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【レポート】『ぎゃる☆がん W』体験版をプレイ! 透視ズームがもたらす、ダブルの刺激に迫れ

ガン…ならぬ、眼(ガン)シューティングという前代未聞の切り口や、一日限定のモテ男になって学校中の女生徒や女教師から怒濤の熱愛を受けるという大胆極まりない設定で、多くのユーザーに衝撃を与えた『ぎゃる☆がん』。

ソニー PS4
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ガン…ならぬ、眼(ガン)シューティングという前代未聞の切り口や、一日限定のモテ男になって学校中の女生徒や女教師から怒濤の熱愛を受けるという大胆極まりない設定で、多くのユーザーに衝撃を与えた『ぎゃる☆がん』。

2011年にXbox 360でデビューを果たし、その後PS3へと活躍の場を展開。個性的な本作がより広いユーザーに認知されましたが、その刺激的すぎる内容ゆえにファンからも「続編は難しいのでは…」と懸念する声が上がっていました。しかし今年の2月に実施したファン感謝イベントにて、続編となるPS4/PS Vitaソフト『ぎゃる☆がん だぶるぴーす』が発表されました(タイトルなどの発表は後日)。


前作の魅力を継承しつつも、新要素や新キャラクターを交えた『ぎゃる☆がん だぶるぴーす』。主人公も、茂手杉 天造(もてすぎ てんぞう)から久時 峰大(くどき ほうだい)へとバトンタッチし、新たな物語とけしからんビジュアルがたっぷりが繰り拡げられていきます。

そんな本作の発売日がいよいよ今週の木曜日へと迫り、心待ちにしている方もいれば、購入するかまだ迷っている人もいることでしょう。プラットフォームも最新ハードとなるPS4とPS Vitaでのリリースなので、そのマシンパワーで本作をどのように表現するのか気になるばかりです。


現在、その魅力を垣間見ることができる体験版が配信されているので、発売に先駆けて実際にプレイし、前作との対比も時折交えたレポートをまとめてみました。女子たちの破廉恥な一面が際立ちがちな本作ですが、その本質はどこにあるのか。筆者なりにずいっと迫ってみます。(※ 体験版の範囲でのレポートとなるので、製品版との違いに関してはご容赦ください。またプレイした体験版は、PS4版となります)

◆早速プレイ! ・・・をこらえて、まずはオプションチェック


体験版を立ち上げると、新ヒロインの神園しのぶ(CV:上間江望さん)や妹の真夜(CV:橋本ちなみさん)をはじめとする多彩なキャラクター陣が彩るメニュー画面に。懐かしい顔もちらほらと見かけプレイ意欲をかき立てますが、ここはグッと押さえてまずはオプションのチェックから。


フェロモンショットで女生徒をなぎ倒す本作ですが、軸となるシステムは基本的なガンシューティングに則っており、ショットの目安となるサイトの速度は5段階に調整可能。サイトの低速移動ボタンもあるので、通常速度をちょっと早めにするのもひとつの手かもしれません。また上下リバースにも対応しており、ここも地味ながら嬉しいポイントです。更に会話パートでのテキスト表示の速さや会話スキップの設定もできるので、この辺りもお好みの設定で楽しめます。

続いてボタン設定ですが、こちらもボタンの役割を任意で変更可能。ちなみに基本では、□がショット、△がドキドキモード、ズームがR1、サイト低速移動がL1です。前作にはサイトを素早く動かすボタンがありましたが、今回はありません。しかし心配する必要はありません。前作はMOVEモーションコトローラにも対応していたためコントローラでも近しい反応速度が求められましたが、今回はコントローラでのプレイに特化しているため、極力シンプルな操作で楽しめるようにブラッシュアップされている模様です。

実際にプレイしてみると、両手の人差し指がそれぞれズームと低速移動のみに専念できるのは、印象以上に遊びやすく感じました。特にズームは、本作からの新要素となる「透視」も兼ねており、使用頻度はかなり高いボタン。右手人差し指は、攻略の上でも楽しむためにも重要なポイントとなるでしょう。

