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【E3 2014】「Counter-Strike」の息吹を感じさせる特殊部隊vsテロFPS『Rainbow Six: Siege』プレビュー

家屋に立て篭もるテロリストとその制圧を狙う特殊部隊を描くマルチプレイヤー主体のFPSとして蘇った同作。今回E3 2014の会場では開発者に加えプレイヤー同士でのプレイ映像を確認することができたので、その模様をお伝えします。

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【E3 2014】「Counter-Strike」の息吹を感じさせる特殊部隊vsテロFPS『Rainbow Six: Siege』プレビュー
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長らく続報が途絶えていた中、E3 2014のUbisoftメディアカンファレンスにて電撃的な再起を果たした『Rainbow Six: Siege』。家屋に立て篭もるテロリストとその制圧を狙う特殊部隊を描くマルチプレイヤー主体のFPSとして蘇った同作。今回E3 2014の会場では開発者に加えプレイヤー同士でのプレイ映像を確認することができたので、その模様をお伝えします。

今回公開された『Rainbow Six: Siege』のデモでは、人質の救出をテーマとしたHostage Rescueルールでのプレイが披露。プレイヤーたちは5人の特殊部隊チームと5人のテロリストチームに振り分けれられます。各チーム毎には3種類のクラスが存在しており、それぞれ特有のガジェットや装備を所持。特殊部隊チーム側は敵の殲滅か人質の救出、またテロリストチームは敵の殲滅か所定時間のあいだ人質を奪われずに生き延びることが目標です。


まずゲームは60秒間の準備フェイズからスタート。特殊部隊チームは偵察用のカメラを備えた自走マシンを用いて屋内の様子を確認し、突入のプラン立案とポジショニングを済ませる。一方でテロリストチーム側は窓や扉をバリケードし、有刺鉄線などのトラップや防弾シールドなどを展開してテロリストチームの侵入に備えなければなりません。自走マシンはテロリストに見つかり破壊されなければ準備フェイズを終えても屋内に居座らせることが可能で、突入後も再度カメラから敵の位置を確認することができます。

プレイを実際に見て目を引くのが『Assassin's Creed III』にも採用されていたAnvil-NextエンジンとRealblast Destructionテクノロジーによる破壊表現です。破壊要素のあるFPSと言えばここ最近の『Battlefield』シリーズが有名ですが、同シリーズのダイナミックなそれと違い『Rainbow Six: Siege』はよりきめ細やかな描写。例えば銃撃1発1発の判定につき壁やバリケードに穴が空く。壁越しに敵を撃ちぬくのはもちろん、テロリストが内側からバリケードを少しだけ撃ち抜き、出来た穴から外を偵察するといったアクションも可能となっています。


銃撃だけでなく爆破物を用いて壁や床すらも一挙に破壊することが可能。従来のシリーズ通りゲーム内容はリアル寄りながらも、その破壊表現でダイナミックな演出が楽しめる『Rainbow Six: Siege』

蘇生アクションはあるものの、従来の『Rainbow Six』シリーズと同様に一度キルされればリスポーンはできず、また屋内という狭い空間であるにもかかわらず壁越しにすらも弾丸が飛んでくる360度危険地帯の『Rainbow Six: Siege』。筆者が見た計4回のデモプレイはいずれも片方のチームの全滅で終了し、1マッチはおよそ2分ほどで終了しました。1マッチが終了すればテロリスト側と特殊部隊側が攻守を交代して再戦。この1マッチがスピーディーに決し攻守が目まぐるしく交代していく感覚は、マッチ間の装備購入シーンこそないもののマルチプレイヤーFPS『Counter-Strike』を強く想起させます。筆者は率直に、『CS』のスピーディーかつ戦略的なFPSをより狭い空間に押し込みクラス制や破壊要素を導入した、非常に馴染み深くもありつつ新鮮なFPSだと感じました。

なお今年発売された『Titanfall』でも見てとれたように、1チームが5人でありさらにリスポーンがないことを考慮すると、少なくとも今回のHostage Rescueルールではメンバー1人1人にかかる責任がかなり重いものとなるのは間違いないでしょう。今回見たデモプレイでは開発者が常にボイスチャットで連携を取っている様子も確認できたため、敷居が高くなる可能性は高そうです。

『Rainbow Six: Siege』はPC/PS4/Xbox Oneを対象プラットフォームに2015年リリース予定です。
《ishigenn》
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