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【そそれぽ】第115回:勇者が戦う横で草を刈る簡単なお仕事です『シバ・カーリーの伝説』をプレイしたよ!

任天堂 3DS

ひたすら草刈りするアクション『シバ・カーリーの伝説』
  • ひたすら草刈りするアクション『シバ・カーリーの伝説』
  • 『ミッション』モードではライフが無くならないようにすべての草を刈る
  • すべて刈ればミッションクリア
  • 10コのミッション、5章で構成、それ以外も?
  • ミッションクリアで伝説として語られていく「シバ・カーリー」像が見え隠れ
  • アチーブメント的なやり込み要素
  • 『エンドレス』モードはライフある限り刈り続ける!
  • なんと全国33位にランクイン(2015年5月15日18時現在)
インサイドをご覧の皆さま、こんにちは。そそそこと津久井箇人です。皆さんのゲームライフを充実させるゲームプレイレポート、第115回を迎えました【そそれぽ】のお時間です。

突然暑い・・・。東京では予想気温が30度を越える日もありつつ、筆者の仕事部屋はPCの排熱でさらにヤバいことに。かと言って、このタイミングで冷房のスイッチを入れたら負けだと思っているので(尚、誰と勝負しているかは不明)、部屋の窓を開けて外気を極力取り込み、水分補給で毎日を乗り切っています。5月ってこんなに暑くなりましたっけ?



というわけで、今回プレイするのはライブレイジのニンテンドー3DSダウンロードソフト『シバ・カーリーの伝説』です。


どこかで見たことあるようなタイトルロゴ、どこかで見たことがあるような見下ろし式画面、どこかで経験したようなアクション・・・。まず、任天堂がコレに「GO」を出したことに拍手です(笑)。そして、スマホ向けアプリとかならまだしも、“あえて”総本山とも言える“3DS”で“コレ”を出そうとしたライブレイジ社にもスタンディングオベーションを贈りたいと思います(笑)。プレイ前にあえて言わせて頂くとすれば、

良い意味で、嫌な予感がします。

それでは、いろいろとアレなので早速プレイしていきましょう。

※画像はiPhoneで無理矢理Newニンテンドー3DS本体画面を撮影したものです。
※一部画像で他のプレイヤー名が表示されていたため加工処理しています。



◆『シバ・カーリーの伝説』ってどんなゲーム?



■超超超シンプルなアクションゲーム
誰がどう見ても“あのゲーム”っぽい本作ですが、残念ながら(?)中身は全く別モノ。プレイヤーは後に伝説の庭師として語られる「シバ・カーリー」となって、魔王・・・とは一切戦わず、モンスターや、モンスターと戦う勇者を横目に、勇者たちの戦いの邪魔になるであろう足元の「草」を刈って刈って刈りまくるゲームです(笑)。“あのゲーム”っぽい謎解き要素は基本的にはなし。ボタンとスライドパッドで誰でも楽しめるごくシンプルなアクションゲームとなっています。

■「ミッション」「エンドレス」2つのモード
操作同様、基本ルールもシンプル。「ミッション」「エンドレス」どちらのモードにおいても、「ライフ」(もちろんハートマークの数です・笑)がゼロになる前に、とにかく草を刈ること自体は同じで、「ミッション」モードではステージ上のすべての草を刈ってステージクリアを目指し、「エンドレス」モードではライフがゼロになるまでにいかに多くの草を刈れるかハイスコアを目指します。

ただし、ライフは、時間の経過とともに減っていくほか、モンスターに当たってしまったり、あるいは戦闘している勇者に当たったりしても減ってしまいます。モンスターなどに当たることなく、いかに効率良く草を刈るかがゲームのポイントです。

■ほんの少しだけパズルアクション要素
“あのゲーム”っぽい謎解き要素は「基本的にはなし」と先ほど記述したのですが、「ミッション」モードのいくつかのステージでは、草を刈る順番や敵の避け方を上手くやりくりすることで、“美しく”“気持ち良く”クリアできるものが存在します。これがハマったときは、いちいち草刈りには邪魔くさい勇者やモンスターへのイライラなどが吹っ飛び、スッキリ爽快な気分になれます(笑)。ただし、こういったステージでもゴリ押しでのクリアは可能。パズルアクション的な要素を無視することもできるので、苦手な人はご安心を。


