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【ロイドレポ】第16回 マリオ系2D横スクロールアクション『上原の冒険+』はマリオも逃げ出す死にゲーだった

マリオ系と言う言葉に誘われて、ワクワクしながらプレイしたら、鬼畜トラップにひっかかりまくることになったさかまきうさろーるです。マリオ系横スクロールアクションゲームに、推理力が必要だとは思いませんでした。

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原を取り戻すためにステージをクリアせよ!クリアすると、新しいステージが開放されます。
  • 原を取り戻すためにステージをクリアせよ!クリアすると、新しいステージが開放されます。
  • ステージ0からスタート
  • ステージ0は練習ステージ
  • 本番はステージ1から!のんびりしているように見える「U」型の敵登場。
  • どう見ても背景の「木」に攻撃されそうになる「上」。背景が倒れてくるのは予想外です。
  • 木を避けたら、木になっている「リンゴ」が落ちてくるトラップ。
  • 絶妙な位置に突然現れる上ブロック。知らずにジャンプすると、上ブロックにぶち当たって落下死します。
  • 「上」の下にはトンネルが……。この先にはどんなトラップが?
マリオ系と言う言葉に誘われて、ワクワクしながらプレイしたら、鬼畜トラップにひっかかりまくることになったさかまきうさろーるです。マリオ系横スクロールアクションゲームに、推理力が必要だとは思いませんでした。

マリオがさらわれたピーチ姫を助け出しに行くように、「上」だって奪われた「原」を取り戻しに行くんです。と言うわけで、『上原の冒険+』は、奪われた「原」を取り戻すために、「上」がトラップを乗り越えながら冒険する2D横スクロールアクションゲームです。なんて言うと、敵を避けたり、倒したりしながら、ゴールを目指すゲームだと思うハズ。ところがどっこい!『上原の冒険+』は、敵を避けたり、倒したりしながらゴールを目指すゲームなんですよ!……って、違いがないですね。

ええと、ですね。基本は、違いがないんです。しかし、しかーしです。道中に問題があります。敵を避けたり、倒したりしながらゴールを目指している最中に、鬼畜トラップが待ち受けているんです。理不尽きわまりないトラップが待ち受けているんです。「おいおい、こんなトラップ、わかるわけないでしょーが!」と、スマホを床に叩きつけたくなるようなトラップがてんこ盛りです。

■操作は簡単!ボタンは3つ
移動ボタンの「←」と「→」。そして、ジャンプボタンの「○」。操作に使うボタンは、たったのこれだけ。単純です。誰でも簡単に操作できます。でも、クリアはなかなかできません。どれくらいクリアできないかというと、「上」が99人いるほどクリアできないんです。ええ、このアプリ。自機である「上」が99人いるところからはじまります。1ステージ99人の「上」がいる状態。これでクリアできないなんて、ありえないって誰もが思うでしょう。しかし、クリアできないんですよ、これが。99人の「上」がいても、ダメなんです。もっとよこせ!という気分になります。

■ステージ0からスタート
「上が、上が足りないっ!」と叫びたくなる『上原の冒険+』ですが、ステージ0は良心的です。チュートリアル的なステージなので、難しいことはありません。普通に敵がでてきて、普通にブロックが出てくるだけのステージです。敵を踏んだり、ジャンプして避けたりしながら、ゴールを目指すだけ。難しい部分は、ジャンプ中に「○ボタン」を押して、「上」をスピンさせながら横移動することくらいです。はっきり言って、ありふれた横スクロールアクションゲームです。背景がないので、ありふれたどころか、寂しいと感じるかもしれません。しかし、言うなればステージ0は、練習ステージ。本番ではないのです。死にゲーがはじまるのは、ステージ1からです。

■ステージ1は地獄の1丁目
死んで、死んで、死にまくりながら、トラップを記憶して進む死にゲーがはじまってしまうステージ1。とにかく理不尽な理由で、「上」がどんどん死んでいきます。「上」をどうやって殺すか、念入りに考えられていると言って良いでしょう。アプリ制作者の「上」をトラップにハメようとする執念は、怖ろしいほどのものです。次から次へとやってくるトラップ。油断していると、気持ち良いほどにサックリぽっくり死ねます。

■背景も敵です
ステージ1がはじまって驚くのは、敵の「上」に対する憎しみです。のんびりしているように見える「U」型の敵は、「上」を見つけると猛スピードで近寄ってきます。のんびり向かってくるから、のんびり避けようなんて油断していると、激突死です。「U」型の敵を踏みつけても、安心はできません。次なる敵は、背景です。前進あるのみ!と突き進んでいると、どう見ても背景の「木」が倒れてきます。もちろん、倒れてきた「木」に当たると死亡扱い。さすがに、背景が襲ってくるなんて予想できません。そんな推理できません。無茶すぎます。

■そういうのもありですか
背景も敵なんだと認識して、進み始めても安心できません。「この木は、大丈夫なのか?」と、おそるおそる進んでいたら、木じゃなくて、木になっている「リンゴ」が落ちてくるなんていうトラップも。「ああ、そういうのもありなんですね。わかりました。気をつけます」という気分になれます。そして、ゴール目前というところまで来て、溝を跳び越えようとジャンプした「上」に襲いかかる鬼畜なトラップ。それは、ブロックです。ジャンプをしたら、いきなりブロックが出現して、そのブロックにぶち当たって死亡。「そんな推理できるかい!」というトラップが次から次へと登場してくれます。

■攻略のポイント
死んでください。はっきり言います。何度でも死んでください。死んで覚える以外ありません。トラップの場所を覚えて、先に進むのみ!死んでいった「上」の分だけ強くなれる!そんなアプリです。ちなみに、私は強くなれませんでした。誰か私のかわりに、奪われた「原」を取り戻してください。

■プレイした感想
はっきり言って、イライラします。イライラするようなポイントにトラップが配置されているので、「うがあああっ!」と叫びたい気分になります。でも、やめられないんです。死にながら、トラップの場所を覚えて、それをクリアしていく快感。ハマると抜け出せなくなります。99人の「上」が簡単に消え去る鬼畜ゲームなのに、やめられません。イライラするような鬼畜トラップに挑んでみたい方は、ぜひプレイしてみてください。

『上原の冒険+』は、好評配信中で価格は無料です。

(c) UeharaLabo

「ロイドレポ」 byさかまきうさろーる
ファミコンのA/Bボタンが四角だった頃からのゲーム好き。最近はAndroidにご執心。のんびりライターとして活動しながら、ゲームをプレイ中。ときどきすれ違いを求めて、3DS片手に福岡を徘徊しています。
Twitter:@sakaroll
《さかまきうさろーる》
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