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【インタビュー】愛に満ちた“弱肉強食”アプリ『アニモン』に「青鬼」襲来…60fpsで動くヤツとはカップリングできるのか?

弱肉強食の世界「グランド・ハンバーグ」で紡がれる、モンスターたちの憎悪と欲望、そして愛に満ちた戦いのストーリー。

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意気投合した「青鬼」と「モッチP」。その後「青鬼」は突然姿を消し、予定通りインタビューを行うことに。

―― いろいろあったようですが、大丈夫でしょうか……。

モッチP:いやー、びっくりしました!インサイドさんのオフィスがこんなに危険な場所だと思わなかったです。割と本気で逃げましたが、結構きつかったです。この頭装備だと視界が悪くてぜんぜん周囲が見えないし、酸素が薄くて…あ、これはこっちの話でした。憧れの青鬼さんがアニモンを遊んでくれて嬉しく思います!

―― では、早速インタビューをさせて頂きます。まず『アニマルモンスター』はなぜ制作されたのでしょうか。

モッチP:開発経緯としては、ディベロッパーであるインテンスさんが「RPGと何かを組み合わせた新しいものを作ろう」ということを自社で取り組まれていたことからはじまります。



僕が初めてそれに出会ったのは開発9ヶ月目くらいですかね。昔から付き合いのあったインテンスさんに挨拶に伺った際に、「実はこんなの作ってるんですよ」って見せられまして……やってみたらめちゃくちゃ面白かったんですよ。当初はインテンスさんが宣伝などを含めて全て自社で売り出す予定だったんですが、彼らはつくる方に専念し、僕らがパブリッシャーとしてプロモーションを担当する形で手を組んだほうが、いい結果が出ると思って「一緒に組みましょうよ」と話を持ちかけたのが、『アニマル×モンスター』としての発端です。

―― インテンスさんとフィールズさんが組んだことでゲームとしては何か変わりましたか。

モッチP:ゲームデザインは仕上がった後だったので、基本的なことはインテンスさんのやりたいことを尊重して変えていませんが、主人公のキャラクターについては提案をさせて頂きました。現在、主人公はシロクマのキャラクターになっているんですが、当初はゲームの最初の方にザコ敵として出てくるクマ(クマベアー)だったんですよ。「これはどうなんですかね!?」って話をして、ユーザーさんに好きになってもらえる主人公を立てようと。そこで現在のシロクマが生まれました。
あと、ゲームの遊び自体は完成していたので、それをユーザーさんにどう伝えるかという点で、チュートリアルをもっとわかりやすくしたり、序盤のステージ構成などを中心に調整いただきました。

―― タイトルも変わりましたよね。

モッチP:非常に鋭い質問ですね(笑)スマートフォンで誰でも遊べるただのゲームとして、もっと多くの人に遊んでもらいたいという思いで、リリース間近になってからではありますが、タイトル名を変更する決断をいたしました。

略称が呼びやすくて、スマホで打ち込みやすく、なおかつ愛されるようなものはなんだろう?ということで50個くらい候補を出しまして、最終的には『アニマル×モンスター』というタイトルに決定しました。

―― プロデューサーの視点から見た『アニモン』のココが面白い!というポイントを教えてください。

モッチP:一番このゲームが面白いのは、何と言っても「一進一退のバトル」ですね。たとえば、本作ではヒットポイントが味方モンスター毎に設定されていて、ゼロになると「墓石」になって戦闘不能になってしまうのですが、『アニモン』では墓石を壊せば戦線に復帰して戦力にすることができます。“やられても復活させることができるけども、やられてしまうとすごく不利になってしまう”という一進一退の駆け引きの部分が他にはない熱中度の高い点になっていると思います。



どのルートから玉を狙い入れるのか、モンスターをどの並び順でどう編成するのか、攻撃か回復かスキルかをどう選択するのか。技術と戦略、そして少しの運も駆使する熱いバトルを是非楽しんで頂ければと思います。

―― あとチュートリアルが……かなりギリギリですよね(笑)

モッチP:チュートリアルの部分って面倒で読み飛ばしてしまうユーザーさんもいらっしゃるじゃないですか。ですので“読み飛ばされるくらいなら、短くてもインパクトを残そう”ということでちょっと過激な急展開に次ぐ急展開になっています。もしまだプレイしていない方がいらっしゃれば、チュートリアル部分なのでぜひプレイしてみてください。

―― 開発上の拘りはありますか。

モッチP:可愛いキャラクターがなめらかに動く点ですね。60fpsの滑らかさで様々なパーツが動くアニメーションはひと目で違いがわかるポイントだと思っています。特に最近登場した海神姫トリティーネというキャラクターは、見た目がゴージャスなうえに背景で魚たちが泳いでいて、エラいことになってます。

―― また特徴的なシステムとして「カップリングシステム」がありますが、今一度こちらのシステムの説明をお願いします。

モッチP:カップリングは今作の目玉のひとつです!父親となるモンスターと母親となるモンスターを組み合わせてカップリングチャレンジを行います。カップリングチャレンジは、父親モンスターが母親モンスターに告白し、告白が成功すると子供が爆誕し、失敗するとフラれた父親モンスターは星になります。星になるといっても演出上のもので、なくなるわけではないのでご安心ください。通常のステージで入手できる、あまりレアではないモンスターであっても、育てればカップリングの親になってより強力な子供を生む可能性があります。ガチャでレアな当たりカードを引かなくても、じっくりと戦力を強化していくことができるんです。



