人生にゲームをプラスするメディア

海外レビューひとまとめ『The Order:1886』

Ready at Dawn開発のPS4専用アクションアドベンチャー『The Order: 1886』の海外レビューまとめをお届けします。数多のメデイアに史上最高と言わしめる映像美が高く評価される一方で、平凡すぎるゲーム性がレビュースコアを赤や黄色で染めています。

ソニー PS4
GamingTrend: 95/100

これほど美しいゲームがこれまであっただろうか。あえて書くのもアレだが、『The Order:1886』は同時代のスタンダードを引き上げ過ぎてブッチギリに抜きん出ている。ムードを補完する音源が加わった本作は映画のようなマスターピース。友達にPS4の自慢をしたいのなら、この作品を見せてやれ。

良い点
  • 間違いなくぶったまげるグラフィックの忠実性
  • 信頼できるフレームレート
  • 甘美なサウンドと声の演出
  • 堅実なカバーベースコンバット
  • テスラのおもちゃが実に面白い

  • 悪い点
  • レターボックスにイライラするかも
  • たまにNPCの経路探索がおかしい


  • Canadian Online Gamers: 86/100
    Game Over Online: 85/100
    GameTrailers: 82/100
    Merlin'in Kazan? (Turkey): 81/100
    Play UK: 81/100
    Gamer.nl: 80/100
    Shacknews: 80/100
    PlayStation LifeStyle: 80/100
    GamesVillage.it: 80/100
    Level7.nu: 80/100
    Eurogamer Italy: 80/100
    Everyeye.it: 80/100
    IGN Italia: 79/100
    Multiplayer.it: 78/100
    Hobby Consolas: 78/100
    Game Informer: 78/100

  • コンセプト:円卓の騎士とゴシックホラーを織り交ぜた”もう一つの”ビクトリア朝ロンドン
  • グラフィック:史上最も仔細かつ映画的なゲーム表現の一つ
  • サウンド:ムーディーなオーケストラ楽曲と感情こもった声の演出は、悠久の時を生きる男女の物語に特別な陰影を加えている
  • 操作性:撃ち合いは少しゴワゴワするにしても堅実、移動の操作はスムーズ、そしてカバーの仕組みはめったに問題にならない
  • 娯楽性:見事なまでに具現化された世界は映画的演出の名のもとに、打ち込めるようなゲームプレイを犠牲にしている
  • リプレイ性:まあまあ低め


  • Post Arcade (National Post): 75/100
    God is a Geek: 75/100
    Playstation Universe: 75/100
    SpazioGames: 70/100
    Meristation: 70/100
    Gameblog.fr: 70/100
    Atomix: 70/100
    Vandal Online: 70/100
    GamesBeat: 70/100
    TheSixthAxis: 70/100
    XGN: 70/100
    LevelUp: 69/100
    The Jimquisition: 65/100



    IGN: 65/100

    スタイリッシュなアドベンチャーではあるものの、『The Order:1886』は洗練された映像表現への注力と引き換えにゲームプレイの自由度を犠牲にしている。

    良い点
  • とにかくゴージャス
  • ファンタスティックな雰囲気
  • 魅力的な世界観

  • 悪い点
  • 瞬間過負荷
  • チンタラした進行ペース


  • Toronto Sun: 60/100
    The Escapist: 60/100
    Destructoid: 60/100
    We Got This Covered: 60/100
    3DJuegos: 60/100
    VideoGamer: 60/100
    USgamer: 60/100
    Push Square: 60/100
    Digital Spy: 60/100
    Gameplanet: 55/100
    Polygon: 55/100
    Gamer.no: 50/100
    GamesRadar+: 50/100
    Hardcore Gamer: 50/100



    GameSpot: 50/100

    せいぜいちゃんとプレイできて、観ても聴いても素敵って感じ。月並みな作品でチャンスが生かされなかったという意味でもある。出来の悪いゲームだったらまだ取り繕うことはできるが、退屈なゲームはさらに度し難い。

    良い点
  • ファンタスティックな声の演出
  • 一貫してスタイリッシュなビジュアル
  • 超イケてる武器がいくつかある

  • 悪い点
  • つまらないストーリーを優先したせいで基板となる最も大事な側面を見落としている
  • ゲームプレイは単調で丸暗記の要素ばっかり
  • 銃とかウェアウルフといったクールなものが少なすぎるあまり、物を見るだのゆっくり歩くだのどうでもいいことが多く感じる


