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【女子もゲーム三昧】 65回 ねんがんの「ロマンシング佐賀」がじつげん!25周年イベントで話題沸騰中のWii U VC『ロマンシング サ・ガ』をプレイ

任天堂 Wii U

レッツロマンシング!
  • レッツロマンシング!
  • 好きなところへ行こう
  • パーティーは最大6人まで
  • 陣形は前列・中列・後列になっています
  • ロマサガといえば足あげポーズ
  • な なにをする きさまらー!
「女子もゲーム三昧」担当のみかめです。今年はサガシリーズ25周年だそうですね。おめでたい!筆者はSFC『ロマンシング サ・ガ』からサガシリーズに入った新参者(?)でありますが、世間が「ドラクエ派」や「FF派」で騒いでいる中、「ロマサガ派」を堂々と公言して憚らず、クラスメイトからドン引きされたことをついこの間の事のように思い出します。あの頃の自分に教えてあげたい。「公式が“ロマンシング 佐賀”」やっちゃったよ!!って。

というわけで、サガ25周年×佐賀県のコラボイベント「ロマンシング 佐賀」の衝撃が冷めやらぬ中、にわかに疼いた「サガマニア」の血を鎮めるべく、Wii U VC『ロマンシング サ・ガ』をプレイしました。

■ロマサガ脳になるべし!!
「ロマンシング 佐賀」を楽しむため、今からサガシリーズをプレイされる方にオススメするのは、プレイする前、もしくはしながら「ロマサガ脳」を作り上げることです。王道RPGとは一線を画す独特のシステムを頭に叩き込まないと、わりと早い段階で挫けます(笑)

<フリーシナリオの洗礼>
まずRPGといえばシナリオ。一般的なRPGはシナリオに沿って進行していきますが、本作は強制イベントがほぼゼロに近く、好きなとき好きなイベントを進行さる「フリーシナリオ」を採用しています。イベントのフラグを立てたとしても、それを進行させるか否かはあなた次第。ゲーム内の時間は戦闘回数で調整されているので、イベントを放置しすぎると勝手に解決している、なんてこともあるわけです。よく訓練されたサガファンは手元にカウンターを置いて戦闘回数をカウントしているとか。

この独特のシステムを理解せずにプレイ開始してしまうと、「で、次は何をすればいいの?」という状態になってしまいます。現実世界で例えるなら、突然外国に放り出され好きに旅してきてね~と言われる感じですね。人生にも言えますが自由すぎるって逆に怖い! 筆者も初めてプレイしたときは「受動的な新入社員」のように棒立ち状態になっていました(笑) とにかくいろんな人に話しかけてイベントフラグを立て、新しい街への航路を開拓していくのがポイントです。

ちなみに進行中のイベント一覧などという親切なシステムはまだ確立されていないので、メモ帳片手に発生したイベントや進行度を書き残しておくことをオススメします。なにせフリーシナリオですから、ちょっと時間があいてしまうと何をやっていたのか忘れてしまうのですよね(苦笑) 

そんなわけでポイントは(1)フリーシナリオを理解し、(2)能動的にシナリオをこなしていく。これに尽きます。

<戦闘回数で強くなるザコ>
通常のRPGではシナリオの進行度に沿ってザコ敵も強くなっていきますが、本作の場合好きなときに好きな場所に行けるため敵の強さは戦闘回数によって調節されています。敵はシンボルエンカウント。避ければ戦闘せずにすみそうな感じですがそうは問屋が卸さない! 久々にプレイして改めてその敵の数に唖然としてしまいました。避けるのはほぼ無理と心得よ(泣)

もちろん戦闘は逃げることも可能。ただこれがかなりクセモノ。逃げた分もしっかり戦闘1回分にカウントされてしまうので、逃げまくっていると敵がどんどん強化されていってしまうのです。避けられない、逃げられない、そしてどこに行っても楽勝できるザコ敵がいない! 戦闘は常に命がけであります。

というわけでストーリーの進行度によってはボスよりも強いザコ敵が出てくるという逆転現象が起こってしまいますが、サガシリーズならよくあることです(笑)

<パラメーター個別にアップ>
そして最後にキャラクターの成長について。ロマサガシリーズにはレベルはなく、戦闘後に各パラメーターがアップします。「○○がアップ!」と言いながらキャラクターがくるっとまわって足をあげてるおなじみのアニメーションはシリーズの定番ですね。初見プレイでは「愛がアップ!」に面食らいました(笑) パラメーターの成長率はキャラクターによって異なります。3×3のマスにメンバーを配置する陣形システムになっているので、近距離、中距離、遠距離系キャラクターをうまく配置して戦闘をこなすのがポイントです。

他にもいろいろありますが、ここを押さえておけばおおよそロマサガを理解したと言えるでしょう。ロマサガ脳をこじらせるとエンカウント数を調整してシナリオ進行を組み立てるマニアックプレイに繋がっていきますが、基本的には好きなようにプレイしていけばOKです。

