ソニーのレースゲームと言えばジャンルを代表するような作品である『グランツーリスモ』という作品がありますが、『Drive Club』はストイックにレースに挑戦する『グランツーリスモ』とは対極にあるゲームです。ブース担当者曰く「仲間とレースを楽しみ合う」というのがコンセプトにあり、その為の要素が満載されています。
デモ用に用意されているコースに、マクラーレンで挑戦してみました。操作自体は『グランツーリスモ』などのレースゲームと同様ですが、不慣れなユーザーにとっても操作はし易い作りになっているように感じました(下手な筆者でも大丈夫でした)。最初にカメラで自分のアバターを撮影します。ソーシャル要素の強いゲームですから、これは大事です。
コースを走っていて気付くのは、しばしば表示されるクラブの仲間の情報。同じコースを友達が何秒で走ったか、より正確な走りをしたのはどちらか、上手くコーナーを付けたのは誰か。非同期的にではありますが、仲間の存在を感じることができます。見たことのあるアバターが表示されてスコアを自慢されたりすると競争意識も自ずと高まり、ついつい頑張ってしまいます。
クラブは自由に作成することかでき、既に作られたクラブに参加することもできます。クラブにはロビーのようなものが用意され、仲間同士で交流することができます。非同期的にレース中に友達と競うことができますが、同時に集まって通常のレースにチャレンジすることも可能です。クラブ単位でリレーレースに挑戦するといった競争要素もあるようです。
『Drive Club』はプレイステーション4がメインのプラットフォームになりますが、クラブの情報にアクセスしたり、友達の様子を知ることができるアプリケーションが、タブレット端末やPSVita用に発売と同時期にリリースされる計画だとのこと。閉じていないクラブの世界が広がっていきそうです。
また、本作はフルプライスのパッケージとして登場するだけでなく、プレイステーションプラスの会員には無料版も提供されます。こちらは収録されているマシンなどが限定されますが、追加購入で増やすことも可能です。無料版が用意されることで、ユーザー数の拡大が期待でき、簡単にクラブの仲間を増やしていけそうです。
次世代機のレースゲームということでビジュアルもハイレベルです。かつ、ソーシャル的な要素を取り込み、ビジネスでも基本無料のモデルにも挑戦した意欲作と言えます。日本国内での発売時期は不明ですが、期待が持てる作品です。
編集部おすすめの記事
特集
ソニー アクセスランキング
-
『P4D』先着購入特典「女子水着セット」PV、「Signs Of Love」MVが公開
-
『Ghost of Tsushima』冥人奇譚で“境井仁の凄さ”を痛感した話―最強の冥人は間違いなくこの男
-
『ザンキゼロ』「人類滅亡」は嘘なのか本当なのか─生死すら超えるサバイバルが待つ“希望の島”で、罪と向き合え!【若干ネタバレあり】
-
『ELDEN RING』「魔術師セレン」の素顔はホントに可憐だったのか?そのヒントが、学院の「討論室」にあった
-
『FF7 リメイク』体験版での不評をV字回復させたバレットは、なぜこうも格好良いのか─“不器用”と“正直”の境界線でもがく男35歳の生き様を振り返る
-
『マキオン』デフォルトと一味違う「1on1機能」って実際どうなの? 目前の相手だけに集中できる真剣勝負の特徴を紹介!
-
『モンハンワールド:アイスボーン』ミラボレアスを倒すために考えた7つのこと
-
『かまいたちの夜』の舞台となったペンションに宿泊…!あの名シーンを妻と再現してきた【ネタバレ注意】
-
『モンハンワールド:アイスボーン』下手くそでも「ソロ用ムフェト・ジーヴァ」に勝てるのか? 新規救済に見えた“(ある意味)辛い狩猟”をレポート
-
『バイオハザード ヴィレッジ』の隠し武器はトンデモだらけ!これらヤバい武器の魅力を語らせてくれ【ネタバレ注意】【UPDATE】