  • EGM: 45/100
    Game Revolution: 40/100
    Giant Bomb: 40/100
    Metro GameCentral: 40/100
    Digital Trends: 20/100

    酷いゲームだ。崩壊しているからとか能なしが作ったからとかじゃない。もちろん、何度もプレイする価値のない平均的な長さのストーリー重視シューターだからってわけでもない。ただ単に考えられるあらゆる点において忘れられがちで、熱心にトロフィーを集める人以外からはあっさり無視されるような出来の悪いゲームだからだ。


    ◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆

    2月20日に全世界同時リリースされたReady at Dawn開発のPS4専用アクションアドベンチャーゲーム、『The Order: 1886』の海外レビューまとめをお届けします。記事執筆時点のレビュー数は51件で、平均スコアは65点。95点を付けたGamingTrendをはじめ、20のメディアが75点以上のハイスコアを付ける一方で、全体的には黄色と赤の低評価が目立ちます。



    特筆すべき評価点は、数多のメデイアにゲーム史上最高と言わしめる映像美。アーサー王伝説やゴシックホラーを織り交ぜたフィクションのビクトリア朝ロンドンを、仔細にいたるまでスタイリッシュに描いた映像表現はまるで映画そのものです。また、オーケストラで奏でられる壮大な楽曲と感情あふれる声の演出も、悠久の時を生きる騎士の物語に一層の花を咲かせています。

    一方で、集中砲火を浴びたのは映像表現の代償に失われたゲームプレイの自由度。可もなく不可もなく特徴がないのが特徴のオーソドックスTPSに、GameSpotは「単調で丸暗記の要素ばっかり」とバッサリです。作品としての完成度が高いだけに、退屈な分出来の悪いゲームより度し難いとして、レビュースコアを赤や黄色で染めています。



    しかし、全体を通して目立った欠陥があるわけでもなく、平凡であるがゆえに辛口の評価を受けている印象です。映画的演出が高く評価された本作は、Game Informerが「プレイヤーにステアを握らせる代わりに助手席へ座らせる作品」と表現しているように、パッシブな体験を求めるユーザーにおすすめのゲームといえるのかもしれません。

    記事提供元: Game*Spark
    《》
    【注目の記事】[PR]

    編集部おすすめの記事

    ソニー アクセスランキング

    1. 『モンハンワールド:アイスボーン』ミラボレアスを倒すために考えた7つのこと

      『モンハンワールド:アイスボーン』ミラボレアスを倒すために考えた7つのこと

    2. 『モンハン:ワールド』俺たちの相棒「受付嬢」のかわいい姿を見よう! “全DLC衣装”でじっくり楽しむ受付嬢フォトコレクション【ワールド編】

      『モンハン:ワールド』俺たちの相棒「受付嬢」のかわいい姿を見よう! “全DLC衣装”でじっくり楽しむ受付嬢フォトコレクション【ワールド編】

    3. 『モンハンワールド:アイスボーン』下手くそでも「ソロ用ムフェト・ジーヴァ」に勝てるのか? 新規救済に見えた“(ある意味)辛い狩猟”をレポート

      『モンハンワールド:アイスボーン』下手くそでも「ソロ用ムフェト・ジーヴァ」に勝てるのか? 新規救済に見えた“(ある意味)辛い狩猟”をレポート

    4. 『原神』稲妻の各探索ギミックを解説!雷の種から結界まで、新天地の冒険を“13項目”でサポート

    5. 「『モンハンワールド:アイスボーン』で1番好きになった武器種はどれ?」結果発表―ハンターたちが命を預けた“相棒”はこいつだ!【アンケート】

    6. テトリスがちょっぴり苦手な『ぷよテト2』プレイヤー向け、テトリス基礎知識!覚えるだけで序盤の動きがグッとレベルアップするぞ

    7. 『原神』稲妻には“自力で”行けるのか?ガイアやボートを駆使し、大海原を進んでみた

    8. PS5までの歴代PlayStation据え置きハードを振り返る!これまでの進歩とこれからの進歩を見比べよう

    9. 『原神』Ver.2.8で「ウィークリー任務(紀行)」に嬉しい調整!アプデ前の“クリア状況”が引継ぎに

    10. 『かまいたちの夜』の舞台となったペンションに宿泊…!あの名シーンを妻と再現してきた【ネタバレ注意】

    アクセスランキングをもっと見る