◆ゲーム性もまさに「だぶるぴーす」



オプションも確認したところで、いざゲームスタート。本作でも最初に難易度選択が可能(「恋のビギナー」と「恋のエキスパート」)なので、ガンシューが苦手な人や色々じっくり見たい方もご安心を。よりゲームを骨太に楽しみたいユーザーは「恋のエキスパート」で楽しみましょう。

最初に、主人公のパラメータを何種類かの中から選択します。おそらく攻略したいヒロインによって向いているステータスがあるため、製品版ではそれを見極めるのも欠かせなさそうです。また2周目以降に選択できるものもあり、全てのステータスが高水準という「MMK」…まさにモテてモテて困っちゃう! といったユニークなものも。


ステータスを決定しゲームがスタートすると、まずは会話パートから。冒頭から「天使(あまつか)ぱたこ」という女生徒が登場し、前作ファンにとって早くもニヤニヤポイントの到来です。もちろん、前作を知らなくても何ら問題なく進行していきます。


また、ちょっとキツいけども不器用なところが放っておけないしのぶに、ぼんやりさんながらも意外としっかりしている真夜とも対面。「姉妹だから、どっちかとつき合ったら、もう片方に申し訳ないなぁー」と、まだモテてもいないのに先回りしてニヤニヤする……のは前作とは関係なく、単に筆者が図々しいだけでした。生きててすみません!

そして、天使であるえころのミスで「一日限定のモテ男=今日告白に成功しないと一生誰にも恋愛感情を持たれない男」になってしまう主人公・久時 峰大。一瞬だけ羨ましいものの、やはり過酷な運命と言えます。


なお余談ですが、モテ男になった直後の峰大へ真っ先に告白したのは、女生徒の春野つぼみ。前作でもまず彼女が声をかけてきたので、安定のトップバッターぶりを発揮します。また本作はこの最初の段階で、更に神保雪菜という女生徒からも声をかけられます。前作比2倍です。さすが「だぶるぴーす」。

◆ゲーム性もまさに「だぶるぴーす」



ここからはシューティングパートの始まりです。軸はガンシューなので、基本的にレールウェイ方式で場面が展開しますが、最初のステージから早速ルート分岐が用意されています。またステージによっては行き先そのものが選べるので、ボリューム面にも期待が持てます。体験版の範囲では、エピソード3-1の時に「1年教室」「2年教室」「食堂」の3ヶ所が選択可能でした。

STGパート自体は、前作の魅力を引き継ぐお馴染みの……と言いたいところですが、「透視ズーム」が加わったことで、ひと味違う印象を受けます。前作は「出てきた相手にすばやく狙いをつけ、急所を狙い打つ」のが基本的なプレイでしたが、本作ではこの「透視ズーム」がゲーム性に大きな影響を与えています。


障害物に隠れている女生徒を見つけられる「透視ズーム」。一見誰もいないように見える場合でも、物陰に潜んでいるかもしれない相手を探すため、こまめにチェックする必要があります。しかも「透視」は「ズーム」も兼ねているので、その分視野が狭くなり、別の場所から女の子が出現したことに気付かずダメージを受ける場合も。

より攻撃面にシフト(=相手を見つけるため透視ズームを行う)すると、防御面が疎かになる(=接近に気付けない)というジレンマが緊張感を誘い、前作よりも更に刺激的な体験を提供してくれます。では「透視ズーム」を使わなければいいのかと言われると、スコアアタックの面でも、また女生徒のスリーサイズを測定する上でも、欠かせない要素なのがまた悩ましいところです。


「透視ズーム」が導入されたことで、捜索要素やタイミングを見計らう駆け引きが生まれ、『ぎゃる☆がん だぶるぴーす』のゲーム性に新たな厚みが増していると実感しました。なお、制服が透けて下着が見えてしまう(そう、見えて“しまう”だけです)のは、単なる副作用なので仕方がありません。そう、仕方がないのです。理由があるっていいですね!

◆「依頼」に「悪魔っ娘」とプレイの幅を拡げる要素も盛りだくさん



「透視ズーム」によるゲーム性の変化は大きな要素ですが、新要素はこのほかにもまだまだあります。最大3人まで同時攻略可能となったドキドキモードでは、うまくいけば3人揃って昇天させることも可能。3人の女生徒が同時に「だぶるぴーす」状態になるというのはやはり圧巻で、すさまじい圧を感じるほど。ご家族がいるケースでプレイする場合は、「ママキタ画面」の出し方を忘れないようにしておきましょう!

