人生にゲームをプラスするメディア

ヴァニラウェア完全監修による『ドラゴンズクラウン』ノベライズ決定 ─ 著者はグループSNEの加藤氏

アトラスは、7月25日に発売するPS3/PS Vitaソフト『ドラゴンズクラウン』の小説化を決定しました。

ソニー PS3
『ドラゴンズクラウン』タイトルロゴ
  • 『ドラゴンズクラウン』タイトルロゴ
  • 『ドラゴンズクラウン』公式ブログショット
アトラスは、7月25日に発売するPS3/PS Vitaソフト『ドラゴンズクラウン』の小説化を決定しました。

発売まであと一ヶ月ほどとなった『ドラゴンズクラウン』は、冒険者となりモンスターが徘徊する地下迷宮へと旅立つ2DアクションRPGで、マルチプレイ環境や独特で魅力的なビジュアル、世界観などから多くの注目を浴びている一作です。

寄せられる新情報などを見るだけでも期待が高まる理由は一目瞭然ですが、ヴァニラウェアが開発を担っているという点も、魅力的な要素としてあげられます。

ヴァニラウェアは神谷盛治氏が率いる開発会社で、同社が手がけるゲームは、オリジナリティの高いゲーム性や美麗ながらも個性的なビジュアルなど、中身も見た目も高いクオリティを維持しつつ特色として昇華させています。『オーディンスフィア』や『朧村正』といった2DアクションRPGのゲーム開発も得意としており、同ジャンルとなる本作にも必然的に募る期待が寄せられます。

そんな『ドラゴンズクラウン』の小説化が、このたび決定しました。著者は、日本で最も売れたテーブルトークRPGとも言われる「ソードワールドRPG」を生み出したグループSNEに所属する、加藤ヒロノリ氏。代表作は、トレーディングカードゲーム「モンスターコレクションTCG」のゲームデザインや同作の関連小説、および「ホーリィの手記」シリーズなどがあり、ファンタジー世界を描くことには定評があります。

また気になるイラストですが、表紙はヴァニラウェアの代表であり、前述した『オーディンスフィア』『朧村正』などのキャラクターデザインを手がけた神谷氏が描きます。また本文のイラストは、ヴァニラウェアに加え、末弥純氏、米田仁士氏という、日本のファンタジー好きには垂涎の的とも言える2名のイラストレーターがその腕を振るいます。

このノベライズでは、ウィザードのクロイツとアマゾンのサラが、旅路の中で様々な仲間と出会いながら、己の目的を果たすため冒険に身を投じていく話が記されます。「『ドラゴンズクラウン』の知られざる伝説を描く物語が、今始まる!」といった一文から察するに、本編では描かれないサイドストーリーが明かされるのかもしれません。

ファンタジーRPG界の老舗とも言えるグループSNEと、確かなゲーム作りと際立つオリジナリティで信頼を勝ち取ってきたヴァニラウェアの出会いは、どのような小説を生むのでしょうか。まだ発売日なども公表されていませんが、そちらの続報と共に、新たな物語の誕生を見守りましょう。


『ドラゴンズクラウン』は、2013年7月25日発売予定。価格はパッケージ版が8,190円(税込)、ダウンロード版は6,980円(税込)です。

(C)Index Corporation 2011 Produced by ATLUS
《臥待 弦》

楽する為に努力する雑食系ライター 臥待 弦

世間のブームとズレた時間差でファミコンにハマり、主だった家庭用ゲーム機を遊び続けてきたフリーライター。ゲームブックやTRPGなどの沼にもどっぷり浸かった。ゲームのシナリオや漫画原作などの文字書き仕事を経て、今はゲーム記事の執筆に邁進中。「隠れた名作を、隠れていない名作に」が、ゲームライターとしての目標。隙あらば、あまり知られていない作品にスポットを当てたがる。仕事は幅広く募集中。

+ 続きを読む
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

特集

ソニー アクセスランキング

  1. PS5までの歴代PlayStation据え置きハードを振り返る!これまでの進歩とこれからの進歩を見比べよう

    PS5までの歴代PlayStation据え置きハードを振り返る!これまでの進歩とこれからの進歩を見比べよう

  2. 『ELDEN RING』覗けるのは「フィアのパンツ」だけじゃない―さらに「下乳」と「お尻」も見てみた

    『ELDEN RING』覗けるのは「フィアのパンツ」だけじゃない―さらに「下乳」と「お尻」も見てみた

  3. 『ガンダムブレイカー3』登場キャラ一挙公開!キャストに杉田智和、石川界人、阿澄佳奈、鈴木達央など

    『ガンダムブレイカー3』登場キャラ一挙公開!キャストに杉田智和、石川界人、阿澄佳奈、鈴木達央など

  4. 葛葉曰く特級呪物…「ストリーマーRust」で最大級の爪痕を残した「おいすタクシー」

  5. 『モンハンワールド:アイスボーン』下手くそでも「ソロ用ムフェト・ジーヴァ」に勝てるのか? 新規救済に見えた“(ある意味)辛い狩猟”をレポート

  6. カプコン公式「ミス春麗決定戦」で「ザンギエフ」が優勝、その結果と再現度に会場困惑

  7. 『Ghost of Tsushima』腰を抜かして逃げ出すのも仕方ない? 蒙古兵目線で境井仁の恐ろしさを考えてみる【ネタバレあり】

  8. 『モンハンワールド:アイスボーン』新古龍「イヴェルカーナ」を追え! 新アクション「クラッチ」や「ナルガクルガ」参戦など【生放送まとめ】

  9. 『原神』オルタコスチュームは具体的にどこが違う?現在の衣装と見比べてみた

  10. 『モンハンワールド:アイスボーン』ミラボレアスを倒すために考えた7つのこと

アクセスランキングをもっと見る