人生にゲームをプラスするメディア

世界最大のゲーム会社は中国・テンセント 今年上半期のトップ25はアジア勢が存在感

ゲーム専門の調査会社であるNewZooは最新の調査レポートで、世界最大のゲーム会社(上場企業)は中国のテンセントであることを報告しました。2位以下は米国のエレクトロニック・アーツ、アクティビジョン・ブリザード、日本のソニーと続きます。

ゲームビジネス 市場
NewZooの発表資料
  • NewZooの発表資料
  • 中国ゲームショウでのテンセントブース
ゲーム専門の調査会社であるNewZooは最新の調査レポートで、世界最大のゲーム会社(上場企業)は中国のテンセントであることを報告しました。2位以下は米国のエレクトロニック・アーツ、アクティビジョン・ブリザード、日本のソニーと続きます。

この調査は上場企業を対象に、世界のトップ25のゲーム会社を2014年上半期で集計したもの。上位25社の売上高の合計は250億ドル、前年度から比べて17%の伸びとなりました。

トップのテンセントは中国のオンラインサービス最大手。近年はゲーム事業にも力を入れ、オンラインゲームやスマホゲームを中心に多数のゲームをサービスしています。さらに、世界的に人気の高い『League of Legends』のRiot Gamesを傘下に置くほか、Unreal EngineのEpic Gamesへの出資でも注目されました。

アジア企業の躍進が続いて、トップ25に占めるアジア企業の割合は49%。ソフトバンクによるスーパーセルの買収やアリババによるKabamへの出資など、M&Aの場面でもアジア企業の存在感が高まっているとNewZooは述べています。

上半期は次世代ゲーム機の貢献も減り、ここ数年急速な成長を遂げた企業も多いため、成長率という意味では落ち着いていくのではないかとNewZooは予測しています。トップ25は以下の通り。

1. テンセント (中国) +40%
2. エレクトロニック・アーツ (米国) +8%
3. アクティビジョン・ブリザード (米国) -12%
4. ソニー (日本) +20%
5. マイクロソフト (米国) -1%
6. アップル (米国) +64%
7. グーグル (米国) +111%
8. King.com (英国) +87%
9. ガンホー・オンライン・エンターテイメント (日本) +29
10. ネクソン (韓国) +6%
11. 任天堂 (日本) -2%
12. ユービーアイソフト (フランス) +114%
13. NetEase (韓国) +9%
14. ディー・エヌ・エー (日本) -31%
15. スクウェア・エニックス (日本) +45%
16. グリー (日本) -19%
17. ディズニー (米国) +42%
18. コナミ (日本) -3%
19. フェイスブック (米国) +10%
20. バンダイナムコゲームス (日本) +15%
21. NCソフト (韓国) +6%
22. セガ (日本) +10%
23. Changyou (中国) 0%
24. ジンガ (米国) -35%
25. テイク・ツー・インタラクティブ (米国) -27%

※最後の%は前年同期と比較した成長率
《土本学》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

特集

ゲームビジネス アクセスランキング

  1. 任天堂ミュージアムに行ってきました!

    任天堂ミュージアムに行ってきました!

  2. 『コロリンパ』が携帯でも遊べるように

    『コロリンパ』が携帯でも遊べるように

  3. バンダイナムコゲームス、欧米向けブランド「SURGE」を設立−第一作は『アフロサムライ』

    バンダイナムコゲームス、欧米向けブランド「SURGE」を設立−第一作は『アフロサムライ』

  4. AOU2009、カプコン出展タイトル公開『マリオパーティ ふしぎのコロコロキャッチャー』など

  5. 【CEDEC 2011】ゲームクリエイターのキャリアを考える/セガ石倉氏と専修大・藤原氏

  6. ケン・レヴィンの生涯と最新作『BIOSHOCK INFINITE』への道のり

  7. グラビアアイドル×VR=けしからん!パノラマ動画「VRガール」公開

  8. 東映アニメ×DMMが贈る「ONE PIECE VR THEATER」製作決定! バトルシアターのアンコール上映も実施

  9. 一般版『VRカノジョ』、教育機関向け「VR Kanojo for Academic use」プログラム発表―VRの研究・勉強目的の無料配布

  10. 【GTMF 2014】国内でも元気、タップジョイの広告ソリューションは「リジェクトされません」

アクセスランキングをもっと見る