◆底浅いゲーム性!だがそれがいい



■ライフの回復が攻略のポイント
結局のところ「草を刈るだけ」という、ゲームの底が一瞬で見えてしまうゲームなのですが、それを“面白いゲーム”にしている要素がいくつかあります。ひとつは、勝手に減っていくライフに対して、ライフを回復できる2種類の草の存在。ハート1つ分回復できる「薬草」と、ハートを全快できる「エリ草」(ダジャレじゃねーか!笑)の刈り取りをうまく活用することで、「ミッション」の成功率、あるいは「エンドレス」のプレイ時間が大幅に変わってきます。特に「ミッション」においては、ピンチのときまで刈り取らずに取っておくか、安全優先で少しでもライフが減っていればどんどん刈り取るか、プレイヤーのプレイスタイル次第です。

■微細なボタン操作で草刈りの結果が変わる
スライドパッドで移動、Bボタンで通常刈り、Aボタンで回転刈り、L/Rボタン+スライドパッドでダッシュ移動・・・これらの操作で草を刈っていくのですが、本作を“面白いゲーム”にしている要素は、その微細な操作性にあります。回転刈りは、通常刈りを続けることで「溜める」こともでき、溜まっていればひと刈りの威力(範囲)が拡大。逆に回転刈りを使うほど溜めたレベルは元に戻っていきます。悩ましい使い所。

移動しながら刈れば、うまいタイミングなら2つ以上の草を刈ることも可能。ダッシュしながらの場合は慣性が活きるので、回転刈りと組み合わせようものなら広範囲を一気に刈り取れます(すべりながら刈るような感じ)。ただし、滑りすぎて敵と激突なんてこともあり、こちらも場所を選んで使わなければ逆に効率が落ちてしまいます。やることは「草を刈るだけ」で、できることもたったコレだけ。この底の浅さで、なぜこんなに楽しいかというのは、やはり微細な操作に対するレスポンス、すなわち「遊び心地」が良いからなのでしょうなあ。

■エンドレスモード上位プレイヤーです
掲載時にはランキング落ちしているかとは思いますが、これを執筆している5月15日(金)18時現在、「エンドレス」モードのオンラインランキングで全国33位にランクインしています(笑)。オンラインランキングに対応しているので、一見敷居の高そうな「エンドレス」モードですが、むしろ「ミッション」モードよりも気軽に、大胆に草刈りを楽しめます。操作に慣れるのも「エンドレス」モードの方がオススメです。「エンドレス」モードで草刈りのコツをつかめれば、「ミッション」モードに役立つこと間違いなし。積極的にプレイしましょう。


◆気になったところ



■ステージバリエーションが少ない
「ミッション」モードのステージのバリエーションが決して多くなく、同じような背景で、ただ敵の配置や草の配置、マップの形が違うといった感じのステージが非常に多く収録されているように感じました。たまに、前述のような手順を踏むことで美しくクリアできるパズルアクション的な要素のステージもあったので、そちらのエッセンスをもう少し前に出しても良かったのではないかと思います。

■装備要素や成長要素などが欲しかった
淡々とステージをクリアしていくだけなので、例えば効果や特徴が異なる鎌を選択して装備したり、“シバ・カーリー”自身の成長要素があったりといった、プレイスタイルの個性を出す機能が個人的にはほしかったです。この淡々とした感じは、あえてレトロテイストを狙った意図的なものなのか、それとも単純にシステムとして盛り込めなかったのか、コンセプトとしてどちらか伝わりづらい部分もあり、どっちつかずで気になりました。

■やり込み要素があまり魅力的でない
「ミッション」モードには各ステージごとに、一定の条件を満たすと解放される、いわゆるアチーブメント的なやり込み要素が用意されています。しかし、この内容がちょっと作業的過ぎて、あまり魅力を感じられませんでした。これをやり込むなら、「エンドレス」モードで更なる記録に挑戦したいところです(笑)。