―― 組み合わせや生まれる子供というのはあらかじめ決まっているのでしょうか。

モッチP:そうです。全ての組み合わせが予め決まっています。組み合わせは膨大な数ですが、そのカップリングごとに告白時の台詞などは個別に設定されています。本作では赤ちゃん、子供、大人と3段階に進化するモンスターが多く、赤ちゃん同士ではカップリングできないんですが、子供同士以上になるとカップリングできるモンスターが多くいますので、例えば子供と大人でカップリングした時と大人同士でカップリングした時とで台詞が違うといったこともあります。是非いろんなカップリングを試して頂ければと思います。

―― 理論上は全モンスターにカップリング可能なのでしょうか。

モッチP:いえ、カップリングの組み合わせや親になれるかどうかはあらかじめ決まっていて、子供が生まれる可能性がある組み合わせでのみカップリングすることができます。いまカップリングができない組み合わせでも、のちのちカップリングできるようになるケースも結構あります。



―― 今後の展開についてお聞かせください。

モッチP:近いうちに大きなアップデートを予定しています。今まで、新キャラクターの追加やイベントの開催等はやってきましたが、ゲームシステムに関わるようなアップデートは初めてです。いまの時点では具体的に申し上げられませんが、多くのアニモンファンの方々から望まれていた機能だと考えています。

また、具体的な動きがあるわけではないのですが、動物をモチーフにしたキャラクターの可愛さが、このゲームの大きな魅力だと考えています。ですので、“小学生や幼稚園児にも親しまれるような”愛されるキャラクターに育てていきたいという想いを持っています。

―― 作りたいグッズなどはありますか。

モッチP:個人的には、「ダイフクモッチ」のビーズクッションがピンポイントで一番欲しいですね(笑)



―― そういった横の展開のしやすさもフィールズさんの魅力ですよね。


モッチP:そうですね。私どものグループでは、アニモンのようなゲームはもちろんのこと、グッズなどのマーチャンダイジング、コミック、アニメ、ライブ・舞台など、エンターテイメントにおける様々な事業領域に取り組んでいます。『アニモン』も大きく成長させ、様々な形で提供していけたらと考えています。

―― 『青鬼』とのコラボは何故実現したのでしょうか。


モッチP:まず自分が、オリジナルの自作ゲーム『青鬼』が好きだというのが大前提にあります。青鬼にやられまくりながら、何度も何度もコンティニューしてクリアしました(笑)。次に、私どもグループ会社であるデジタルフロンティアが、映画「青鬼」のCG制作をしていたことに縁がありまして。その映画第2弾が公開されるということで、「一緒にコラボしませんか?」と私から持ち掛けて実現しました。

―― すると、「アイツ」が60fpsでぬるぬる動くんでしょうか……。

モッチP:はい、ぬるぬると(笑)。

――カップリングは可能なのでしょうか。

モッチP:それは内緒です!

―― では『青鬼』コラボで苦労された点などはありますか。

モッチP:「青鬼」と遭遇してしまった時の衝撃や逃げる際の緊張感って、ものすごくユニークなゲーム体験だと思うんですよ。神出鬼没、コミュニケーション一切不能、超ヤバい存在の青鬼を、そもそも倒せるのか?味方になるのか?『青鬼』ファンならどう思うのか?というのを結構議論しました。詳細はコラボ開始した後のお楽しみにしていただければと思います!


―― 因みに『青鬼』コラボで『アニモン』を知って始めた方でもコラボステージはすぐ遊べるんでしょうか。

モッチP:ゲームを始めてプレイヤーランクが5になれば、コラボステージが登場するので参加することができます。ランク5になるのは結構すぐですよ。

―― 上級者だけが遊べるということはないんですね。

モッチP:はい、幅広く誰にでも遊んでいただけます。元々が映画の記念コラボですので初級者から上級者まで、ほぼ全てのプレイヤー層が参加できる内容になっています。ただ、生まれたての状態だとちょっと苦戦するかもしれませんので、少しだけパーティーを育成したほうがいいかもしれませんね。

―― せっかくなので序盤のコツなどを教えてもらってもいいでしょうか。

モッチP:7月は新しくアニモンをはじめる方向けにお金や経験値モンスターがもらえるキャンペーンを実施しているので、なるべく早くプレイをはじめていただき、毎日ログインしていただければ、序盤はかなりスムーズにプレイできると思います。個人的にもう一言言わせていただければ、ゲーム開始直後に3体の女の子モンスターのなかから好きなモンスターを1体スカウトできるのですが、ここで一番気に入った子をスカウトすることでしょうか。あと、さきほどのキャンペーンも利用してお金を貯めることで、3体ともスカウトすることも可能です。

―― 最後に読者に向けてメッセージをお願いします。

モッチP:『アニモン』は、アニメーションするたくさんの可愛いキャラクターや、一進一退の駆け引きがアツいバトルなど魅力いっぱいのタイトルです。今回の『青鬼』とのコラボで『アニモン』を知ったという方も多いと思いますが、是非この機会に青鬼イベントに参加して頂いて、『アニモン』も知って頂ければ嬉しく思います。

―― 本日はありがとうございました。

■青鬼Ver.2.0コラボ開催期間
2015年7月3日(金)20:10 ~ 7月16日(木)23:59 
※開催期間は予定で変更になる可能性がございます。



(C) 2015 noprops・黒田研二/『青鬼 ver.2.0』製作委員会
《栗本 浩大》
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