの世界ということですが、魔法的な設定などはありますか?

濱﨑氏:設定面でいうと、そうですね……魔法というか魔術みたいなものはあります。

──法撃とはまた別の種類ですか?

濱﨑氏:はい。ただ、アークスの人達が使える使えないかは関係なく、その世界にあるものとしてお話上出てくる、というような感じですね。

酒井氏:今回は「エフィメラ」という花みたいなものがあって、それを触媒にして「召喚術」を使うというのが1つ。その「召喚術」という魔術によって「魔物種」と言うエネミーたちが召喚されてくる、という設定になっているんです。

──『ファンタシースター』シリーズの古い話になって恐縮ですが、「マジック」と「テクニック」の関係は、当初からのシリーズファンの心をくすぐるポイントだと思うんです。今回用意される中世の世界に「マジック」があるというのは、心躍る部分なんじゃないかなと。


酒井氏:心躍るという意味では、7月15日に公開する情報なんですが……旧作ファンには心躍るキャラクターが、この異世界オメガに登場します。その前提として、なぜこの「中世ファンタジーの世界=異世界オメガ」が出てきたかというと、アカシック・レコードという宇宙全体の記憶の見ている「夢」というか、記憶を整理している段階でそれが具現化してしまった、と言う世界なんです。

──なるほど。

酒井氏:それがどういう事かと言うと、『PSO2』を含む、これまでの「ファンタシースター」の宇宙の記憶がごちゃごちゃになってしまっている、と言う世界なんですね。ですからすでにオラクルでは退場してしまったキャラクターや他の宇宙のキャラクターが別の形で具現化して出てくる可能性がある、と言う不思議な世界と言う設定なんです。「EPISODE5」のティザームービーで「ルーサー」という、EPISODE 2~3に登場したキャラクターが何故か出てきたんですが、これもその一つと考えていただければ。

そして、その流れで今回『ファンタシースター』シリーズが30周年と言うのもあり、お話の中のキャラクターの1人として、「アリサ」と「ルツ」(※)が登場します。

※アリサ:シリーズ1作目『ファンタシースター』の主人公。剣とマジックを使いこなす。なおマジックは、1作目および『千年紀の終りに』にて、一部のプレイヤーキャラクターが使用可能)
※ルツ:アリサの仲間で、マジックの使い手。『千年紀の終りに』にも登場。『ファンタシースターユニバース』に「イズマ・ルツ」(CV:速水奨)がいるが、直接的な関連性は不明)


──おお! 懐かしい!!

酒井氏:「ルツ」は、「ハリエット」がいるクエントという国の王様として出てきますし、「アリサ」は王様の姪っ子の伝説の勇者の末裔である、「剣の巫女」という役割で出てきます。一応「ルツ」のボイスは、『ファンタシースター ユニバース』でも「ルツ」を演じていただいた速水奨さんに、そして「アリサ」のボイスに関しては、我々の世代ではある意味伝説と言える島本須美さんにお願いしました。

──そこもまた、長年のファンにグッとくるチョイスですね。

酒井氏:この後も「この人が?」と言うキャラクターが登場します。これも、異世界「オメガ」という世界の1つの魅力かなと思います。「あのキャラクターがこんな役割で出てくるんだ」みたいな意外性は、結構面白いんじゃないかなと思います。彼らが別人かそうでないかは今後のお楽しみです。

──『PSO2』5周年記念が終わった後は、『ファンタシースター30周年』の楽しみがやってくるわけですね。

酒井氏:そうです。

──だからこその中世ファンタジーだったんですか。

濱﨑氏:そうですね。(過去作のキャラが)登場しても、そんなに違和感ないかなと。

──それでは、拠点を守りつつ魔神城を攻略するという「バスタークエスト」について、魅力や遊び方を詳しく教えてください。


濱﨑氏:「バスタークエスト」に関してですが、「破界塔(バスタータワー)」という拠点みたいなものを守るディフェンスフェイズと、奥にいる「魔神城」を攻める「バスターフェイズ」を交互に繰り返し、完全に押し切ると「魔神城」を撃破することが出来ます。また、防衛戦の守る要素と攻める要素にプラスし、レイドボス並み大きいボスと戦うという3つの要素を兼ね備えたクエストになっています。

ですので、今まで防衛戦が好きだったという方も楽しんでいただけますし、レイド系のスケール感のあるボスと戦いたいという方にも満足いただけるコンテンツになっていると思います。

──ディフェンスとアタックを繰り返し、最後に巨大なボスと戦う……までがワンセットというイメージでいいですか?