ちなみに「ママキタ画面」とは、遊んでいる時不意に誰かが来てもプレイ画面を隠せるように、ダミーの絵を表示するモードです。これでママが来ても安心です。なおPS4版のみの実装となっており、PS Vita版の方は本体ごと隠すか画面を伏せましょう。


また本作では「悪魔っ娘」状態という新たな要素も加わっています。悪魔のオーラをまとっている彼女たちには通常のショットに耐性があるため、まとわりついているミニ悪魔を見つけて倒す必要があります。ちなみにミニ悪魔を倒すと女生徒は正気に戻りますが、現時点の正気は「峰大が大好き!」状態なので、改めてフェロモンショットでメロメロにしなければなりません。正気とは一体何なのか、考えさせられる一幕です……。


加えて、学校内にいる多くの女生徒から依頼が持ち上がることもあります。探している物などをSTGパート中に見つけることでクリアできますが、この依頼クリアのために「透視ズーム」を使う場面もあるため、こちらもプレイに刺激を加えてくれます。ちなみに依頼はクリアして終わりではなく、お礼のやりとりなどもあるので、ちょっとした交流が生まれるのも個人的に嬉しいポイントでした。

◆体験版の締めを飾るのは、やはりしのぶ!



この体験版ではステージ3までが収録されていますが、その最後に訪れるのは前作で言うところのアクションイベント。通常のSTGパートとは異なりますが、やはりフェロモンショットなどを使ってクリアに挑むシーンです。

体験版のラストでは、しのぶのお尻が大変なことになってしまうので、その救出へ挑むことに。といっても敵に襲われているとかではなく、窓に挟まって抜けない彼女のお尻を押すという、実に名誉ある仕事です。


ここでは、表示されるターゲットを正確に射抜き、また必要に応じて「はらう」「こする」などのタッチアクションを行います。しのぶのお尻に向かって。ここまで、お尻を直視して行うゲームは非常に稀有でしょう。でも仕方がないのです。見せてくれと頼んだわけではなく、これはあくまで人助けなのです。言い訳できるっていいですね!

今回の体験版ではしのぶルートのみだったので、ほかのルートではどのような展開が待っているのか気になるばかり。成功すれば好感度も上がる重要なシーンなので、気合いを入れて凝視……もとい、臨んでください。

◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆

一部暴走してしまいましたが、やはり女性陣の「どこを出しても恥ずかしくない」魅力に目を奪われてしまうのはやむを得ないところ。ですが、決して「見た目」だけの作品ではなく、ゲーム性においても前作よりも確実に進化し、新たな刺激を与えてくれます。

グラフィックもプレイの楽しさも、どちらも嬉しい「だぶるぴーす」な一作に仕上がっていると感じた『ぎゃる☆がん だぶるぴーす』体験版プレイでした。製品版への期待も高まるばかりですが、気になった方はまずこの体験版から始めてみてはいかがでしょうか。



『ぎゃる☆がん だぶるぴーす』は、2015年8月6日発売予定。価格は下記の通りです。

●PS4
・パッケージ/通常版 7,800円
・パッケージ/限定版 9,800円
・ダウンロード/通常版 7,000円
・ダウンロード/限定版 9,000円

●PS Vita
・パッケージ/通常版 6,800円
・パッケージ/限定版 8,800円
・ダウンロード/通常版 6,000円
・ダウンロード/限定版 8,000円

(C)INTI CREATES CO., LTD/Alchemist
《臥待 弦》

楽する為に努力する雑食系ライター 臥待 弦

世間のブームとズレた時間差でファミコンにハマり、主だった家庭用ゲーム機を遊び続けてきたフリーライター。ゲームブックやTRPGなどの沼にもどっぷり浸かった。ゲームのシナリオや漫画原作などの文字書き仕事を経て、今はゲーム記事の執筆に邁進中。「隠れた名作を、隠れていない名作に」が、ゲームライターとしての目標。隙あらば、あまり知られていない作品にスポットを当てたがる。仕事は幅広く募集中。

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