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【E3 2015】ホログラムでストラテジーを遊ぶVR作品『TECTERA』の衝撃がとにかく凄い

遊んだ瞬間「ストラテジーは死んだ!」と思いましたよ。すみません、ちょっと盛りすぎましたが、それくらい衝撃的だったんです。

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遊んだ瞬間「ストラテジーは死んだ!」と思いましたよ。すみません、ちょっと盛りすぎましたが、それくらい衝撃的だったんです。

E3 2015にあわせて6月17日(現地時間)に米ロサンゼルスで開催されたインディゲーム向けのデモイベント「The Mix at E3 2015」。出展された40本以上の中でも非常に衝撃的なゲームが登場していたので紹介します。タイトルは『TECTERA』で、Oculus Rift向けのVRゲーム。ワイヤーフレームで描かれた二つの勢力が激突するリアルタイムストラテジーです。



はじめに兵機リストの中から使用する兵器を3種類選択します。兵器には偵察装甲車や戦車から、戦闘機、爆撃機、飛行艇、砲台などが用意されています。ゲームは拠点が点在する長方形の陣地で行われ、自軍は青の右側から、コンピュータは赤の左側の拠点からスタート。兵器を生産して中立そして敵の陣地に進軍し、相手を駆逐していきます。敵を全滅させて、すべての陣地を占領すると勝利です。

本作には資源の概念や兵器間の相性などの要素がないため、できるだけ早く軍を進めて中立の拠点を数多く占領することが何よりも重要です。一回のプレイ時間は10分程度で、最初は苦戦しましたが、次第にコツがつかめていき、3回目の正直で勝利できました。正直いってα版といった感じで、ゲームとしての深みやバランス調整はこれからというところでしょう。

ではなぜ、そこまで衝撃的だったか。それはゲームの見せ方や操作方法が衝撃的だったからに他ありません。マップは側面からのクォータービューでしたが、これをVRで表示するとSF映画などでおなじみのホログラム的な立体映像になります。ホログラムでストラテジーが遊べるといっても過言ではないでしょう。テーブルの上にミニチュアの軍隊が配置され、それが立体的に激突するイメージになります。





実際、地表で戦車などが走り回り、空には戦闘機や爆撃機が飛び交い、砲台から放たれた砲弾が目の前で放物線を描いて着弾するさまは、想像以上にインパクトがありました。第二次世界大戦の電撃戦のようなゲームには最適な見せ方だと言えそうです。他にシムシティやなどの箱庭系ゲームや、ゴッドシムにもVRゲームは向きそうです。なにより頭をあまり動かさないので、長時間プレイしても疲労度が少ないのです。

UIも興味深いものでした。ある拠点を選択すると生成したい兵器アイコンが表示され、選択後に別の拠点をクリックすると、兵器が生産されて進撃が開始されます。砲台を選択した後に攻撃したい拠点をクリックすると、砲弾が発射されます。敵の拠点に接近した兵器は自動的に攻撃を始め、進行途中で敵軍に遭遇すると移動を止めて交戦に入ります。このように選択が拠点単位でしか行われない点がミソです。

その上でこの選択やクリックといった行為を、すべて視線誘導だけで行っているのです。画面中央にはポインターが表示され、頭を動かすとマップが左右に動きます。選択したい拠点やアイコンの方に向いてポインタを重ね、一定時間注視するとクリックしたことになるのです。つまり一切、手を動かさずにプレイすることが可能です。この感覚は非常に新鮮で、やみつきになるモノでした。

本作は米サンディエゴ在住のインディゲーム開発者、マクネイル氏の個人プロジェクトとして制作が進行中です。価格は未定ですが、少なくともF2Pにはしない(有料ゲーム)とのこと。現在Oculus VRはVRゲームのストアマーケットを準備中で、完成したらそこで有料配信する予定と話していました。VRストラテジーの可能性を切り開く、ユニークな一作になりそうです。
《小野憲史》
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