■ままならぬからこそ面白い
ロマサガと言えば頭の上に電球がピコーンと表示される「閃き」システムですが、残念ながら『ロマンシング サ・ガ』にはまだ「閃き」システムはありません。改めてプレイするとシステムが確立されたのは2以降だという印象を受けます。敵の攻撃をかわす「見切り」もそう。キャラクターがダッシュ中に敵のシンボルが見えなくなる、戦闘が終わると全HPが回復する、生命力(LP)がなくなるとキャラクターが死亡する、さまざまな陣形パターンが登場する、これらすべて2からです。そのため本作の難易度は2以降に比べ格段に高く、敵に囲まれると心が折れてしまうかもしれません。

とはいえ、このままならぬ感じが昨今のRPGにはない歯ごたえであったりします。シナリオをまっすぐ進行させレベルを上げて装備を整えれば誰でも勝てる、そんなRPGに飽きてしまった人にオススメの難易度です。

■M心をくすぐられつつ再プレイ!
さて、ン年ぶりにマルディアスの大地に降り立ちプレイ開始です。まず主人公を8人の中から任意に選び、好きなタイミングで他のパーティーメンバーを入れ替えていきます。若かりし頃の筆者なら「アルベルトかっこいい!いやジャミルかな!?」なんてミーハー心丸出しで主人公を選びましたが…今回は蛮族シフ様一択で。なにせ腕力がべらぼうに高い! ロマサガがやたら難易度高いゲームだと思っていた理由の一つが主人公の選択ミスだったのではないかと最近になって疑い始めました(笑)

シナリオは好きな順番でプレイすることが可能ですが、まずは主人公の出身地に近い場所から順に攻略していきました。あえて「…」で無言を表現するキャラクターは何かしらのフラグである! という鉄則を駆使しながら、次々にシナリオを立てて攻略していきます。

武器は熟練度システムになっており、熟練度があがると初期装備でも強い攻撃が出せるようになります。自キャラが強くなったのが実感できるのが嬉しいところ。そうやって得意になっているタイミングで1ランク上のザコに切り替わるという鬼畜っぷり。一撃で即死なんてサガではよくあること。M心をくすぐられます。

ドット絵は初期SFCっぽい雰囲気ですが、戦闘時のキャラクターの華やかな配色には目を見張るものがあります。派手にみえますが6人並んでも調和がとれていて、センスがいいなぁと感じずにはいれません。センスといえばセリフ回しも独特のセンスで、かの有名な「ねんがんの アイスソードをてにいれたぞ!」からの「殺してでも うばいとる」の流れなど、一度読んだら忘れられない選択肢の数々にもはや脱帽。ロマサガシリーズに必要不可欠なコブシの効いたBGMも健在。「世界一カッコイイ下水道」と賞賛されているBGMを聴くためにわざわざ下水道を通っていくこともしばしば。

フリーシナリオといいながらも、それぞれのシナリオは一つの最終目標へと繋がっています。次第に近づくラスボスの存在。基本的にロマサガシリーズのボスは非常に手ごわいので、いかに自キャラを強化していくかが鍵となります。自ら選択した方法で攻略する達成感。プレイした人の分だけ物語が生まれるのも本作の醍醐味であります。

<総評>
・ロマサガ脳を鍛えるべし! フリーシナリオ制は慣れないと次に何をすればいいのかわからず棒立ちになるかも。イベントを発生させ、能動的にシナリオをこなしていくことがポイント。
・ザコ敵の強さは戦闘回数によって調節されており、逃げると敵ばかりが強くなってしまう鬼畜仕様。
・レベル制ではなくパラメーターが個別にアップ。成長率はキャラクターによって異なるのでバランスよいパーティーを組むのがポイント。
・難易度は2以降に比べべらぼうに高い! でもこのままならぬ感じがクセになる!
・ドット絵、セリフ回し、BGMなど独特のセンスがキラリ。
・プレイした人の分だけ物語が生まれる!

同作品はリメイクされ、『ロマンシング サガ -ミンストレルソング-』として2005年にPlayStation 2にて発売されました。こちらは基本は崩さず、2以降のシステムも入れつつ、当時容量の関係で出来なかったシステムを取り入れてます。でも難易度はしっかりロマサガ仕様。初代にハマッたなら、こちらもオススメです。

Wii U バーチャルコンソール『ロマンシング サ・ガ』はニンテンドーeショップにて800円(税込)で配信中です。


■著者紹介
みかめゆきよみ
ゲーム好き、日本史好きの漫画家兼フリーライター。
ゲームはジャンル問わずなんでもござれ。難しければ難しいほど燃えるドMゲーマーです。
歴史・ホラー漫画、歴史コラム、イラストなど雑多に活動しています。
サイト「車輪の真上」
http://zwei.lomo.jp/syarin/

(C)1991 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
《みかめ》

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