■良くも悪くも、音楽が引っかかる(笑)
PVでも流れているメインテーマと思しき楽曲の主旋律を奏でている、おそらくはトランペットの音。嫌な音程の外し方しますね(笑)。本来トランペットはこういう音の動きができない楽器なハズですが(できるのはトロンボーン)、それはさておき、メインテーマ以外でも、変な気持ち悪い不協和音を積極的に使っていくスタイルです(笑)。えーとですね、ちょっとやりすぎです!(笑)

ちなみにPVはこちら。

●シバ・カーリーの伝説紹介映像

YouTube 動画URL:https://youtu.be/pdsgtJoXdhY

◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆


◆総評


ハマる超シンプルアクションでコスパ良し!
パロディは見た目だけ!中身は繰り返しハマる系!



「ステージの草を全部刈る」「体力が無くなるまでにできるだけ多く草を刈る」ただそれだけのゲームなのですが、そのシンプルさゆえになかなかハマります。特にスライドパッドによる微細な移動操作に慣れたり、「回転刈り」の使い所などがわかってきたりすると、それに伴って爽快感も抜群にアップ。この指先の微細なキャラ移動の操作や、刈るタイミングの操作は、物理ボタンじゃないと面白さがなかなか出せないと思うので、一見“スマホアプリっぽい”印象の軽めのゲームですが、あえてコンシューマ機で出した意味をしっかりと感じることができました。微妙な操作とその手応えが気持ち良い「遊び心地」が、ボタンによってしっかり生み出されています。

ただ、シンプルなゲーム性の上、展開に緩急がほとんどないため、流れが単調になり過ぎることも多々ありました。そのあたりに、どことなく1980年前半から中頃にかけた時期のレトロゲーム(数ステージを繰り返してハイスコアだけを競うような)っぽさを感じさせますが、あえて狙ってレトロゲームテイストな仕様にしているのか、ただ単純にそういう仕様なのか、ビジュアルなどからはコンセプトが伝わりづらく判断できませんでした。そのあたりに若干モヤつきがあったものの、総じて「誰でも楽しめるアクションゲーム」に仕上がっているので、ちょっとだけ、“最後の味付け”部分が勿体ないと思ってしまいました。

個人的には「エンドレス」モードの方がハマりました。シンプルに草が並んだ広めのフィールドで、これまたシンプルに配置されたモンスターをかわしながら、ひたすら草を刈りまくれます。この爽快感ですよ!(笑)しかも、草を刈った数はオンラインランキングにも対応しているので、全国の職人たちと草刈り対決。次はもうちょっとイケるんじゃないかという手応えが毎回残る感覚。バランス、さじ加減が素晴らしいです。

【こんな人にオススメ】
・シンプルなゲームが好きな人
・タイムアタック的なことにハマりがちな人
・3DSでコストパフォーマンスの良いゲームを探している人

“某Zルダの伝説”が好きな人は、たぶん期待するほどそれっぽくないので注意です(笑)。もちろん楽しめる人もいると思いますが、そのパロディ要素に期待しすぎると拍子抜けすると思います。あくまでこれは、ちょっとだけパロディ要素が入った「シンプル芝刈りアクションゲーム」です。ただ、これで「完成形」という感じではなく、荒削りな面も多々あったので、よりゲーム性を高めた続編の登場に個人的には期待したいと思います。


【そそれぽ】第115回、いかがでしたでしょうか?腰椎椎間板ヘルニア持ちなので、草刈りがゲーム内で本当に良かったです!(笑)次回もどうぞお楽しみに!


『シバ・カーリーの伝説』は、好評配信中で価格は300円(税込)です。

(C)LIBRAGE


■筆者プロフィール
津久井箇人 (つくいかずひと) a.k.a. そそそ

作・編曲家・ライター。物心がつく頃にはMSXで『グラディウス』をプレイしていた無類のゲーム好き。ゲームを紹介するブログ記事が評価され、2011年からINSIDEでニュース原稿執筆・ライター活動を開始。レトロゲームから最新ゲーム、戦略シミュレーションゲームから格闘ゲームまで、幅広いジャンルのゲームをプレイ。

Twitter:@sososo291
ブログ:sososo activity

トップページ/アイコンイラスト:ウミネコ
《津久井箇人 a.k.a. そそそ》

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