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スクウェア・エニックスによる『コール オブ デューティ ゴースト』発売記念イベントレポート、吹き替え版の映像公開や声優陣の発表も

11月8日、『コール オブ デューティ ゴースト』発売記念イベントが開催されました。都内で開催された本イベントには、抽選にて集められた多くの『CoD』ファンに埋め尽くされていました。

ソニー PS3
11月8日、『コール オブ デューティ ゴースト』発売記念イベントが開催されました。都内で開催された本イベントには、抽選にて集められた多くの『CoD』ファンに埋め尽くされていました。


イベントでは司会に、DJの森一丁さんとゲーム関連のイベントではおなじみのタレントの松嶋初音さんが登場。松嶋初音さんは前作『コール オブ デューティ ブラックオプスII』の大学対抗戦でもMCを務めており、馴染みのあるシリーズの最新作に高い期待を寄せていました。


次いで、本作の日本版のパブリッシャーでもあり2009年から同シリーズを6タイトル担当してきたスクウェア・エニックスの代表取締役、松田洋祐氏が登壇。欧米では既に11月5日に発売された本作。海外での売上が大変好調であることを触れ、日本でも「世界で最も人気の高いFPSタイトルを、国内発売に先駆けて魅力を感じてほしい」と説明。また今回のイベント来場者全員と、本イベントを中継していたニコニコ生放送の視聴者の中から抽選で5名に、本作の字幕版を発売日にプレゼントするというサプライズも発表。松嶋初音さんも思わず「社長スゲー」と漏らしていました。


松田社長の登壇の後に登場したのは、本作の開発会社Infinity Wardのシニア環境アーティストのジョン・ドビー氏と、スクエア・エニックスの『CoD Ghosts』ローカライズプロデューサー、塩見卓也氏。キャンペーンモードとマルチプレイモードについての解説を行っていました。

キャンペーンモードはアカデミー脚色賞を受賞した脚本家スティーヴン・ギャガン氏と共に練られたストーリーを軸に展開されてゆく旨を語っていました。また仕様についても、新たなエンジンや次世代機向けに「テセレーション」と呼ばれるゲーム中の動作をスムーズに描写させる技術を導入し、満足のゆくゲーム体験ができる旨もプレゼンしていました。マルチプレイモードでは20,000通りに及ぶキャラクターカスタマイズが可能。新たな武器などを用いて、新たな戦場を、新たな動作を交えて駆け巡ることになります。他にもAIチームと共闘、対戦ができるSQUADモードやエイリアンと対峙するEXTINCTIONモードのトレイラーも紹介され、過去作からの進化が伺える様々な新要素が紹介されていました。


12月12日には日本語吹き替え版も発売されますが、今回のイベントでは本邦初公開となる吹き替え版の映像も公開。またトレイラーの後には声優陣も発表されていました。キャンペーンモードの主人公は杉田友和さんが担当。他にも菅生隆之さんや山路和弘さんなどといった多くの錚々たるメンバーも吹き替えを担当することになります。


日本語吹き替え版の紹介の後には、実際に本編のプレイを実演。司会の森さんと塩見氏が実況に回り、同じくローカライズ担当のスクエア・エニックス二木氏、松嶋さん、ドビー氏に加え、松田社長も協力プレイに参戦。本シリーズ経験者の松嶋さん、開発者のドビー氏、ローカライズ担当二木氏が新動作を交えて安定したプレイを展開する中、やはり目を惹いたのは社長のプレイ。ニコニコ生放送でも視聴者から大人気だった社長の、無茶とも言えるハンドガンのみを使った戦い方は意外?にも好プレイ。AI相手にマシンガンやライフルを使わずに戦場を駆け巡る社長は、この時ばかりは会社の代表ではなく一ゲーマーの面を感じられました。

イベント折り返し地点では、登場したのはニコニコゲームマスター選抜チームの6名。今年2月に行われた大会にて260人の中から勝ち上がった勇士ですが、先日行われた大学対抗の大会ではまさかの一回戦負けに終わっており、MCの2人からその実力を疑われる場面も。リベンジといった形で、このイベントの対戦プレイに挑む形になりました。

対するは来場者の中から選抜されたメンバー。ターバンに包まれたプレイヤーや自信満々のプレイヤーなど計5名に、改めてジョン・ドビー氏が加勢。敵の目標地点に侵入しスコアを稼ぐ、新マルチモード「BLITZ」にて戦闘が開始されました。実況解説でも言われていましたが、攻めと守りの役割分担が求められる本モードでは、即席メンバー&日本語の通じないプレイヤーも在籍する来場者&ジョン・ドビー氏チーム。ハードルが高いように思われましたが、本作のマップ作成に携わるドビー氏の尽力もあってか、1戦目の前半の結果はなんと来場者チームの勝利。ニコニコゲームマスターチームのお株を奪うことになりました。


1戦目後半でも注目を浴びていた来場者チームですが、キルを多く取り、一見優勢に見えていました。しかしながら前述の通り、本モードにおいてはキルの多さよりも相手陣地でのポイント取得が勝敗を左右するため、結果的には前後半合計するとニコニコゲームマスターチームの逆転勝利。なんとか面目を保つことができました。

2戦目は「CRANKED」モードでの対戦。敵を倒すと自身がスピードアップしスコアが2倍となるが、カウントダウンが始まり30秒以内に敵を倒さないと死亡する、といったルールが設けられている本モードを、今回狭いマップを敢えて選択し、混沌とした戦闘が繰り広げられていました。また2戦目ではニコニコ視聴者へも、勝者チームをコメントで予想し、当たると抽選で5名にゴーストTシャツが贈られるプレゼント企画も実施。前評判のゲームマスターチームでは「宇宙衛星オーディン」を使用できるサポートなどを活用し、最終的には来場者チームを撃破していました。最後に全登壇者から「楽しかった」「発売日まで待ちきれない」「みんなと出来て楽しかった」など満面の笑みでのコメントもあり、本作の楽しさが伝わる一幕となりました。


マルチプレイ対戦イベントの後には、今回登壇したゲームマスターチームの面子も垣間見えるトレイラーと共に、ニコニコ動画と本作によるニコニコゲームマスターの告知が行われました。2014年1月25日から予選が開始。誰でも自宅から参加できるWeb予選を経て、2014年2月15日に開催されるニコファーレ本戦に挑むことになります。また2013年12月からは次回開催される大学対抗戦もエントリー開始を予定。優勝賞金100万円を狙う、大学生による熱戦が繰り広げられることになります。


本イベントの終盤ではドビー氏によるTシャツやステーショナリーセット、そして海外版プレステージエディションの同梱品のプレゼント抽選会も開催。選ばれたシリーズファンが大満足な様子が印象的でした。そして最後にドビー氏より「皆さんがプレイしている姿を見られて楽しかった。発売後は皆さんと一緒にプレイしたい」との挨拶もあり、大団円でステージイベントが締めくくられました。


ステージイベント終了後は展示されているPS3/Xbox 360/Wii U版のプレイをできる試遊時間が設けられていました。10台以上並べられたPS3版、ステージ上でプレイが可能なXbox 360版、過去作とは異なるコントローラーでのプレイとなるWii U版はそれぞれ多くのプレイヤーが列を作り、本作を一早く楽しんでいました。



今回登壇したスタッフや豪華な声優陣を据えてプレイすることとなる本作。海外の発売日からは少し時間が開きますが、イベントでの国内ファン向けの熱いサポートを受けて、間もなく戦場に向かうことになります。
《栗本 浩大》
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