濱﨑氏:そうですね、「魔神城」を倒すところまでがワンセットのクエストになっています。

──攻める側と守る側で、求められる能力というか有効なスキルや戦い方は変わりますか?

濱﨑氏:基本的には守る技術があればいいんですが、守る時と攻める時で、敵の倒し方とか分担の仕方とかが少し変わってきます。その時の状況判断力とかが求められるクエストになっていますね。攻めが成功しないと、完全に攻めきれないというか勝てないので、バスターフェイズがより重要になってくるクエストとも言えます。

──かといって、ディフェンスをおろそかにしていると…。

濱﨑氏:はい、やられてしまいます。なので、ダメージは最低限に抑えつつ、どう攻めを成功させるかを上手く考えてクリアしていくクエストになっていますね。

あと、クリア時間が長いクエストだと思われている方がいらっしゃるんですが、制限時間を20分で設定していますし、上手くいけば11~12分ほど、平均でも15分位でクリアできるクエストになっているので、防衛戦の襲来くらいの感覚でプレイできると思います。

──準備や編成を考慮しても、1時間に3回位は遊べますね。

濱﨑氏:そうですね、プレイできます。

──続いては、上級クラス「ヒーロー」の魅力的な要素や、お勧めの遊び方や戦い方などを教えてください。

濱﨑氏:今回の「ヒーロー」なんですが、上級クラスに相応しく思い切ったアクションを実現しています。色んな距離に対してのアプローチができる万能感を兼ね備えていますので、どんな方でも楽しんでいただけるクラスになっているかなと思います。プレイングにあまり自信のない方も、「ヒーロー」になっていただければある程度は上手い人と渡り合える性能を秘めていますので、ぜひプレイしていただきたいですね。

「ヒーロー」の1番上手いプレイとしては、「ヒーロータイム」というスキルがあるんですけど、それをどう効率よく回していくかが鍵となります。「ヒーロータイム」を使うためには「ヒーローギア」をMAXにする必要があり、1番早く溜めるためには「ソード」「ツインマシンガン」「タリス」を状況に応じて使い分けてもらうのがベストです。

ですが、これまで打撃・射撃・法撃のどれかしか遊んでなかったという方も、「ソード」「ツインマシンガン」「タリス」いずれも単体である程度強さを実感できるような作りにはなっているので、お気に入りの武器で戦っていただくプレイスタイルも可能です。なので、難しく考えず、気軽に使っていただければいいかなと。

──では、このタイミングで「上級クラス・ヒーロー」を導入された経緯を教えてください。

濱﨑氏:これまでEPISODEごとに新しいクラスを追加してきましたが、クラスも既に9種類。これで通常クラスを新しく追加すると、10種類目になります。(以前実装した)アクションが苦手な方向けとして「サモナー」も頑張って作ったので、そのコンセプトはある程度受け入れられたとは思います。ただ、思ったほど使用される方が増えなかったこともあり、新しいコンセプトのクラスを単純に追加しても、遊ぶ方が限られてしまうというところがあるんです。

あと通常のクラスを出す場合、「ブレイバー」や「バウンサー」を追加した時もそうなんですが、既存のクラスと比べて頭一つ抜けないよう、同じ位の強さになるように作らないといけないので、思い切った特徴的なアクションがしにくいんです。また、導入したものの、前の何かのクラスでいいよねみたいな話になってしまったりして。

その辺りを気にしてセーブした新しいクラスを作っても、あまり喜ばれないだろう……と思ったので、今回は上級クラスというある意味「割り切った位置づけ」にすることで、今までより凄いアクションを加えても「これはそういうものなんだ」と理解していただけるかなと考えました。なので、(冒頭でお話しした)これからの5年を続けるに当たって、上級クラスという位置づけで作ろうという方針に決まりました。

──では、これからの5年を歩んでいく中で、更なる上級クラスが出て来る可能性というのは……?

濱﨑氏:今後の方針としては、今回の「ヒーロー」の様な方針のものを追加していくことになるかなと思っています。

──そこは、今後に乞うご期待ということですね。

濱﨑氏:はい。今後の展開次第ですね。

《臥待 弦》

楽する為に努力する雑食系ライター 臥待 弦

世間のブームとズレた時間差でファミコンにハマり、主だった家庭用ゲーム機を遊び続けてきたフリーライター。ゲームブックやTRPGなどの沼にもどっぷり浸かった。ゲームのシナリオや漫画原作などの文字書き仕事を経て、今はゲーム記事の執筆に邁進中。「隠れた名作を、隠れていない名作に」が、ゲームライターとしての目標。隙あらば、あまり知られていない作品にスポットを当てたがる。仕事は幅広く募集中。

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